【パワプロ2021 栄冠ナイン】名門高校野球部 敏腕スカウトの日記
2025年、私は春夏連覇を成し遂げた名門高校野球部に雇われた。私の役目はこの高校が覇権を握り続けるように、素晴らしい選手をスカウトしてくる事だ。
そんな私のスカウト人生の鍵を握る。重要な1年目のスカウトを、皆さんにご覧頂こう。
まず1回目は、北北海道。ここでは、守備に力を入れる指導者が多いらしい。
声をかけた選手は大八木。足が速く、全国大会では2試合で3盗塁を記録した。
しかし反応はまあまあ。甲子園春夏連覇の凄さを分かってないらしい。これだから偏差値26は。
2回目は南北海道。様々な育成方針があるらしい。
声をかけたのは手嶌だ。全国大会では、その見事なコントロールを披露。スタミナ、変化球はまだ発展途上だが、将来はエースになれる逸材。
しかし反応はまあまあ。野球への熱が冷めたやつは来なくて良い。
3回目は青森。長所を伸ばす育成方針が主流らしい。
声をかけたのは小西。魅力的なのは高いアベレージが期待できるミート力。また、パンチ力、守備力も悪くない。
反応は良かった。初めての喜んだ様子を見せてくれ、私もやる気がとても出てきた。
4回目は岩手。こちらも一芸。
声をかけたのは梶原。急速は120キロ出るかどうか。コントロールも変化球も大したことない。しかし、彼が野球を始めたのは中1の冬。そこから急成長し、チームを全国大会まで進めた。
反応は良好。流石は天才。社会というものをよく分かっている。
5回目は宮城。こちらは投手が粒ぞろいと聞いた。
聞いていたことと違い、投手はあまりいい選手はいなかった。しかし、遊撃手の新谷はどんなプレーもそつなくこなし、また、左投手を苦にしない力をもつ。
結果は良好。流石は俺、敏腕スカウトだな。
6回目は秋田。守備に力を入れているらしい。
声をかけたのは八幡。監督はチームを全国大会優勝にした原動力は彼と言う。バランスがよく、即レギュラーも狙える。
結果はまあまあ。よし、もう一回だ。
こちらの思いの強さが分かったらしい。反応がとても良かった。
8回目は山形。ここは、長所をより伸ばす育成方針らしい。
声をかけたのは谷中。地味だが、堅実な守備と類稀なバットコントロールが魅力大。全国大会では、7番バッターとして出場し、まさかのホームランも放った。
反応も良好。なんとなく真面目そうだな。
この後、1番、2番目にスカウトした、手嶌と大八木をもう一度ずつスカウトし、どちらも反応は良好だった。
そして月日は流れ………
2026年度入学式
新入生が我が野球部に入部した。スカウトした7人は全員入ってきてくれた。それでは、スカウトした選手を、見ていこう。
①大八木 捕手
少し前評判よりも下回った印象を受ける。走力も速い部類には入るが、このレベルなら多く存在する。守備もあまりうまく見えない。少し残念な選手になってしまった。
②手嶌 投手
これは素晴らしいの一言。制球力は四隅に確実に投げ分け、ストレートは125キロとそこそこだが、体感ではそれ以上に感じる。また、何よりも3球種の変化球。球速を上げれば間違いなくエースになれる。
③小西 外野手
うーん。もう少しミート力に期待していただけに少し残念。左打ちだから、足を速くするトレーニングをし、ヒットを量産してもらいたい。
④梶原
投手として成長していくのは難しそうな選手だが、天才なのですこれからの成長に期待。とりあえず、OBの教えで「一発」を消して変化球を伸ばしていこう。
⑤新谷 遊撃手
これは素晴らしい選手。左投手を全く苦にしなく、また、走塁の技術も持ち合わせる。打撃面、守備面ともにミスが少なく、中心選手となるだろう。しかし、後ほど紹介するもう一人のショートのせいで、セカンドとして出場することになるだろう。
⑥八幡 遊撃手
走攻守、三拍子すべて揃ったスーパー一年生。全国優勝のショートなだけある。さらに、見る者を驚かせる、その長打力も魅力大。将来の四番バッター候補。
⑦谷中 遊撃手
ここまでの選手とは思わなかった。これはいい意味で期待を裏切ってくれた選手。エラーをしない堅実な守備と、広角に強い当たりを打てる選手だ。ただ、ショートが他にいるので、センターを守ってもらいたい。
以上が、スカウトした選手の、前評判と能力だ。期待通りに来てくれた選手、期待を超えてきた選手、期待を下回った選手など、多くの選手がいたが、私は良いスカウトだったと思う。
次のスカウトも上げるのでよろしくおねがいします。