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『熱狂的な』サポーターが大嫌いな理由

先日、新日本プロレス所属のKENTA選手の自伝『足跡』を購入した。

KENTA選手のことは何年か前のとある一件以来、大嫌いになった。

でも、今では大好きなプロレスラーの1人である。

『好きも嫌いも紙一重』

結局はそういうことだろう。

好きの反対は、無関心ですしね。


『足跡』を読む中で、ハッと気づかされた一文があった。

とあるユニットのファンのことを言っているのであるが、

よくいえば熱狂的。悪くいえば品がない。

あれ?こういう人たち、どこかでみたことがあるぞ。

あっ、サッカーのサポーターだわ。


私は、名古屋グランパスのサポーターであるが(クラブ的にはファミリー)、熱狂的には程遠い。

自分をどんなサポーターなのか一言で表すと、ゆるやかなサポーターというのが合っていると思う。

会場へは行くし、グッズだって購入する。

だけど、熱狂的ではない。

それは、私自身が、熱狂的なサポーターのことが大嫌いだから、そうはなりたくないのだ。


熱狂的なサポーターが嫌いなのは、今に始まったことではない。

何かあったら他人や選手やクラブに暴言を吐き捨て、ひどいときは危害を加える。

自分も何度熱狂的なサポーターに絡まれ、口論してきただろう。

胸ぐらを掴まれたことだってある。

女相手に暴力は恥ずかしいぞ、まじで。

手を出さなかった、若かりし頃の私を褒め称えたいと思う。

でも、間違いなく今の方が、血の気が多いしな…喧嘩をふっかけられても気をつけなきゃね。


今の時代は、SNSですね。

何かあると、サポーター同士の言い合いをよく見かける。

負けると選手やクラブのSNSアカウントに、クソリプを投じる。

移籍した選手に対して容赦なく、『裏切り者』と吐き捨てる。

これだよ。

熱狂的なサポーターというのは、自分本位で無防備な相手を容赦なく蹴落とす。

つまり、品がないし、ダサい。

しかも、SNSだと匿名であることが多いから、めちゃくちゃダサすぎる。


そういうことをせずに応援している人は、熱意のあるサポーターなのだろう。

熱狂的な方々は、基本いい人たちだとは思っている。

でも、熱狂的だから、何かあると攻撃的になり、自分を見失う。

突発的にそうなるのかなと思った時期はあったけど、残念ながら人格の一部だろう。


サッカーは相手ありきのスポーツだから、自分たちがよければ必ずしも勝てるものではない。

そして、みんながみんな、自分と同じ考えではない。


きっと、頭の中では理解していても、突発的に変わるのだろう。


自分で自分をコントロールする力が必要だと思ったし、アンガーマネージメントだって必要だ。

それって、客観的に自分を観察する力なのだと思う。

まあ、それができる人は、少ないんでしょうけど。


つまり、何が言いたいのかというと、KENTA選手の自伝を読んで、熱狂的なサポーターが大嫌いということが、言語化できたこと。

私は、ゆるやかだけど熱意のあるサポーターで居続けたいということ。

ただ、それだけってこと!




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