見出し画像

物語のお話をしよう

小説って拡散するの、ものすごく難しいなって思う時がある。

絵は文章と同じで1から10まで確認出来るから、パッとファンを集めやすいコンテンツだ。

漫画もそう、複数のコマをチラッと確認するだけで導入として引き込みやすい。

音楽は寝っ転がりながら聴くことが出来るし、気に入らなかったらすぐにブラウザバックすりゃいい。

絵はSNSの民を引き込みやすいし、漫画は手軽に楽しめる。
音楽も動画もぼんやり眺める事が出来るから暇つぶしには最強。

だから、SNS社会における小説ってものすごく拡散しづらいんだよね。

まあ、そういう一ノ清自身が小説を読むのがものすごく苦手だったりするしなんなら小説に対して忌避感さえ持ってるほどなんだけど。

だってさぁ、ストーリーが文章だけで構成されてるんだよ?

読むの疲れるし、回りくどい表現だらけだし、頭の中で点と点を繋げて線にしなきゃならないんだよ? めっちゃんこ大変じゃんそんなの。

正直な話をすると、絵を描けるんなら漫画を描いてるよ俺は。

イラストを描けるもんならイラスト描いてるよ。

そんな風に描けないから小説書いてるんだよ。

絵の力は絶大だし、絵が描けたらどれほど良かったかって思うよ。

純粋な『伝える力』だけなら絵や映像に敵う作品媒体ってそうそう無いもの。


なんて言ったら小説家を心の底から目指している人間から袋叩きにされそうだけど、マジで客観的な目で見たら小説って読みれにくいし楽しみにくい媒体だと思う。

あ、小説が苦手であんまり読んでいないってのもマジです。

なんでかっていうと、小説を読むのってマジムズくないすか?

文章を読む事は割と好きなんですよ、2chのログ読んだり、ブログ記事を読んだり。

でもね、web小説もライトノベルも何故だか読むのに構えてしまうところがある。
こう、読むぞ!!っていう気持ちにならないと読むのに踏み切れないっていうか。

小説である以上、文字だけで構成されている以上、めちゃめちゃ頭を使うんですよね。

文字だけで構成されているものだから、登場人物の外見を脳内で保管しなきゃならない、登場人物の行動も脳内で想像しなきゃならない、誰が喋っているのか推察しなきゃならない。
しかも分かりづらい部分なんかは読み返して、頭の中でストーリーを整理する必要がある。

そんなわけで、めちゃめちゃ体力使うんですよね読書って。

俺自身の読書経験値が低いからだよと言われても仕方ない部分はあるけど、漫画とかアニメとかゲームとかもっと手軽なコンテンツがあったんですよね。

初めての読書体験はかいけつゾロリと、ふたりはともだち。

挿絵が付いてて内容が分かりやすかったのもあるかもしれない。

初めてプレイしたRPGはスーパーマリオRPGか、ドラゴンクエスト1・2のGBC版。

マリオRPGもドラクエもテキストが面白かったからプレイをしていたところがある。

漫画はスーパーマリオくんが最初に読んだ漫画だけど、同時期に『今日から俺は!!』も読んでいたっけ。
あの漫画はギャグもシビアなバトルも熱い展開も全部やれるから飽きなかった。

うーん、当時から絵よりはストーリーに注目していた気がする。
カッコいい絵やコマ、かわいい女の子のシーンは何度も繰り返し見てたけど絵だけでいいやとはならなかった。
ドラクエもマリオRPGもMOTHER2もテキストが独特で面白かったんだもの。

絵があって、音楽があって、テキストがそれを最高に盛り上げる。
その中のストーリー部分に特に注目していただけ。

だから、小説を読むとストーリーを演出するための音楽や絵が無いからめちゃめちゃカロリーを使うんだよ。
読むぞー!!っていう気合いと集中力を要する。


まあ、もちろん面白いのはあるけどソードアートオンラインすら2巻目読了で力尽きてしまった。由良シリーズの1巻目のプシュケの涙も度肝を抜かれたけど2巻目を読もうという気にはなれなかった。

そう、集中力が持続しないんだよな。

でもね、こんだけボロッカスに小説のことをこき下ろしておいて小説を書く事自体は楽しいんだよ。
多分、人間関係を考えたりその場の場面でどんな会話を繰り広げるのか文章を構築するのが好きなんだと思う。

まあ、シナリオや小説問わず文章を考えるのが好きなんだろうな……。

そんなわけで、そんなわけで小説って色々難しいよねって話。

次も似たような話をすると思う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?