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魔法少女の小説を書いているという話

web小説大賞の一角であるカクヨムコン9、正式名称はカクヨムweb小説コンテスト。

毎度そこそこの数が応募がある王手のコンテストでして、カクヨムの運営会社がKADOKAWAってのもあるんですが審査に参加する編集部が錚々たる面々なんですね。

大手40社が参加していて、web小説書きにとっては気合を入れざるを得ない賞レースの一つと言ってもいいでしょう。

そんなわけで12月の頭からカクヨムコン9の作品募集が始まるから、なんか新作を用意しないといけないなと一ノ清は悩んでいました。

すっごく悩んでいたんです、空の軌跡をやりながら。

そりゃもう真剣に悩んだんですよ、空の軌跡シリーズを完走しながら。

寝れない日々が続いたんですよ、ペルソナ3をクリアしながら。

合計プレイ時間、220時間くらいですかね……!!


とまあ、なんだかんだ言いながら仕事の合間とか図書館に行って作業したりしながらあれやこれやと素案を打ち出したわけです。
まず、投稿する前にジャンルを決めなきゃならないんですわ。
異世界ファンタジー、現代ファンタジー、現代ドラマ、恋愛etc……


ジュブナイル小説って応募してないんだな。
ジュブナイル小説、いわゆるヤングアダルトフィクションと呼ばれる創作ジャンルで。
ティーンエイジャー、つまり中高生向けの小説のことですね。
90年代にはブイブイ言わせていたジャンルだと思うんだけど……まあ、僕は90年代には〝まだ〟ティーンですらなかったので詳しくは知らんのですが。

僕の創作の根底にあるのはティーンエイジャー向けの作品なので、それが無いのは正直言って……困る。いや、毎回困ってるんですけどね。
web小説には10代向けも何もない、特定の年齢層に分けないって事なのかな。

最初は異世界ファンタジーで考えてたんです。
異世界ファンタジーで、聖剣で、聖騎士で〜ってやつ。
凡庸過ぎて没にしました。

次も異世界ファンタジー。
今度は魔女と騎士の物語、以前書いてエターなった最強聖騎士に近いのでそれをリブートしようかな?
いや……うーん、面白くなりそうは面白くなりそうなんだけどちょっと弱いな

次は異世界ファンタジーロボット小説。
海が存在せず、雲海がどこまでも広がる世界!
ゴーレム技士を目指す男の子が謎の女の子と出会って、世界の最果てを目指す!
うーん……なんかちょっと脇が甘いし、それただのロボットが出てくるグランブルーファンタジーじゃん。
それはさておき異世界ロボはやりたいから、ちょっと考えておこうかな……。

うーん、それじゃあ異世界ファンタジーから離れて現代ファンタジーを考えてみようか。

現代にダンジョンができて……っていうのはちょっとありきたりが過ぎるな。
ダンジョン配信ってのが流行ってるけど、面白みがよく分からない。
現代ファンタジーっていうくらいだから、現代劇とファンタジーをミックスしてみてはどうだろうか?

現代劇にファンタジー要素のミックス、ファンタジー側からの侵略。
現代側からファンタジーに寄せていくのは読者も抵抗感を持つだろうな。
ファンタジーからの侵略で思いついたのはセブンスドラゴン2020、あとは……ペルソナとプリキュア、それから東亰ザナドゥ。

血みどろになって少年たちがファンタジー世界の魔物を倒してもいいな、と思ったんだけど日常の延長線上にファンタジーがあるくらいが一番都合がいいな。
あと、読者からの声で気になったのが「横文字の登場人物の名前が覚えられない」というもの。

現ファンなら主要登場人物の名前を日本人に出来るから思いっきり覚えやすく出来るな。
ガンダムでは大勢の登場人物が横文字の名前を呼び合う、それもフルネームで。
あれは富野由悠季の作風によるものだとは思うが、あれのおかげで登場人物の顔と名前を覚えやすくなっているところはあると思う。

さて、それはらペルソナや東亰ザナドゥのような作品を作ればいいか……?
いや、恋愛要素を封じられたプリキュアで恋愛を主軸にしたら面白いのでは?

と、ここで脳裏に浮かんだのはハピネスチャージプリキュアというタイトル。
一言断っておくけど、ハピネスチャージは最後まで楽しんでたよ。それはそれとしてブルーはアレなヤツだなと思うけど……


じゃあ、プリキュアで未来永劫やらなさそうな事をやればいいんじゃないか?
男の子がガチでTSしていくプリキュアと、おっさんがおっさんの姿のまま暴れ回るプリキュア。
そのおっさんが突如現れた不審者ではなく、主人公の父親だったら面白いのでは?


うん、これで方向性は固まった。
主人公が魔法少女としての日々を送りながら、父親と彼氏のことで悩み続ける変身ヒロイン物。
そこに変質者な仮面枠とか、深刻なバックグラウンドを抱えた敵たち──
プロットを考えていくうちに本筋がシリアスになっていくのはいつもの事なのでいいだろう。

んじゃ、この方向で行くべーと決めたのが11月の末。
プロットを大急ぎで組み立て、そして第1話公開へ──


思ったよりも読まれてねえな!!
と、いう事で宣伝させてください。


現役魔法少女ですが、父親と彼氏まで変身したがるので困っています - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330667726071866


タイトルの通りです、飽きずに読めると思います!!
よろしくお願いします!!

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