ゆるく熱いエネルギーが人を癒していく
おはようございます。
運動会の翌日に高校野球部120周年のOB戦を行い、足も腰もバキバキになっているヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は「ゆるく熱いエネルギーが人を癒していく」について書かせてください。
ヒミツキチの運動会
第3回、ヒミツキチ森学園の運動会が終わった。
13種目を自分たちで企画・運営するために、種目部、道具・デザイン部、つながり部の3つの部活動で進めてきた。
ボクらの学園の運動会は、小学校の運動会と町内会の運動会の間な感じ。
午前中は真剣勝負も、お祭り感も両方混ざり合った感じ。
今年もビーチフラッグスは熱かった!
午後は地域にも開きながら、さらにワイワイ感が増していく。
ビーサン飛ばしや砂山づくりは海ならではの競技。勝ったり負けたりの真剣勝負とは離れて、ゆるくもステキな空気が流れている。
その最終種目がKUMITAISHOW。
昨年はソーラン節だった演技。今年は違うものをという子どもたちの希望から、話し合って、組体操をベースにしたものに。
ただ、笛で吹いたり、決められた動きを繰り返す感じはすごく嫌なんだそう。うーんうーんとみんなで悩んで考え抜いてできたのが、ショーの要素も合わせたのがKUMITAISHOWだ。
ヨガも入れたり、仮面をつけたダンスを入れたりもして、1つのショーにまとめていく。
全体の構成はボクがやりつつも、一人ひとりの得意技やダンス、バレエ、体操のソロパート、そしてミュージカル風のダンスを考えたのは子どもたち。
自分で考えたからこそ、表現に全てが宿る。
最後のポーズを決めたときに、涙を流すメンバーや親チームの姿。
ボクは指揮者の役のため、最後の最後まで気は抜けなかったけど、この子たちのかっこよさに痺れた。
頑張っている姿、笑顔からエネルギーをもらうんだ
教員時代から、常々子どもたちに声をかけてきた言葉がある。
「演技を見る大人たちもいろんなことを抱えながら見にきている。
我が子の活躍を願ってきている人。
仕事が終わらない中、なんとか抜け出してきてみにきた人。
昨日、とても辛いことがあって、今日モヤモヤした気持ちできている人。
悲しい気持ちを抱えながら、一歩踏み出してみにきた人。
そんな人もいるかもしれない。
だからこそ、みんなの頑張っている姿や演技での表情を届けたいと思うんだ。
大人だっていろんなことがある。いいことばかりではない。
でも、次の一歩を踏み出そうとしている人もいる。
そういう人たちがみんなの演技を見て、子どもから力をもらって、いいもの見たな、 俺も明日から頑張ろうってなったら、嬉しいなぁと。そういう力がみんなの演技にはあるんだよ。
誰かのためにじゃなくて、自分のためにでいい。自分が楽しくやり切れば、ちゃんとそういう人にも届く演技になるから。」
どうやら昨今の学校では、
「変に感動的にさせない」「従来通りの耐え抜く指導はしない」
みたいな潮流があるらしい。
もちろんそんなことはボクが先生をし始めた20年前から話題に上がっていた。この厳し目の指導いつまで続けるの?って。
じゃあ、ゆるめて、感動を仕込まないようにすればいいのかっていうと、そんな簡単なことじゃないんだよなぁって。
そこら辺ヒミツキチの運動会は、「町内会の運動会っぽさ」が混じることで、メリハリが生まれて、いい具合に落とし所を得ているように思えた。
この日のKUMITAI SHOWを見ながら、ボクも子どもたちから大きなものをもらった。
それって「すごい演技」とかではないんだ。
子どもたちからほとばしる生きるエネルギーみたいなもの。
確かに受け取って、大人も満たされて、その表情でまた子どもたちも満たされていく。
まったり海で過ごす運動会後の時間
そしてこの運動会終わりの時間もすごく好きだ。
終わったー!
と笑いながら、ジュース飲んでみんなで語り合う時間。
子どもの輪の中に混ぜてもらって、みんなでパシャリと記念撮影。
そして、親チームの皆さんと話す時間。
子どもたちは海で遊んでいるから、親チーム1家族ずつじっくりと話せる時間。
「こういうことがあったんですよ」
「家だとこうだったんです!」
この時間こそすごく大事で、尊いものだなぁって思う。
子どもってすごいですよね、って笑い合えるところにいること。
ボクは本当にこの仕事が好きなんだと思う。
海という場所が、そういう時間をもたらしてくれるし、本気の時間もゆるゆるの時間も混ざっていいんだよ…
っていつも言ってもらっている、そんな気がしている。
関わってくださった多くの皆さん、本当にありがとうございました。
運動会で一回り大きくなった子どもたちと共に前に進みたいと思う。
読んでいただきありがとうございました。
今日も良い1日を。
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