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6/8 したいことをする2日間
新しい仕事が始まったらしばらくは遊べない。相当疲れるだろうから、最初の3ヶ月は休みはきっと寝てるはず。だから今のうちにホテルステイしておこうと思い、2日前に定宿を予約した。
チェックインするまで何をするかなと考えて、映画を見ることにする。時間ができると私はまず映画を観ることを考える。映画が好きな理由は、現実では行けない場所や時代に行くことができたり、現実では知り合う機会のない人たちの人生を垣間見ることができるから。私にとっては映画は旅に似ている。気軽に行けるプチ旅行だ。
まずは映画
そして今日、ちょうどいい場所、ちょうどいい時間の映画を探すと「65」がヒットしたので、まずは二子玉川の109シネマズに向かった。
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SFものは嫌いではない。インディペンデンスデイはAmazonで購入したし、ザ・コアも好き。でもスターウォーズは観ないし、インターステラーも評価ほど良いとは思わない。
今日観た「65」は、宇宙探検ものとジュラシックパークを一度に楽しめる一粒で二度美味しい映画だった。思っていたより面白い。だからと言って心に残るかと問われたら否だが。
表参道のラントマンで遅めのランチ
映画の後は東京駅に向かい用事を済ませてから表参道に向かう。ラントマンでランチをしよう。ウィーンの本店とどう違うのか見て味わってみたかった。ウィーンのラントマンに行ったのは先週だったんだよなぁ。
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ヴィナーシュニッツェルとアプフェルシュトゥルーデルはウィーンで食べるのが正しい。名こそ同じだけど似て非なるもの。シュニッツェルはカシスジャムじゃなくてクランベリーよ。衣もちょっと違う。パラパラカリカリと衣が剥がれたりしない。アプフェルシュトゥルーデルはウィーンの1/2の大きさ。
そして最も違ったのは、青山のラントマンにはインスタ女子?映え女子?と言うのでしょうか、お出かけ用のおしゃれをしておしゃれなカフェに来てます的な女子ばかりだったこと。ザルツブルクのTシャツにチノパン、リュックにスニーカーの私は完全に浮いていた。
ウィーンのラントマンは世界各地から来た観光客で溢れていたし、今日の私と同じような気軽な格好でカフェを楽しんでいた。必ずしもおしゃれして行く場所ではないことを物語っていた。またウィーンに行きたい。そんな思いを青山のラントマンで再確認した。
ここは日本。こういうものなのだ。寿司は日本で食べるに限るし、ヴィナーシュニッツェルとアプフェルシュトゥルーデルはウィーンで食べるに限る。でも、ウィーンのスーパーで買って食べたお寿司はなかなか美味しかった。サーモンの握りとサーモンとアボカドの巻物。シャリはタイ米じゃなくてちゃんと日本米だったし、ガリもわさびも付いていて、醤油と割り箸は自由に持ち帰ることができた。世界で認められている寿司が誇らしい。
マッサージでうとうと
ラントマンを後にして、何をしようとまた考える。マッサージに行くかとGoogleマップで付近のマッサージ屋さんを探す。ラントマンの並びに高評価のマッサージ屋さんがある。しかも6月のキャンペーンで120分で10,000円という破格の安さ。施術は組み合わせ自由なので、ヘッドマッサージ、指圧、ほぐし、足裏マッサージと頭の先から足の先まで全身施術してもらった。
ベッドに横になってマッサージをしてもらっている時のうとうと感って最高だよね。熟睡ではなくうとうと感。電車に揺られている時のあの心地良さに似ている。仕事を辞めた解放感から来る疲れ、海外一人旅から帰って来た疲れなど諸々重なって相当疲れていたのか、今日は120分うとうとを満喫した。あ〜気持ち良かった。
そして、施術の後にセラピストの方と1時間ほど話し込んでしまった。考え方が似ていたので話が盛り上がる。
心の距離感
私はパーソナルスペースがとても広い。パーソナルスペースとは他人が近づいてくると不快に感じる空間や距離(=心理的距離)のこと。自分の周りに柵があるとして、その柵がめちゃくちゃ遠くにあるのだ。その柵から内側に入ってこないでねというスペースがたぶん人より広い。
一人が好きだけど、親しくなりたくないわけではない。あんまり詰めてこないでねというのが強い。友達と毎日LINEとか毎週会うとか絶対にダメだ。友達とは年に2、3回会えば充分ですよね〜と言って盛り上がる。
あと張り合ってくる人もパーソナルスペースに入れたくない。私はあなたと競うつもりはないのに、なぜか競わされそうになることがあって、それを感じると一目散に逃げる。
テストの点数とかどれだけ試験勉強したかとか、そういうのを他人に言うのって私は恥ずかしく思う。要するにマウントの取り合いには参加しない。私は相手にしていないのに、こっちを向けと言われているようで居心地が悪くなるのだ。
色々話していたらそんなことに気付いた。新しい職場でも距離感を保とう。仕事でもプライベートでも心を開かないわけではなくて、詰め過ぎないこと。一度近付いてしまうと離れるのが難しいのだ。うわ、面倒……と一瞬でも思ったら離れる一途を辿るのが目に見えているので、最初が肝心よね。
こういう考え方って少数派なんだろうな。でもこうして似たような人に出会えるととても楽。お互いに深入りしない心地良い距離感を保てるのが良い。たまに本当はねっとりなのにさっぱりを装う人もいるので要注意。そういう人は分かる。分かったらそそそそーっと離れちゃうなぁ。
定宿へ
さて、それから定宿の三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミアへ。年末年始以来だから約半年ぶりか。
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オーストリアのホテルの後に日本のホテルに泊まると、日本のホテルのサービスに驚く。着替えとメイク道具さえ持ってくればいいので楽。一泊でも非日常を体験できるからホテルステイはやめられないよね。