カラーの仕事をはじめたきっかけ
今日はnoteの投稿コンテストのお題、#この仕事を選んだわけに合わせて書いた記事です。
(コンテスト締切に間に合わなかったのですが、せっかくなので書き留めておきます)
人生ではじめて会った人
私がカラーの仕事をしているのは、恩師の存在があったからです。
先生と出会っていなければ、今の仕事はしていません。
先生との出会いは18歳。
大学のエクステンション講座で色彩検定対策を受講したのがきっかけです。
もともと芸術分野に興味があったものの、美大に進学する勇気がなく、ありきたりな文系四大女子になりました。
文系の授業にはないアートな講座に惹かれて、カラーの世界に入ったわけです。
すぐさまカラーの学びにドップリはまったのですが、それ以上に先生の虜になりました。
20数年前の当時、50代で今でいう起業女子のはしりだった先生。
カラー業界では、まだ「パーソナルカラー」が浸透していない時代から、色の必要性を訴えて活動されてきました。
SNSなどない時代に、自分の情熱と実力で仕事を開拓してきた方です。
それだけでもカッコいいキャリアなのに、2人の子育てもしっかりされていて。
仕事と家庭の両立。
憧れの要素がありすぎ。
母親と同世代でここまでパワフルに自己実現を果たしてきた女性にお会いしたのがはじめてでした。
10代の私は衝撃でしかなかったのです。
今でいう、好きを仕事にする!の最先端をいっておられました。
「私もこんな大人になりたい!」
憧れの生き方を目にして、いつしかカラーの仕事も憧れの対象になっていきました。
我が子のような化粧箱
カラーの仕事に興味を持ったのは、先生のお仕事を間近で見させてもらったからです。
ある時、先生がカラープロデュースをしたという、京都の和菓子メーカーのお菓子を見せていただきました。
我が子を愛でるように化粧箱を丁寧に開きながら、紐の色や箱の色を吟味して決定したエピソードを語ってくださいました。
その光景は今でも忘れられません。
なんて繊細で美しい仕事なんだろう
とまたホレボレ。
「こんなカラーの仕事がしたい!」と強く想うようになった出来事です。
文系女子はカラーの専門家になれない?
大学の4年間をカラーに捧げ、就職もカラーを扱える仕事に就きたいと考えました。
けれど、文系女子のカラーの知識レベルでは、専門職に就くのが高難度。
しかも就職難の時代でもありました。
カラーに関係がありそうな、アパレル、広告、印刷業にチャレンジしたとしてどれも人気職。
ことごとく落ちました。
カラーに絞ると就職できない!
結局は、カラーと全く関係のない教育分野に就職します。
就活をはじめる前に、先生にもご相談をしたんですよ。
「先生のようなカラーの仕事をしたい」と。
返ってきた答えは、一言でいうと「難しいですよ」でした。
はい、就職するのはホント難しかったです。
カラー専門の仕事自体も企業にあるのか?でしたし。
大学4年を出たって、文系では何の強み(専門)もないやん、と歯痒い思いでした。
教育業界にいたことが強みに
カラーに全く関係ない仕事に就職したものの、やったらやったでそこそこ楽しんではいました。
仕事は嫌じゃないけど、「いつかカラーの仕事がしたい」
胸の内にずっとありました。
いつかのために一度たりともカラーの勉強は欠かしませんでしたが、転職する気もなく。
私の性格上、何もなければズルズルとそこで仕事をしていたでしょうね。
幸い仕事を辞めざるを得なくなった(結婚&引っ越し)ので、見切りがつきました。
新しく住む場所ではカラーの仕事をしようと意気込んで、アタック(就活)してみました。
本当にありがたいことに、新転地では前職の繋がりから教育分野への就職がスムーズに決まりました。
しかもカラーを教える仕事に就かせていただいたのです!
指導は全くの未経験なのに。
教育分野で働いていたことが功を奏しました。
人生何が起こるか分かりませんし、どんな経験も身になるんですね。
行動すれば次のステージへの扉が開く
カラー講師として初登壇したのが2008年。
15年の月日が経とうとしています。
初めてカラーの仕事をしてからも、転居に妊娠•出産(×3回)と、ライフステージは次から次へと変化しました。
その度に携わっている仕事を手放さざるを得ず。
手放しては次のステージのための種まき(主に学び)を続けていました。
種をまけば(行動すれば)、不思議と次のステージへの扉が開いていきます。
カラースクール講師、カラー会社提携講師、専門学校•大学講師、企業セミナー講師、公的機関の講師、ミスユニバース奈良公式トレーナー、政治家へのカラーコンサルティングetc...
きっとカラーの仕事をしたい人にとっては、どんな種まきをしたら仕事に繋がるの?だと思います。
そこのところは、カラーの専門家向けの講座でお伝えしようと考え中です。
講座はただ今構築中ですので、また随時お知らせしていきますね。
叶えたい未来
ここまで長くなりましたが、原点に戻ると恩師の存在が私をここまで突き動かしてきました。
18歳にして
人生の目標とする人に出会えたこと
生涯の仕事として取り組みたいもの(カラー)に出会えたこと
は、幸運としか言いようがありません。
次は私が次世代に背中を見せる番だと思っています。
目標をもってチャレンジする大人の姿を見て、大人になるって素敵だなと希望が持てたらいいですよね。
未来に夢を持てる人、理想の未来を自分の手でつかみとれる人がひとりでも増えますように。
私もチャレンジを続けていきます。
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