法然の編集力

法然の編集力

松岡正剛

親鸞に比べ法然はあまり語られてこなかった
法然 1133 美作生まれ
9歳の時、父が武士に襲われ死
すでに末法の世
天台三大部「法華玄義」「法華文句」「魔訶止観」
浄土・・・阿弥陀如来がいる西方浄土を指すことが多い
本来、薬師如来、弥勒菩薩、釈迦如来 で東西南北に浄土が設定されてる
源信「往生要集」
救いを求めて、多くの未見テキストにあたる
目次だけで大体のことが理解できる、といってる。
比叡山の経典の読み方には反している。(一字一字深く読みこむ)
目次の機能

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  • 内容要約

「観経疏」(かんぎょうしょ)に出会う
⇒いかなる時でも念仏を唱えることが往生への道

「大原問答」当時の天台宗エリートたちをよんでカンファレンス
阿弥陀仏の48願のうち第18願、名前を10回呼ぶと必ず往生する

自力によって悟りを開くことができない人に、「凡夫」と「他力」と「浄土」を繋げる方法を提供した。念仏こそが浄土のパスポート。

「選択本願念仏集」
をたのまれて出す。口述で弟子に書かせる。
聖道門と浄土門で浄土門を選択からはじまる多重選択的な分岐構造
南都北嶺(比叡山、興福寺)からの批判

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