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Photo by
satomigoro
木内南緒(2022)『ニャンの日にまいります!』岩崎書店
川でおぼれていたねこを助けた晴也。
お母さんにかけあって、家でそのねこを飼うことになった。
学校でうまくいっていなかった晴也は、カギ助と名付けたねこの世話をすることで日々のたのしみを見出そうとする。
ある日、晴也がカギ助と寝ていると、ふしぎな夢をみた。
その夢のなかでは晴也にとってよいことしか起こらないようになっていた。
そして夢のなかでは晴也とカギ助とはことばを交わすことができた。
夢の中でクラスメイトの知らなかった一面を見ることで、すこしずつ現実世界の晴也もかわっていく。
1匹のねこを救った晴也が、そのねこに助けられながら成長していく物語。