高いモラルやら期待を持ちつつ、コスパを最優先させるとどうなるかー韓国こそ見本

答えは結婚などはせずに俺が末代をやるわけである。

高いモラルで子供には自分よりいい暮らしをとか考えたり、より良い暮らしを模索したり先のことを考えたりしたら、子供を作るのは合理的ではない。

グーグル検索3回で「時代精神」を読むことができた。母は娘に自分のようなワンオペ育児、キャリア断絶、経済的圧迫を経験せずに自由に暮らすことを希望し、娘は少なくとも父ほど家庭に献身的な男性をパートナーに探し、若い夫婦は負担となる宿題に悩んでいた。交際、結婚、出産が恐ろしい世の中。21世紀初期の韓国はこの自画像をデジタル化石として残している。

この状況だと男はもう何もすることはない。
韓国のあの軍隊式な財閥企業で働きつつ、家庭に献身的になることは無理だろう。
日本の高度成長期も軍隊的なモーレツさと家庭への献身など不可能だったろう。

韓国は日本の未来にたどり着いている。
数日前、午後10時ごろソウル大峙(デチ)駅の交差点に行った。その地域の住民である言論界の先輩と銀馬アパートの店でビールを飲んだ。道路端の1車線は予備校から出てくる子どもを迎えに来た親の車が占領していて、歩道は大きなかばんを持つ生徒たちで埋まっていた。予備校街の「ピークタイム」目撃は久しぶりだった。その時間にソウルで最も多くの人たちが行き来するところは間違いなく大峙駅周辺だろう。交差点にあるコンビニに入ったが、レジの前に並ぶ生徒たちのため5分ほど時間がかかった。生徒たちの対話を聞いてみると、何か少し食べて家に帰ろうとしているのではなかった。また予備校に行ったりスタディーカフェに行く前に校内売店に立ち寄るように来ていたのだった。夜10時に、また勉強をするため家でないところに行く生徒たちの顔に活気はなかった。

これだけやってソウル大でてもサムスン含めた財閥に入れなければ意味がないのだ。
だから医学部に行く。
日本で言えば東大の価値がなくなった状況と見て良い。

医学部に行くことで特権を得られるのは日本も同じだが、まだ韓国ほど進んでいない。東大にまだ幻想があるのだ。

このような素晴らしい競争社会で、我が家より、他人がすこし多めに教育費を出している状況で平然としていられるのは狂人の一種である。

この競争が狂気といえど、周りが平然と狂気をしている中で正気を保つこともまた狂気である。

この競争社会で子供を数人持つというのは、次世代の競争に負けることと同義である。投下資本が一人頭で大幅に劣る。学歴が低ければ得られるリターンが少なくなるとなれば、その世代で詰みだ。

こういう先を見ていく社会で子供は増えない。

クルド人のような先のことなど考えず今しか見ない部族社会でなくば高い出生率は実現できない。

資本主義は子供を愛情の対象から投資商品へと変えていく。
もちろん親は愛情がゆえにやっとるのだが、実際のところは資本主義社会でリターンを得るためにやらせているのだ。

この資本主義というのはよくできている幻想なのだが、まあそれを語ると紙面が足りない。

とりあえず韓国の話である。

こういう日本の倍以上の競争社会で出生率を増やすのは不可能である。

金を稼ぐのに学歴は不要という真実に気づくところから始めるべきだと思う。

そして体を使って稼ぎつつ、親の住まいを借りて無用の費えを減らし、早めに資本を貯めるのである。
それにつきる。

貯金ではなく投資をせねばならん。天才の技から金を分けてもらえるのだから。

というわけで、我が家は教育投資はせずゆく。ただまあもちろん孟母断機ということもあるし、門前の小僧ということもあるので、

自治体の芸術教室に行かせたりはしとるがこれも格安である。
なんか、今日は箱を作ってきた。えらいえらい。

また話がそれたが少子化対策に税金で教育費を減らしても赤の女王と同じでその分家庭支出から教育費を増やすだけで全く意味がない。

本当に教育産業への補助金みたいな政策はやめるべきだ。

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