11月8日「月食」
このスマートフォンという板っ切れの不便な点として、
「電話や、カメラ機能を使っている時にはインターネットの画面はひっこんでしまって使えない」
というのが一つ挙げられると思うのですが、
今日仕事から帰ると、人々が夜空を見上げたり、スマホを空に向けたりしているのを見て、
月蝕で欠けて針のように細くなる月と、現れる赤い影の月、
その傍にかがやく天王星、
この夜空を見つめているその間だけでもインターネットから離れるというのは、実は自分が把握しているよりも貴重な体験なのではないか、と思ったりしました。
中毒になっているつもりはないのですが、インターネットに接続されていない瞬間、というものがいつの間にかほとんどなくなっているので……
いま月蝕や日蝕で慌てふためく人はいないだろうと思うのですが
もし同じようにモバイルアンテナとWifiアンテナがどちらもお隠れになった時に
慌てふためかずにいられるのか……なんて思ったりしました。