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”ほわほわ”は善 『ちっちゃなほわほわかぞく』

はじめは去年のクリスマスプレゼントにした、ファーでカバーが包まれたミニブック "Little Fur Family" でした。
ふわふわに目がない娘、本に頬をすりすり、英語を雰囲気読み(結構上手←親ばか)して、彼女なりにほわほわ世界を楽しんでいました。

今年、たまたまイベントに出店していた古本屋でこの本の翻訳版を見つけて買ったのが、訳・谷川俊太郎の『ちっちゃなほわほわかぞく』。

英語版のときも感じた不思議な世界観がうまくそのまま活かされていて、なんともいえない独特の雰囲気があります。子どもも諳んじられるほどリズムがよく、ユーモアあふれる文。そしてほわほわ感たっぷりの、隅々まで温かい絵。大人にとっても心地よい本なのです。

ほわほわのくまの男の子が外に遊びに行き、おじいちゃんちに行ったり虫や魚を見つめたり。日が暮れて、おうちに帰ってごはんを食べ、お風呂に入ってパパとママに見守られながら眠る・・・。それだけのことですが、子どもにとってこうした一日がいかに豊かであるか、濃い、すばらしい時間であるかに気づかされます。

最後の子守唄は私が勝手に作曲をして歌って、いまでは定着してしまいました。他のご家庭ではどんなメロディーになっているのか、聞いてみたいです。
2013.11.7

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 / ガース・ウィリアムズ 絵 / 谷川俊太郎 訳 
「ちっちゃな ほわほわ かぞく」 (ほるぶ出版)

※10年後の私からのコメント
母娘で「くま」と思い込んでいたけれど、あれ?
「くま」とも”bear”とも書かれていないではないか!
タイトルだって、ほわほわかぞく って。
くまじゃなかった~!? 

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