【スタマス】シャニマスのコミュとして見るスタマス
1.はじめに
私はシャニマスからアイマスを始めました。だからスタマスをシャニマスのコミュの一部として認識してる部分があります。その気持ちを書いていきます。ネタバレはありますのでご注意を。ネタバレ満載ですが、シャニマスP(プロデューサー・プレイヤー)へ宛てた記事ではあります。
・シャニマスPであり、スタマスPでもある
・スタマスプレイ予定が全くなく、どんな話かだけ知りたい
・スタマスPとして、シャニマスPが何を思っているのか知りたい
という方向けの記事です。
この記事では、果穂、甜花、そしてとある重要人物に注目していきます。スタマスからの新規アイドルである「奥空心白」のことは敢えて省きます。
2.小宮果穂の物語
端的に表現するならば、スタマスは数十時間をかけたシャニマスのイベントシナリオ『五色 爆発!合宿 クライマックス』です。ただ一つ大きく違う点は、「Project LUMINOUS(ルミナス)」はスターリットシーズンのために結成された期間を限定したユニットであるということです。
※『五色 爆発!合宿 クライマックス』は、シャニマスで果穂が所属するユニット「放課後クライマックスガールズ」がメインとなるイベントシナリオ
シャニマスPの方には、こう表現すれば果穂がルミナスの中でどう頑張り、どう活躍し、何を伝えたか、もうわかっていただけたと思います。
天井社長の推薦理由より
スタマスをクリアし終えた後で天井社長の推薦文を見ると、彼の人選により納得ができると思います。果穂は、自分が子ども(悪い表現をすると未熟)であるとわかっています。だから、お姉さんたちの言うことをよく聞き、学び、素直にフィードバックを返します。
具体的には、ダンスでわからないところを周りの人に聞いたり、歌織や千早から個別に歌のレッスンを受けたりします。それが結果として周りの人たちに新しい気付きや成長をもたらすという、良い交流がルミナスの中で生まれました。
ウサミン星とは何か?魔術書ってどんなもの?裁縫って私にもできる?みたいな仕事に直接関係ないことも含めて興味津々な果穂のコミュは、私にとって凄く楽しいものでした。
物語の終盤、スターリットシーズンの終わりが近付いてきて、そこで披露する歌がみんなに伝えられます。
―作中歌「GR@TITUDE」歌詞より抜粋―
離れたって(離れない)
心だけは(離れないよ)
大好きって(大好きだよ)
伝えよう(伝えようよ)
私たち一つだから
上記がその実質的に本作のエンディングテーマと言っても過言ではない「GR@TITUDE」の歌詞です。まっすぐな表現だなと私は思いました。果穂にピッタリの曲だなと。
そして最後のライブ本番直前となった時、果穂はドキドキしてきたとみんなに伝え、少し不安げな表情をします。それに対し、みんなが温かい言葉をかけていきます。
その後、掛け声で心を一つにしよう!となり、号令を誰かに頼むのですが…私は果穂を選択しました。その中で、やはり果穂はまっすぐに自分の言葉で伝えました。
私はこの後披露される「GR@TITUDE」の歌詞やシャニマスの様々なシナリオと相まって、ライブが始まる前から泣いていました。
『五色 爆発!合宿 クライマックス』はシャニマスの中でも名作コミュとして語られます。放クラを、そして小宮果穂を知りたいならまずこのコミュから読むように!と私も言うでしょう。
それならば、小宮果穂というアイドルを語る上でスターリットシーズンをやることも同じようにオススメできる。私はそう思います。
3.大崎甜花の物語
作中でプロデューサーはルミナスのメンバーを一人ずつ選出していきます。765プロ以外のプロダクションに所属するアイドルに対しては推薦に対して合格を出す、というイメージです。
その中で、私の記憶している限りでは唯一、プロデューサーから不合格を出されそうになったのが甜花です。天井社長から283プロのライブ映像を提供され、アツく推薦され、それで初めて合格を出しました。
自己PRの中で自分のことを上手く話せず、甘奈のことだけはポジティブに語ることができる状態であったため、当然と言えば当然です。シャニマスで言えばW.I.N.G.編の始まった直後のようなイメージです。
ルミナスがスタートし、「SESSION!」という新曲を月末に披露することになり、その歌唱メンバーに歌のイメージに合うという理由から甜花も選ばれます。そしてレッスンが始まり、甜花は悪い表現になりますが「できない子」として描写されます。その中で周りのアイドルたちに支えられ、徐々に笑顔を見せるようになっていきます。
つまり、スタマスは甜花にとってのW.I.N.G.編であり、周りのアイドルたちが親身に支えてくれるG.R.A.D.編でもある、ということです。
そしてこの「SESSION!」という曲、シャニマスのユニット「アルストロメリア」では考えられないほど激しいダンスです。立ち位置の変更も多く、甜花にとって非常に難しいダンスであったと思います。
シャニマスPという立場から見ると、この曲を披露できるレベルまで練習してきた、というだけで甜花の尋常ではない頑張りが伝わってきます。
もちろん経験豊富な周りの人に支えられて、という部分は大きかったと思いますが、ユニットってそういうものです。甜花が、ルミナスという大きな1つのユニットの中で、みんなに支えられて、みんなと一緒に頑張る。そんな物語が見たい方には、スタマスをオススメしたいです。
4.天井努の物語
スタマスは巨大な天井努のコミュだと言っても過言ではありません。
……いえ失礼、過言かもしれません。私にはプレイ中そう見えていた、という話です。
勘違いをさせてはいけないので伝えさせてください。天井努の台詞は決して多くありません。スタマスにおいて彼が発した言葉はシャニマスのイベントシナリオ「プレゼン・フォー・ユー!」程度のものだと思います。
しかし、彼の登場シーンは私にとって非常に印象深いものでした。まず、物語は天井努が283プロのアイドルたちをスターリットシーズンのためのユニットに推薦するところから始まります。
推薦理由を読むと、天井努がスタマスPに対して成長を促すために咲耶を指定した、とも取れる文章になっています。これは765プロ社長である高木順一朗と同じ視点です。
実はスタマスは「Pがアイドルを育成する」という視点ともう一つ「社長たちがPを育成する」という側面ももっています。
天井努がアイドルの推薦以外で登場するのは上記含めて3シーンのみ。でもシャニマスをやっていたからこそわかります。彼は間違いなく要所要所のライブを見ていた。もちろんスターリットシーズンの最後、ドームでのステージも。
だからエンディングの最中、様々なことを思い返しながら、「天井努もこのステージを見ていたのかな」と考えました。雲を越えた「未来の空」、「次の世界」を彼にも感じてもらえていたらいいのですが。
以上がスタマスをやりながら感じたシャニマスコミュです。