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125㎤のロマン

立方体という形状に不思議な美しさを感じる。全ての辺の長さが等しく、どの面から見ても同じ表情を見せる箱は、様々な物語を詰め込み想像することができる。
ルービックキューブやサイコロなど、ゲームやホビーの中にある立方体には特にだ。遊び心の表情を見せるその姿はより魅力的に僕の瞳に映る。

では、遊び心がその形に収まったらどうか?

中国のトイメーカー「52TOYS」さんから発売されている【BEASTBOX(ビーストボックス)】というホビーをご存知だろうか。僕は最近この玩具にすっかりハマってしまっている。
細かなデザインを施された機械的な恐竜や魚や虫などの生き物たちが、全く同じ5cm×5cm×5cmの立方体へと変形してしまうのだ。変形の手数が少なく簡単に変形できるものから手順通りにしないと絶対に変形できないものもあり、パズル的な側面もまた面白い。
また生物をモチーフにした玩具の中でも、そのシルエットはかなり実物に近い。関節の自由度の高さにより生み出される可動域はため息が出るほど素晴らしい。

多種多様なBEASTBOXシリーズ

トレーラーや戦闘機が巨大ロボットに変形する変形玩具もかなりの種類が発売されている。大きくて迫力のある姿は世界共通で子どもから大人まで心を奪われる。変形と合体をする玩具はでかければでかいほど興奮するものだ。
男ってバカねぇ。
もちろん素晴らしい玩具であるが、いかんせんでかい。それが魅力なのだ、分かっている。だが収納場所に困り、2個以上の購入は些か抵抗がある。

対してこの【BEASTBOX】、付属する専用のケースがあり、ボックス状態になったこれらを収納して縦横どちらにも繋げてコレクションすることが出来るのだ。スペースを取らないというのは、収納の少ない部屋に暮らしている自分としてはこれは本当に大きなポイントだ。社会人の方々にもこれは嬉しいところではないだろうか。
そしてこんなにコンパクトなのにかなり細かく作られていて塗装も綺麗なのだ。これで個体差はあるが、一個¥3,000~¥4,000で買える。なんてこっただ。

縦横に繋げられる専用ケースに収まるボックス状態

僕はあまりこんな風に一つのコンテンツをコレクションする事はなかった。だがそれぞれが個性的なのにあまりにも美しく立方体に収まる姿や、ふとした時にいじりたくなるフィジェットキューブ的な要素を持つこの玩具は、久しく顔を出さなかった僕のコレクター精神を刺激したのだ。

中国の玩具なので日本の店舗で販売しているところはかなり少ないが、Amazonや楽天市場などでも取り扱いがあるのが嬉しい。
もし興味が湧いたら、ぜひチェックしてみて欲しい。

恐ろしいことに、この玩具に出会ってまだ一月も経っておらず既に10個のボックスを机に並べている自分がいる。
なんてこった。この商品の魅力と僕の購買意欲は、125㎤のケースには収まらないようだ。

52TOYS BEASTBOX日本公式サイト


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