現役芸人が養成所に通い直した話①
こんにちは、
芸歴3年目のピン芸人の
青臭いぞ須山です!
この度、自分が所属している松竹芸能の養成所に1年間通い直すことになりました。☺️
・なぜ、養成所に通い直すのか?
クビになったわけではありません。笑
ある日、マネージャーから
「養成所に先輩として通いませんか?」
と言われ、話を聞くと
マネージャーには
「授業を盛り上げる人が欲しい」
「先輩を入れることで礼儀作法を学ばせたい」
という思惑があるらしく、
芸人としては
「無料で毎週末、プロの講師からネタのダメ出しをもらえる」
というメリットがあったので、
その利害が一致しました🌟
・養成所って何をするの?
養成所=ながーいながーいオーディションの場🌟
と言っても過言ではありません。
養成所の生徒(以下、スクール生)の場合は、入ってから1年後に「査定ライブ」というものがあります。
査定ライブとは、いわば最終オーディションです。
事務所の人間10数名が実際にライブを見て、過半数以上が「こいつおもろい」と言ってくれないと所属に至らないのです。
100人を超えるお客さんの後方に自分の命運を握るお偉いさんたちが鎮座している、だいぶ特殊なライブです。💦笑
その査定ライブに向けて「相方」「ネタ」「表現力」「トーク力」などを探したり、身につけたりしていく場が養成所なのです。
そこで得た経験や知識をその後も活かせるか活かせないかは、ぶっちゃけ人によります。所属が目的になり…せっかく入所したのにダラダラしてる奴もめちゃくちゃいます。😓
・養成所にはどんな人がいるの?
様々な種類の人間がいます🌟
単に「芸人志望」という人だけでなく、
「自分を変えたい」「第二の人生を楽しみたい」「趣味の延長で」
などなど、人生の分岐点として養成所を選ぶ人もいたりします。
そんな年齢も性別も過去もバラバラな人たちでも、全員「同期」という扱いになるのです。
・養成所において、先輩芸人ができること
僕にとって大事なことはこれなのですが…
個人的には以下の3つのポイントを重要視していきたいと思っています、
①先ずは自身の成長を図る
②同業のプロ(講師)の技を盗む
③お笑いに恩返しする
①は言わずもがな!せっかくの機会と自分自身の時間を無駄にせぬよう、実りのある1年とします。☺️
②はスクール生時代は手が回らなかったことです。「笑いの仕組み」を言語化すること、人に教えるということ、将来のために彼らの知的財産を盗めるだけ盗んできます。😎
③が一番大事であり、将来の僕の目的にも関わってきます。
・お笑いに恩返しをする
しんどい時、悲しい時、とにかく辛い時、
「お笑いに救われた」なんて人多いんじゃないでしょうか?
僕もその一人です☺️
抽象的な表現にはなりますが「笑い」とは、
先人たちから繋がれてきた、人が幸せになるための仕組み
のようなものです。
あの人の漫才も、あの人のコントも、あの人のピンネタも、モノマネも、あの番組の企画も、全部全部!誰かが誰かを真似して、発展させ、新しくして、それをまた後ろの世代が真似して、発展させ・・・そうして生まれてきたものなのです。
つまりお笑い業界を発展させようと努めることこそ、お笑いそのものに対する恩返しになると僕は思っています。
そんなこんなで将来「松竹の養成所をもっともっとデカくしたい」という目的があります。松竹芸能をもっともっと発展させるためには優秀なルーキーの存在は必要不可欠です!
まぁ先ずは、自分が頑張らないといけないのですが(^^;;
そこで養成所においても、
自分も「後輩」のネタを参考にし、また自分の披露したものが誰かの「ヒント」になればいいし、「間違っている」と判断したことには、実体験を伴う「言葉」によって意見を交わしていきたいと思っています。
時にはスクール生との「衝突」も覚悟しています。(したくないけど笑)
・結びに…
養成所は「学校」でも「サークル」でも「趣味の溜まり場」でもないです。
そこで何を学び何を得るのかは、その人にしかコントロールできないです。
しかし、「どんな動機」でも「真摯に」「一生懸命」「誠実に」お笑いや、表現に向き合おうとするものを笑う奴はいません、いたら全力で僕が衝突しにいきます🚌🚌🚌笑
これからどうなっていくのか・・・
またお話しするね、
最後まで聞いてくれてありがとう☺️
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