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本当のことは気持ちいい
長年モヤモヤしていたことを切った。「ああ、あれは私に分からせるために起きたことだったんだな」と思った。そしてもっと早く気付くべきだったと悔やんだ。過ぎた時間は戻らないが、その過ぎた時間は私には必要だったのだ。起きることは起きるべくして起きる。起きることは自分にとってとってベスト。しつこいくらい書いているこの言葉はいつも私を支えてくれている。
そのモヤモヤを切ったことは自分の中では勇気の要ることだった。何でも「やる前は怖いけど、やってみたらなんてことなかった」ということがある。正にそんな感じ。よくやった、私、とさえ思った。清々しい気持ちになったということは、実は前々からそうしたかったのだろう。本心を言う、本当にしたいことをするということは自分を守るということなのだ。
そんなことがあった翌日の今日。
去年、あるLINEグループを抜けた。申し訳ないことに何も言わず抜けた。何も言えなかったというのが正解か。そのグループのメンバーに追加できるのでいつでも言ってねと言ってくれる人がいた。
復活か。悪くはない。また皆とやり取りできるし、近況報告や励まし合うこともできる。一旦は「じゃあ追加してもらおうかな」と承諾したものの、シャワーを浴びている時に猛烈に追加をキャンセルしたくなった。うわー、今手元にiPhoneないし、相手に返事できない!この間に相手が私を追加してしまっていたらどうしよう!早くシャワーを終わらせなければ!と急いで着替えて部屋に戻る。
すると返事は来ていたものの、「後で追加するね」という文字が見える。ホッと胸を撫で下ろし「追加ちょっと待って!」とすぐに返事をした。「本当のことを話すから」と付け加えて。グループを抜けた本当の理由を誰にも言っていなかった。でも今なら言ってもいいと思った。言うなら今しかない。正直に書くことにした。
私は日本人が大好きな傾向がある同調圧力とか「みんな一緒♡」みたいなのが苦手で、少数派に回ることが多い。なんなら自分だけそう思ってるということが多い気がする。ゆえに周りに合わせていくのだけど、それが苦しくなってしまうことがある。グループを抜けた理由もそんなところだ。
今までの私だったら言わないまま、モヤモヤしたまま「じゃあ追加お願いします」と言ってグループに復帰していただろう。でも、今日は違った。本当のことを言おう。復帰を決めるのはそれからだ、と迷いがなかった。長文になったけれど全てを話した。結果、私はグループに復帰しなかった。正直、個人と個人のやり取りの方が気が楽なのだ。繋がりたい人とだけ繋がっている方が気を遣わないでいられる。
ねぇ、と自分に問いかけてみる。本当のことを言うって最高に気持ち良くない?
うん、すっごく気持ちいい。嘘偽りがないって清々しい。
思うに、昨日長年のモヤモヤを自分から切ったことが影響していたのだ。良い響きとなって今日まで続いていたのだ。ほら、本心からすることって清々しいよ、と。それらは自分で選んだこと。一見すると痛みや怖れのように思えることは、実は手放してみると気持ちが晴れる。なーんだ、全然大丈夫じゃん。本心をぶつけて離れていく相手なら、最初から縁がなかったのだ。
でも今回の相手は離れなかった。会おうよとさえ言ってくれた。久しぶりに会うのもいいな。「いいよ、この日とこの日なら空いてるよ」と返事した。会うのが楽しみである。