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『りんご あかくなーれ』

以前紹介した「もし もし」と同じ、ひかりのくに あかちゃんのえほん(文. 岸田衿子 絵. 長 新太)シリーズです。


今回の主人公は、りんごの木とおひさま。まだ青いりんごの木に、待ちきれない動物たちが集まってきます。おひさまは「まって まって もすこし まって」と呼びかけて、「ほっこ ほっこ」と、りんごを赤くすべく頑張ります。

まだだというのに食べてしまって酸っぱい思いをするのは、期待通り三匹のお猿さん。でもついに「さあ もう いいよう もう いいよう りんご たべにきて いいよう」の声。みんなでおいしいりんごを食べて、来年を楽しみに待つ…


おひさまの”ほっこ ほっこ”、たまりません。「かにこちゃん」の”すこすこすこ”といい、聞いたことないのに妙にピッタリくる心地い良いリズムに夢中です(親が)。

娘はこれまた絶妙な色彩が楽しいのか、「んふーっ あっ!」とか言いながら聞いています。もちろん途中で閉じられたりしますが。お気に入りは、三猿が青いりんごを食べてすっぱい顔をしているページです。
2011.8.5

※10年後の私からのコメント
そうそう! この絵本も楽しかった。
親が夢中の様子が見て取れて恥ずかしい……。
残念なことに絶版みたい。気になる方は図書館でご覧ください。

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