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戦場のANAインターコンチネンタル ルビーチョコレートビュッフェ
10月某日、秋晴れの空の中私はとある場所に向かった。
目的地はANAインターコンチネンタルホテル3階にあるシャンパンバー。
ここで行われているビュッフェがこの日の戦場である。
都内だけでも数々のビュッフェがあるが、今回こちらを選んだのは見目麗しい第4のチョコレートと言われる「ルビーカカオ」を使用したスイーツが食べられるからである。
ルビーカカオと呼ばれる厳選されたカカオ豆から作られたルビーチョコレートは、その名前からイメージされる通りピンクカラーのとても可愛らしいチョコレートだ。
つまり世にはびこるインスタグラマーの大好物、
俗に言う「映えスイーツ」なのである。
特に写真をアップする予定はない(なかった)が、美味しいご飯もスイーツも茶も好きな私は茶しばきインフルエンサーなでし子とともに訪問を決めた。
ビュッフェと言えばその魅力は食べ放題だ。
お代わり自由なのである。
しかも今回のメニューでは飲み物も好きなものを頼み放題とのこと。(お店によっては同じものしかお代わりできないところもある)
その利点を最大限に享受するために、我々は当然のごとく朝食を抜き、空腹感を最大限に高め、胃袋の中を極力空にしてのぞんだ。
さて、入り口を抜けてフロアに出ると、すぐ目の前にはチョコレートパフェのタワーが見え、そこから先には数え切れないほどのチョコレートスイーツたちが並んでいた。
おお…!
チョコレートの夢の国や…!
まずは席に着き、ドリンクを注文。
今回のビュッフェは1番最初にイングリッシュブレックファーストティーが出され、その次のお代わりからは自由に頼めるシステムだった。
システムを聞き、飲み物を注文した我々は、空腹フィルターのかかった目が釘付けになっている目の前のスイーツたちに早速挑んだ。
もちろん、取る前にしたことは映えスイーツショットを撮ることだ。(所要時間は2分くらい)
飲み物は注文した。
映えてるっぽい写真も撮った。
さあ、あとは空腹に任せて欲望のままにスイーツを取り分けるだけ…!
先頭のテーブルから所狭しと並べられているチョコレートスイーツたち。
チョコレートケーキ、ブラウニー、オペラ、タルト、チョコがけドライフルーツ…
さらにはスイーツの隙間にさりげなくおかれるサンドイッチや唐揚げ、フォアグラのムースなどもあった。
(唐揚げは数が少なくて一瞬でなくなるので見つけたら最初に捕獲すべし)
お皿が空になると少しして新しいものが補充されるため、気になったものが切れていてもお代わり時に取ることができるのも良い。
かなり品数が多いためお代わりは無理かなあと思いつつ、3皿びっしりとチョコレートスイーツを敷き詰めて私のビュッフェ・フードファイトがスタート…のはずだった。
待て。
な、何かが足りない。
お気付きの方もいるかもしれない。
おそらくそれは当たっている。
つまり、皿の上には一切のピンクカラーがないのである…!
た、確かここはルビーチョコレートの祭典のはず…!
そう気づいてあたりを見回すと、希少なルビーチョコレートは手前の机ではなく、そのさらに奥の特別テーブルにあったのだ…!
ピンクスイーツの集合体のラスボスは、会場奥地に厳かに鎮座されていた。
やはり希少なものは簡単には手に入らない。
目先のキラキラにとらわれては本当の希少なものにはたどり着けないのである。空腹に身を任せ手前のチョコレートスイーツを山ほど取る私はまだラスボスと戦うにはビュッフェ戦士レベルが低すぎたのか!
どうしよう、もう3皿もとっちゃったよ…!
しかし今回の真の目的はこちらのルビーチョコレート。こちらを食べることなくビュッフェを終えてしまっては、映えスイーツフードファイトインフルエンサーの名がすたる()
気を取り直してこちらのルビーチョコレートスイーツも撮影し、可愛く取り分けた。
そしてフッと横を見ると…
壁際に一列に並べられたチョコレートがいた。
嘘だろ…まだあるのか…
そこにはカカオの含有量ごとに分かれたチョコレートが並べられていた。
20パーセント代から80パーセント近くまで10種類以上あった。そしてトリュフとマシュマロも。
そして目線を移動した先には、低めの冷蔵コーナーに5種類の生スイーツが美しく並べられていた。
お、多すぎる…!
頭が真っ白である。
圧倒的、量。
並大抵の空腹感では収納しきれない圧倒的チョコレートスイーツ。
ピンクだけではない、もはや黒も茶色もホワイトも全てのチョコレートがここのビュッフェではバリエーション豊かに置かれているのだ。
これからこのビュッフェに行く人に、これだけは伝えたい。
最初のテーブルで取りすぎてはいけないということを…
そしてチョコレートの濃厚スイーツは腹持ちが良く、目算でイケると思っていた量ほど入らないということを…
肝心のルビーチョコレートのスイーツは、サクサク食感が楽しいタルト(ピンクの粒つぶが乗っているもの)や、フィナンシェのようなしっとり生地にチョコレートクリームが乗ったモンブラン(ツブツブの隣)が美味しかったです。
クッキーにジャムとチョコが乗ってお花がついているデザインは見た目からもう美味しい。ポップでカワイイのはリップ型のチョコレート。
写真の左上に乗っているのが生スイーツのコーナーです。
ピンク&ホワイトのブランマンジェは濃厚な舌触りで香りが鼻にふわっと抜けて一瞬でなくなってしまうのがもったいなくなるほどのお味。チョコレートに柑橘系のソースが乗った、卵型の容器に入っていたものも絶品すぎてこれだけの量があるのにもかかわらずなでし子は2回取ってました。
そしてピンクじゃないほうのチョコレートスイーツもハズレなし‼︎
チョコソースがけの唐揚げはめっちゃ美味しい。
チョコレートに梨がサンドされたケーキはフレッシュで食べやすい。
要望が言えるとしたらもう少ししょっぱいもの欲しいな…あと茶を出すタイミングはよ。そして濃厚スイーツをお腹に収めるには時が一瞬すぎたので何卒もう少し時間の猶予をいただきたい。
でもでもでもでもそこを加味しても、スイーツの味、品数、見た目の可愛さ&映えレイアウト、空間の優雅さどれを取っても素晴らしかった。
ここは行ったほうがいいです!!!
チョコレート好きなら絶対気にいる!!!!
美味しい!!!
また行きたい!!!!!!
めっちゃ行きたいよ!!!!みんな行って!!!