【大人用自転車の補助輪あるんだなぁ】

だっこで自転車は子供をエアバックにしているようなもの。

最早いつ読んだか思い出せないが、東京近隣の多くの自治体の条例で禁止されているだっこで自転車の危険性をわかりやすく表したものだ。

が、そもそもだっこで自転車が自治体の条例で禁止されていることを知らない人は多いし、知っていてもだっこで自転車に乗っている人も少なくない。

条例ではおんぶはOKなのだが、次の段階としておんぶができるようになる首すわり後、3、4ヶ月のこどもの頭囲と合ったヘルメットは売っておらず、気をつける個人の裁量でヘルメットの中にタオルをつめるなどして被せているケースがままある。
自転車の座席に座るのは腰すわり(7、8ヶ月)ができるようになってからが目安のため、かなり小さいヘルメットでも頭囲44cmから、多くのヘルメットは1歳の子の頭囲46cmからだ。
ちなみにヘルメット着用は13歳以下は道交法で着用努力義務があるので、おんぶでのせて良いのであれば、40cmのヘルメットがあってもいいはずなのだが、実態としては1歳からが想定されているのだろうか。

電動自転車で走行中に転倒し、抱っこしていた当時1歳4カ月が死亡した事件、母親が書類送検となったことが先日ニュースになった。
▼抱っこで自転車、悲劇生んだ 子ども死亡、母を書類送検
https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASL9C5FHHL9CULOB019.html

事件自体は2ヶ月前にニュースになり、その時から私のタイムラインではそこそこ話題に上がっていた。

そしてそもそも、雨の中の自転車は子供を乗せていなくても危ないという指摘も少なくない。

ただ、東京近隣では、大人の足で徒歩15分以上の保育園に決まることも少なくない首都圏の保育園不足に、勤務時間の長さから保育園の入園指数が決まるため登園時間にあまりゆとりを持つことがし難く、待機児童問題の都合から0歳児の時点から自転車を使うことは少なくない。
幼稚園のように登園バスがあるわけでもない現状、こと2児の親が運転する雨の日の子乗せ自転車の光景は、当たり前のものだ。

そして、事故があってから2ヶ月経った今、ヘルメットなし、だっこの自転車を未だに見る。多くの場合は、特に怪我などせず便利に使えてしまっているからとも言えるし、使わずしては登園がなりたたないとも言える。歪だ。

また、別件ではあるが、道交法では子供を親の自転車にのせられるのは6歳未満までだ。4月生まれの年長さんは、厳密には年長時ほぼ親の自転車に乗ってはいけないことになる。重量上転倒リスクが大きくなることが要因だろうが、年長の誕生日で切り替わるのも、歪だ。

これってなんとかならないものか、という話をしていたところ、倒れた時用のヘルメットやベルトではあるけれど、そもそも倒れないようにできないのか? という視点から、子乗せ自転車にも、補助輪があってもいいんじゃないか? となった。

で、ググってみると、あった。

▼あさひ自転車大人用補助輪
https://product.rakuten.co.jp/product/-/a9e379d3b9b4f23f36bd93868dedb03d/?scid=sp_kwa_pla_spo

▼倒れない自転車になる補助輪
http://bikecolo.com/taorenai_bike.html

悲しい事故を減らすために、できること、何かないかなぁ。

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Shimizu
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