【シャニマス】さざなみはいつも凡庸な音がする の考察
1.印象に残った台詞
この記事では、イベントシナリオを見た「私」の見解を書いていきます。恐らく、みなさんの印象とは大きく違ったり、小さく違ったりするでしょう。その違いを楽しんでいただけたらと思います。
さて、では始めに
私が今回のイベントシナリオで最も印象に残った台詞は
透「雛菜」
※第5話 かんむり より
でした。
2.印象に残ったシーン
透の言う「雛菜」はなぜ印象に残ったのでしょう?
この台詞を聞いた瞬間、私はゾクッして画面を凝視しました。
実はこれを書く私にもまだ答えは見つかっていません。書いてる内に見つかるかもしれません。見つからないかもしれません。
まず、印象に残った「シーン」という意味では、夜中に起きた透が廊下でさざなみの音を聴く小糸と会ったシーンです。
私は透の一面として「言語化はしないが、モノを見て、モノを考えられる人」だと認識しています。このイベントシナリオの主人公を一人決めるとしたら、それはもちろん小糸でしょう。悩み、考え、夜も寝付けない…
でも、寝付けなかったのは透も同じ。
↑この小糸からの問いかけに透は答えなかった。
演出として、表情すら見せなかった。なぜ?
一つとしては、透もわからなかったから。
一つとしては、小糸の考えていることを、考えていたから。
だと、私は思っています。
ジャングルジムの向こう側を一緒に登っている人だったら、気持ちが通じ合っているんじゃないか、W.I.N.G.編の透の台詞を思い出しました。もちろんその当時は透とプロデューサーの関係のことを指しているものでした。
では、ノクチルのメンバー内では?
通じ合っているんでしょうか?言葉にしなくても?
私は違うと思う。
全てが通じ合っているわけではないと思う。
3.雛菜と透
さて、では雛菜と透の会話に移りましょう。
雛菜と透が掃除を頑張ったから、綺麗になった。
それを透は「楽しいかも」と感じた。
透「雛菜」
透「いいの?海じゃなくて」
この会話って
「あなたは楽しいと感じていますか?」
と透が問いかけているように私は思うんです。ジャングルジムの向こうを一緒に登る人として。言葉に出そう、伝えよう、聞いてみようって。
その後、雛菜が逆に問いかけます。
「あなたは楽しいと感じていますか?」
雛菜は、雛菜が好きな人にも、楽しくてしあわせでいてほしい。だから、あなたは楽しいですか?しあわせですか?って聞くんです。
でも、透はそのことを知らなかった。
あるいは明確に認識していなかった。
そんな話をこれまでしてこなかったから。
今回のイベントシナリオ、「伝えよう、聞いてみよう」というメッセージが込められているんじゃないかなと、私は思います。
だから、あの「雛菜」って台詞が印象に残ったのかな。ここまで書いてようやく腑に落ちました。私は自分の心の中すら、こうして書かないとまとまらないんです。
4.伝えよう、聞いてみよう
番組ディレクターが言っていました。彼女達はもっとこう「何かやらかす子たち」だと思っていたと。でも想像とは違っていた。
でも、想像と違うのって当たり前で、そもそも彼女達同士ですら、全てが通じ合っているわけではない。だからお互いに伝えて、聞いて、良いものを作っていこう。
そういうメッセージだと私は思います。
みなさんはどう感じましたか?
私は伝えました。
もし良かったらみなさんも伝えてください。
あぁ、この記事のコメント欄にじゃなくていいです。
みなさんの持つ何かしらの手段で良いので。
楽しみにしています。では