東京ドームのホスピタリティ
一昨日、東京ドームでのジャイアンツ対ベイスターズの試合を観に行った。
今季、一軍の試合を観に行ったのは初めて。あらゆる事情でずっと行けていなかったのだが、このタイミングでやっと現地へ。
つまり、新型コロナ感染拡大後に、一軍の試合を観に行ったのが初めてということになる。入場者への一人ひとりへの検温、整列時に人と人との距離を保つため、地面に張られた足跡の絵のシール。表に出ない人々の努力で、プロ野球の試合が成り立っていることを一層痛感した。
座席の裏側に、このようなものが貼られていた。座席にあるQRコードを読み取り、自分の情報を登録すると、近くの席から感染者が出た場合にメールで通知してくれるという。感染への不安に応える取り組みだろう。こうしたシステムを確立するコストもばかにならないはず。
日本テレビがバックにいることもあって、東京ドームのビジョンに流れる映像はどれもクオリティが高い。来るたびに密かに楽しみにしている。
はっとしたのが、ジャイアンツの選手が入場するときの映像だ。「CLAP YOUR HANDS」という文字とともに、選手が手拍子する映像が流れる。応援歌を歌うことや、大きな声での声援を送ることが許されていないのを逆手にとったアイディアだと思うが、感心してしまった。
コロナ対策をできる限り手厚く行った上でのホスピタリティを、随所で感じることができた。今季は他の一軍球場に行っていないので他球場との比較はできないが、こうした東京ドーム側のホスピタリティを心地よく感じた。ジャイアンツは何かと揶揄されがちではあるが、私は東京ドームで観戦するのは楽しいと思っている。