とある賭博人の禁書目録Ⅱ
バイト初日
前回、雀荘のオーナーに誘われて友人F沢君と2人で雀荘のバイトやる事になったサイカ少年
すでにシフトに入ったF沢君に初日の感想を聞いてみた結果、『なんともなかったよー!』
それを聞いて安心しつつも多少緊張しながらバイト先に向かった。
『今日からバイトする事になりました。
サイカです、よろしくお願いします』
今日、一緒に働くのはN口先輩とS藤先輩
主に仕事内容を教えてくれたN口先輩
テキパキと説明してくれていかにベテランという雰囲気。
そんな中、店内に電話が鳴った
N『オレが出る』N『お電話ありがとうございます。雀荘○○です!』と電話対応も教えてくれたN口先輩
『はい、只今オーナーは出掛けております。』
『はい、はい、電話番号ですね。○○○-○○○です。はい、お電話ありがとうございました!』
サ『先輩、何の電話だったんスか?』
N『ああ、オーナーの番号知りたいから携帯の番号教えてくれって内容だったぞ。こうやって電話対応はしっかり丁寧にやるんだぞ(ドヤ)』
しばらくするとまた電話が鳴ったので自分が対応した。
サ『お電話ありがとうございます。雀荘○○です!』
オーナー『モシモシ、サイカ君調子はどう?』←店の状況聞いている
サ『まだ、お客様いらして無いので調子はわかりません。』←麻雀の調子聞かれたと思っている
オ『そう、N口君に変わって貰える?』
N『はい、お電話変わりましたN口です』
しばらくN口先輩が電話で話していたら
急に大きな声で
N『すいませんでしたー!』との叫び後
しばらくして電話切った先輩、顔面蒼白
しばらくすると、『オイ、N口〜‼︎』という怒号と共に階段を登るオーナーの声が
ドアを激しく開けて『オイ、N口ちょっと下迄来いっ!』と怒鳴りつけられ出て行くN口先輩
空きっぱなしのドアを閉めて待機した。自分とS藤先輩
ドアを閉めても聞こえて来る程の大きな声で『お前はバカかー』バゴーン
N『イターい。』
オ『この馬鹿たれ。』ドゴーン
N『痛いっ!』
オ『☆¥%$♪』バギャン
N『いたいっすやめて下さい。シクシク』
30 分ぐらいたった頃オーナーが真っ二つに割れたガラケーと共に入って来た
オーナーの話しによると
友人を装ったヤ○ザにN口先輩がオーナーの番号を教えてしまったらしい。そしてボコボコにされ頭にケガを負ったN口先輩は今日は返したとの事
こうしてサイカ少年のバイト初日はお客さ様が誰も来ないまま幕を閉じた
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