10月17日「トランスクルージョン?」
TiddlyWikiの英語ドキュメントを半分寝ながら読んでいると、何度もこの
Transclusionという単語が出てきます。
最初は、なにか特殊なコマンドのようなものだと思って、斜め読みで読み飛ばしていたのですが、どうもこの「トランスクルージョン」というのはTiddlyWikiの根幹機能のようで。
何度も何度も「これはトランスクルージョンによって実現しており……」「これによりトランスクルージョンされ……」と出てくるので、覚悟を決めて意味を調べることにしました。
英語ドキュメントを読むうえでわたしが頼り切っている「Google 翻訳」に、この「Transclusion」はなんじゃらほい、と尋ねると、
「日本語に直すと、トランスクルージョンです」と返ってきます。
やっぱりGoogle翻訳は頼りにならん! とWikipediaの記述を紐解きます。
Wikipediaによると「参照読み込み」というような機能のことのようです。
ようは、「引用」と似ているんですけれど、
引用は自分の文章に貼り付けた時点で文字通り「コピー」になっており、たとえ引用元がその文章を変えるようなことがあっても変化しません。
引用元が文章を変えることなんてあんまり考えられませんけれど、たとえば大阪万博まで「あと○日」みたいに表示されているページがあったとします。
わたしがそのページからトランスクルード(動詞形)すると『大阪万博まであと909日ですね』とかそういう文章が表示されるのですけれど、
その日の翌日になってそこを見ると『大阪万博まであと908日ですね』って書いてあるように見えると。そういうふうに、よそから参照した文章をリアルタイムに貼り付けることを「トランスクルージョン」というようです。
なるほどたしかに、最近のウェブページ、データベースに保存されているタイプのページ本文は全部トランスクルージョンされたものですし、
広告として挟まれているものも、全部トランスクルージョンされたものと言えると思います。
たしかに重要な概念だとも思いますが、あんまり意識しなくても使えると言われればそうかもしれません。「参照読み込み」でわからない人には別に説明する必要もない……くらいに思われているかも。
ただ、TiddlyWikiが「根幹だ」という理由はなんとなくわかりました。たぶんTiddlyWikiのほとんどの部分が、Javascriptをつかってブラウザ上に文章を「トランスクルージョン」することでページが表示されているということなのだろうと思います。
まだトランスクルージョンについてはよくわからないことが多いですが、このノートを書くことで、少し苦手意識がうすらいだ気がします。
以上、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!