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NZで一番古い教会横の小さな図書館

先日パートナーがボランティアをしているコミュニティーの図書館が150歳を迎えて、その記念式典にパートナーのお手伝いがてら参加させてもらった。地元のボランティアで支えられている教会横の小さな図書館は、なんとNZで最も古い図書館なのである。

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150年前にこの地域に住んでいた23歳のチャールズさんが、地域に図書館が必要だと感じて 自宅の一室を開放しての始まりだった。自分が23歳の時、私は自分のことしか考えていなかったように思う。チャールズさんは凄く喜んでいると思う。若い国であるNZで、150年の歴史を持つものは早々見つからない。チャールズさんの意思が今でも同じ地域の人たちによって引き継がれているのである。

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しかし、私はその日、ある問題点を発見してしまった.... 上のティーパーティーの写真を見てお気づきになっただろうか。髪の毛が白い....ほとんど白い、ほぼ白い。私がお手伝いに上がったとき、皆さんの第一声は「君はフレッシュだな~!」50を過ぎてこんな言葉をかけられた事は一度もない。喜びを通り越して不安がよぎった。私は一番若いので働かなくてはいけないのか....60代のパートナーでさえも若いのである。そしてパートナーの言葉は続く。「彼女の背中は強く鍛え上げられていて素晴らしいんだよ!」と全くこの場では(どこの場でも)誉め言葉になっていない事を口からこぼしたのである。言うまでもない、私はその後一生懸命働いた....

その後、さらなる発見と袋小路に追いつめられる。

パートナーがある人を紹介してくれた。その女性はこの地域で最もご高齢の95歳。あれ、この人先ほど道端で見かけた人! 身長は150cmあるかないかで遠目には子供の様に見える。背筋はピンと伸び、歩くのが異様に速い。私は彼女の後方を歩いていたが追い抜くことはなかった。子供かと思っていたら、振り向きざま皴の入った笑顔が飛び込んできて その歩く様子と言ったら 言葉は悪いが映画で見たような異次元の生物の様だった。凄い!皴があるのに背筋が伸びて、足がぱたぱたと速いスピードで動くのである。

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写真の左の女性が95歳。
そしてその後彼女は寒空の中、90分立ちっぱなしでセレモニーに参加したのだ。私はお年寄りの殆ど理解できない英語での長い昔話を聞くのは苦痛だった。でも、私の横には95歳の彼女が微動だにせず微笑んでいる。(私のために)彼女に2度ほど「座りませんか?」「寒いので中に入りませんか」と聞いてみたが「私は大丈夫よ。あなた座ったら」と勧められた。座れるわけがない。

袋小路に追いつめられた気分だった。彼女の前では何の言い訳もできない。苦し紛れに足首をぐるぐる回してみたりした。

彼女は一人出暮らしで、沢山お友達がいて、すたすた歩いて、ヨガ教室にも通い、更に17度の冬に向かっている海で泳ぐ95歳。子供達は忙しいから私が会いに行くのと、南島であろうとオーストラリアであろうと 車を運転し飛行機に乗って旅するのである。私はすかさず 個人的にお茶をしてもらえないかお願いした。どうしたら、彼女の様に年を重ねられるのか。私に足りないもの、そぎ落とすべきものを見つけたい。

想像以上に色々発見できた一日だった。感謝。


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