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[認定講師が教える]色彩検定UC級の勉強の進め方

色彩検定UC級を受ける方のための勉強の進め方について、色彩検定協会認定講師がポイントをお伝えしますね。

色彩検定2級や3級を取得していたら、スムーズに勉強できるのがUC級。

合格率も2・3級が75%以下のところ、UC級は83.6%です。(2023年度)

例年80%以上は出ています。

色彩の知識が全くない方にとっては少々勉強に時間がかかるかもしれません。

けれど、出題内容はそれほど難しくない(ひねり問題はおそらくない)ので安心してください。

では、公式テキストの章にそって勉強の進め方をみていきますね。

各章の成り立ち

UC級特有の内容は、
第1章 色のユニバーサルデザイン
第4章 色覚タイプによる色の見え方
第5章 高齢者の見え方
第6章 色のUDの進め方

この4章です。

第2章 色が見えるしくみ
は3級と2級の内容

第3章 色の表し方
は主に3級の内容です。


3級とUC級を併願受検するなら
まず、3級の「色の表示」と「光と色」を真っ先に勉強しましょう。

2級と併願なら
「光と色」の視覚系の内容を先に勉強しておくと、UC級も網羅できますよ。

2級には「色のUD」の章があり、UC級がわかれば解ける内容になっています。

なので、UC級を勉強しておけば2級の「色のUD」の章の勉強は割愛OKです。

UC級の勉強の進め方

第3章 色の表し方は、ほぼ3級の内容です。
色のUD(ユニバーサルデザイン)の話題は出てきません。

この章を先にサラッと復習してもいいですし、後からやってもどちらでもOKです。

3級がしっかり分かっているならラッキー問題の箇所です。

上に書いたように3級をまだ取得していない方は、3級で色の三属性やトーンのことをしっかり学習してください。

色のことがわかっていないと、UC級の混同色の問題が解けません。

第2章 色が見えるしくみも3級と2級の内容ばかりなので、サラッと復習してもよし、後からやってもよしです。

2章・3章を先に押さえて、「UC級の勉強する範囲って狭いなー!」と自信をつけるのもありだと思います(笑)

2章・3章をすっとばして本格的にUCの内容に入るなら、テキスト通り第1章 色のユニバーサルデザインから。

ユニバーサルデザインとは何かという前提のお話しです。

暗記用語はちょこちょこありますが、歴史的な流れをつかんでおいてくださいね。


色の見え方の多様性について学んでいくのが
第4章 色覚タイプによる色の見え方
第5章 高齢者の見え方
です。

それぞれ独立した内容です。

UC級の中で1番ボリュームがあるのが4章。
1番ボリュームが少ない5章。


個人的な見解ですが、簡単に読める5章からやると達成感があります。

5章はアタマを使って理解するというより、ただ暗記するだけという感じ。

サクッと読んで暗記用語がわかったら、次に進むといいでしょう。


4章のポイントは
●1型、2型色覚はどんな特徴があるか
●どんな色の見え方をするか(混同色と色誤認)
●遺伝について
をしっかり押さえてください。

似たような話がくり返し出てきますので、全体像がわかってくると理解が一気に進みます。

混同色や日常での事例は第6章につながりますよ。


第6章 色のUDの進め方
は5章までの知識の総まとめ的なイメージです。

5章までの内容がある程度わかってから6章に入ってください。

一見ボリュームが多そうな章ですが、具体的事例(カラー写真等)がたくさん載っているので、覚える量はそれほど多くありません。

最後に

色の検定なので、混同する色をどうしたら見やすくなるか、色で答えられるように勉強しておくといいです。

過去問題集を1冊買っておきましょう。

勉強の時間配分は、第4章以降を多めに取るのがおすすめですよ。


2024年5月中旬に、色彩検定UC級の1週間メール講座を配信予定です。

UC級を受検する方はどうぞご活用くださいね。

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