241028 ダークナイト版ジョーカー民

『ジョーカー フォリアドゥ』が公開されるちょっと前くらいから、俺と友達の間で「俺ジョカ民」という言葉を思いついて、隙あらば喋っていた。『ジョーカー』が公開された時に「俺はジョーカーなんだ……」と自己投影していた人をまとめて揶揄するあんまり褒められたモラルじゃない言葉なんだけど、現状のやるせなさを悲劇に落とし込んで改善の手段も見付けずヴィランに自己投影する方が悪いので、やむなし。だから『フォリアドゥ』見た時にアーサーとして色んなものに向き合うきっかけができたので嫌な気分になったんとちゃうか?

 という訳で観ました『ダークナイト』。最後の最後の直前までダークナイトくんのこと好きになれるんですか? と思っていたら、最後にド級のサクリファイスしてお前さんって奴は……!(原辰徳監督)になった。

 ちなみにビギンズもライジングも知らずに観ました。理由はもちろんヒースレジャー。カッコイイな~~~! ジョーカーが出るカットは全部構図がバチバチに決まっていて、これが金かかった洋画の良いところだよなって思いました。お金が燃えるところとか、画面構成がほーんまにカッコよくて……憑りつかれたような演技に負けないカメラワークだと思います。ありがとうね。

 しかしジョーカーにどんどん惹かれていくのに対して、バットマンくんが全く人間性の発露をしないので、この理論クンはいつになったら愛されキャラになるんだ? と思っていたら、最後になりましたね。トゥーフェイスさんを英雄にするための壮大なサクリファイス。黒い騎士ダークナイト、俺の永遠のライバル……(ダークナイト版ジョーカーに自己投影する人)

 ちなみに昨日、別な映画を観ている途中だったんですが、前評判の割に全く面白くなかったので死ねと思っています。これはまぁ、僕のメンタルが昨日ぶっ壊れていたことに起因するので、死ぬのはお前!! 案件ですが……。

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