今年も暮れるが、今年一番良かった漫画作品
人形紳士 少女探偵・火脚葉月 最後の事件|根本尚 @satsuroku #note
作者さんに少しでもお金回すならこちらかしら。
週半分くらい風邪ひいて、それでも風邪引いた子供の面倒みてたので死にそうな中布団に転がり読んだ。
知った経緯
Unlimitedでエッセイを読んでみたのがきっかけ。そこからおすすめされたミステリものを読んでみたら気に入った。
その中でもこの作品がきれいなお話で今年一番良かった、中高に読んでたら相当後まで引いただろうなって思う。
あらすじ
一切出せないのである。キンドルでレビュー見たらあかんタイプなわけである。ほんとにミステリだから。なんもだせん。ただホント読んでほしい。
読後の感想
なので、内容には一切触れないが思ったことを書くのである。
この漫画はネーム(漫画の未完成品)である。最近こういうネームをピクシブに連載してたら、出版社から声がかかり作画がついて連載になった作品があった。
漫画を読み慣れてる人ならネームで割りと読むことができてしまったりするのである。
いままではこれを編集1人がみてジャッジしてきた。これだと編集1人に生殺与奪やらを握らせてしまっていたのである。
しかしいまはFunboxやらこのノートやらがある。還暦子育ても単行本になったりしてた。
こういう時代に編集は何をすべきなのだろうか。
巻来功士の自伝漫画のあとがきにマッドホーリイの言葉。
漫画にはストーリーの縦糸、キャラクターの横糸がある。漫画家の得意不得意がどちらかを見てやる必要があるというのである。
巻来功士は縦糸が最強でキャラクターを転がすのが苦手だったらしい。フーテンの寅もストーリーよりキャラクターの愛嬌である。
こういう目線や、契約、マネタイズ、税金サポートその他をやっていくような形が求められるのだろう。
広告やらユーチューブでも個人でやってけるという話があっても自然人でははなしならんこともあるので、法人にせねばなかったり権利のあり方やらもややこしい。
それらをどのようにしたらいいのかをコンサルするのがこれから求められるのかもしれない。
うなされながらいろいろ書きたいなと思ったがスマホでかくとホントに描きたかったことを忘れてしまう。
シノプシスをのこしておきたいものだ。
おわりに
作者さんのエッセイ、ギャグ、推理ミステリを読めるものをよんでみたが、推理≫エッセイ>ギャグの順で面白かったのである。
根本尚さんのエッセイ漫画を読むと正岡子規が滑稽は真面目から生まれる、小林一茶や夏目漱石ほどの滑稽は彼らの馬鹿真面目から生まれたという話が浮かんでくるのである。
この絵を最初見たときつげ義春かしらと思ったにわかは私だ。
後特殊漫画家を思い出したりした。
まあそれはそれとしてなんとも言えないおかしみを感じてほしい。
熱に浮かされて頭が回らんときでなくゆっくり推理をしながら読むべき漫画。もっと評価されるべき。