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日記 本の森での出会い。

 11月3日(日)

 7時起床。晴れ。早番勤務。
 朝食。サーモンとクリームチーズのパン、ソイラテ。クッキーも少しかじる。Marimari聴きながら出勤。

 勤務。三連休の真ん中ということもあり、えげつない人の多さ。会計待ちの行列は途切れることなく延々と続き、まるで精神修行のよう。疲弊。
 退勤後、行こう行こうと思いながらなかなか行けずにいた本のイベントBOOK MEETS FUKUOKAへ。いろんな書店のブースをぶらぶらと見て回る。Xで見かけて気になっていたZINEがいくつかあったが、あいにくどれも品切れであった。せっかく来たんだから記念に何か一冊ぐらい買いたいな〜とぐるぐると物色していたら、古本屋さんのブースに北村太郎『未刊行詩とエッセイ 1946-1992 光が射してくる』がそっと並んでいて衝撃を受ける。エッと思わず呼吸が止まる。探していた本に、こんなところで出会えるなんて‥‥‥!ああ、貴方(本です)はこんなに素敵な佇まいだったのね。そっと手に取り、念のため値段だけ確認し、中身を見ることもなく即レジへ。このとき私は、溢れんばかりの喜びの感情を言葉にすることも表情にあらわすこともなく、無表情で淡々とお会計をしていた。無論、ひとりだから。でも本当は、本当は、その場で飛び上がりたいぐらいに嬉しかったのだ!本の神様ありがとう!詩の神様ありがとう!あああ嬉しいよー。


 最寄駅のスーパーで買い物し袋詰めしていると、母親と偶然遭遇。昨日会ったばかりなのに、不意に出会うとなんだかちょっと照れくさい。早く帰って日本シリーズ観らな!と言い残して母は去って行った。半額のデリやスコーン、食材を少し購入して帰宅。

 夕飯。ベーコンとしめじの豆乳リゾット、半額になっていたお惣菜セット(豆腐ハンバーグや煮豆など、健康的な感じ)。日本シリーズを観ながら食べる。横浜打線が強すぎて強すぎて震える。筒香はやっぱり横浜のユニフォームがよく似合う。ソフトバンクを撃破しての見事な下剋上日本一、素直におめでとうという気持ちと、いいなああああという気持ちがせめぎ合う。南場オーナーが本当に球団やファンを大切にしていることが伝わってくる。そしてファンもオーナーのことが大好きなのが伝わってくる。相思相愛。敵ながらいいチームだなあ、ベイスターズ。

 明日は休みだ。読書の一日にしよう。『光が射してくる』なんて素敵なタイトルなんだろう。

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