【go!go!vanillas】愛とサプライズに満ちた武道館公演'22 ライブレポ
最近寒いしすっかり秋ですね。
秋と言えば芋、栗、南瓜、
go!go!vanillas!
このたび、東阪2会場で行われたツアー
「My Favorite Things」
9/30日本武道館公演に行ってきました☆*:.。.
今回の記事では最高にアツかった一夜の様子をお届けします。
【バニラズってなんぞや?な方へ】
go!go!vanillasは、
牧達弥さん(Vo/Gt)、栁沢進太郎さん(Gt)、
長谷川プリティ敬祐さん(Ba)、ジェットセイヤさん(Dr)で構成された4人組ロックンロールバンド。
カントリーやUKロックを基調に、
アイリッシュ、ヒップホップ、R&Bなどの様々なジャンルが溶け込んだ、オリジナリティと遊び心に溢れる音楽を発信し続けています。
ちなみにメンバー全員が作詞作曲、グッズプロデュース、担当パートシャッフル、ボーカル担当できてしまう多才バンドでもあります。
武道館でのライブは2020年以来なので、今回は2年ぶりワンマンだったんですね〜。
それでは早速セトリを見ていきましょう。
【セトリはこちら】
本当に良い
個人的に大好きな曲のフルコースで、
セトリ組んだの私だったっけ?と錯覚しました。
前半からアクセル全開でガッと盛り上げ、
中盤はライブならではのアレンジで魅せて、
後半は多幸感の追い討ちで締める。
マグロに例えたら全身大トロみたいなセトリです。
ありがとう、go!go!vanillas
ではライブレポに入ります。
曲名には全てリンクを埋め込んでいるので、
気になった曲はぜひ飛んで聴いてみてください(^^♪
【go!go!ライブレポート】
ロッカー少なすぎ
本題に入る前に物申したいんですが、
日本武道館周辺、コインロッカーが少なすぎます怒
最寄り駅の東京メトロ九段下駅はおろか、
地上に出ても全く空いてなかったです。
観客収容人数に対して台数があまりにも少ない。
おかげでスーツケースを収める場所を求めて小一時間歩き回りました。
開場時間間近であればほぼ埋まる可能性が高いので、
昼間の空いているうちに一度置きに来るか、
一駅隣の神保町駅改札横にあるロッカー(数は少ないけどまだマシ)を使うのが英断です。
これから初めて武道館に来る方はお気をつけて。
会場のあれこれ
今回のライブ、セッティングも凝っていました!
ツアー名「My Favorite Things」になぞらえて、メンバーの好きなものを詰め込んだというステージセット。
センターマイク前には花壇、
後方にはソファやフロアライト、壁掛けのラグが配置され、リビングルームを模したアットホームな雰囲気が素敵!!
そして同時生配信も行われていたので撮影も気合十分。
ステージ前にスタンバイする何人ものカメラマンさんとでっかいカメラクレーン(ちょっと邪魔だった)の圧がすごかったです。
ちなみに座席はスタンド1階の上手側でした。
アリーナじゃないし遠いかな〜と期待半分で行ったらまさかのサイドステージ間近↓
メンバーが曲中に何度もこっちまで来てくれて心臓が持ちませんでした。
牧さんが近づく度に隣にいた友人の肘をつねってしまいましたが、これは仕方ないですね!
ついに開幕
ソワソワしながら待っていると、
ブレーカー落ちた?ってくらいに一瞬のうちに暗転。
会場全体から短い歓声が上がって、もう既にたまらなかったです。
(びっくりしてタオルどっかいきましたが)
正面の大型モニターに、メンバーを模したキャラクターの登場するクレイアニメーションが流れます。
演者の皆さんがポジションにつき、インストナンバーの「RUN RUN RUN」がスタート。
これまでのライブでもSEとして使われてましたが、生演奏披露は今ツアーが初!
サポートのフィドルとトランペットが高らかに響いて、オープニングを彩ります。
そのまま続いて「Hey my bro.」へ。
初っ端から!!!???!!!?とびっくりしましたが、これが最高のスタートダッシュでした。
この曲はカントリー全開な疾走感も楽しいけど歌詞がいいですね。
『挑む敵にハイタッチをしよう 出来たらもう一重にマイフレンズ』
お気に入りのフレーズです。生で聴けて嬉しかった……
一体感を保ったまま、ギターの切れ味鋭いソロが光る「カウンターアクション」、
ツインボーカルのハーモニーがライブ映えする「クライベイビー」、
サビのサイドステップが可愛い「お子さまプレート」と定番曲が続いていきます。
この時点で息切れしました(休ませる気がない)。
目が足りないよ!こだわりのモニター映像
そしてバニラズのライブといえば、曲とリンクしたオリジナルの映像も見どころ!
今回も素晴らしかったです。
特に6曲目の「サイシンサイコウ」!
ステージに詰まったメンバーのMy Favoriteを紹介するというコンセプトで、歩き回りながら歌う牧さんを手持ちカメラがずっと追っていきます。
それがモニターに映し出されていて、さながらワンカットのMVを生配信で観ているような不思議な気分でした。
ボーカル・牧さんのFavoriteはお花!
1サビで花束を取り出し、カメラに向かって捧げていました(どよめく会場)。
後のMCで、お花屋さんをやっているご友人に作ってもらったものだとお話されていました。素敵〜〜
そしてベース・プリティさんのFavoriteは漫画。
ステージに置いてあった漫画本のページにズームインすると、映像が動くカートゥーンアニメーションに切り替わりました!
しかもプリティさんが主人公になってる。
すごい!何これ!と思う間もなく、画面はまた手持ちカメラの映像へ。
今度は牧さんがファミコン(本物)にカセットを入れると、横スクロールのビットゲーム風アニメーションが始まります。
こちらはギター・進太郎さんのFavoriteであるゲームを表現。
そしてドラムス・ジェットセイヤさんのFavoriteは、シルビアくんと名付けられた宇宙人の人形(かわいい)。
高らかに掲げながらビートを刻んでくれました。
メンバーの演奏もノッてるお客さんも見たいのに、モニターまで持ってこられて完全に目が足りません。
そのままMVとして録画を公開してくれたらこれ以上に嬉しいことはないです。
※ビクターエンタテインメントさん、何卒よろしくお願いします。
「サイシンサイコウ」のあとも、「青いの。」「ペンペン」「Do You Wanna」などでそれぞれの公式MVや曲調に合わせたオリジナルリリックムービーが映し出されていました。
耳だけじゃなく目まで楽しませてくれて、満足感200%です。
予算が心配!ホスピタリティ溢れる演出
中盤、「ラッキースター」が始まる直前に
「お土産に動画でも写真でも持って帰っていってくれ〜!」と撮影OKを頂きました!
サポメンの音色が映えたおしゃれで豪華なアレンジ、素晴らしかったです。
シャボン玉に照明が反射してきらきらする会場もめちゃくちゃ画になっていました。
撮影を許可してくれる器のデカさに毎度恐れ入っています。
でもスマホを掲げることで拍手が減ると悲しいので、目だけじゃなくて手も足りないですね。
完全に人類の進化が追いついていなかったです。
こんな感じでしばらくハッピ〜な曲が続きましたが、それだけでは終わりません。
温度差で興奮に拍車をかけてくるのがこのバンドのやり方です。
さっきまでシャボン玉が飛んでいたはずなのに、
「one shot kill」ではステージから火柱!!!
イントロで爆裂音(かなりデカい)!!!
こちらはライブ化けするド派手な一曲で、
もはや聴くアトラクションだなと思っています。
ご存知ない方は動画見た方が分かりやすいです。
こんな感じです↓
めちゃかっこいい。バンドの振り幅のデカさを教え込んでくれます。
他にもアリーナのスケールを活かした演出にわくわくさせられました。
終盤では紙吹雪が舞ってきて、上から見ると素晴らしい景色…
でもまさかの手作業でした。
アリーナ最前横、でっかいサーキュレーターに向かってカゴから紙吹雪を取り出し続けるスタッフさんの存在がありました。
その仕事を請け負ってくださってありがとうと思いました。
ちなみに終演後にはプレゼントまで…!
始めから終わりまでホスピタリティがすごい…
全力で楽しませようとしてくれる心意気を感じます、本当にありがとう
情報過多だよ!嬉しいサプライズ
さらに、今回のライブでは贅沢なことに新曲をいくつか披露してくれました。
進太郎さん作の「My Favorite Things」、
アンコールを飾った「higher」はどちらも12月発売のニューアルバム「FLOWERS」収録予定の曲。
興奮で記憶が曖昧ですが、また素敵な曲を持ってきてくれたな〜〜〜!!とニヤニヤしました。
ちなみに進太郎さんの曲は初見で歌詞を聞き取る難易度が鬼高いんですが、今回も同様。
そのうえ、大事な曲名紹介を噛んでいて全て持っていかれました。
良い曲であったことには間違い無いので早く歌詞カードが欲しいです。
そして、アンコール1曲目が終わったところで
「今日はサプライズを2つ持ってきました!」という嬉しいお知らせ!
ひとつめは、ニューアルバムを引っ提げたリリースワンマンツアーの発表!
ツアーファイナルだし何かしらあるだろうとは期待していたけど、やっぱり嬉しいです。
モニターに会場一覧が表示されると同時に、銀行の預金残高が頭をよぎりました。
当たるかはさておき、行ける日程には全て応募させていただきます。
そしてふたつめにはサプライズゲストを呼んでいるとのこと。
「どうぞ!入ってきて」とステージサイドに手招きすると、
スリーピースロックバンドHump Backのボーカリスト、林萌々子さんが登場!!
バニラズとHump Backは対バン経験も多いですが、ここにきて素敵なコラボ曲を生み出してくれました。
「このライブは生配信もしてるけど、そこでは聞けませ〜ん!武道館にいるみんなだけに、宇宙一早く新曲をお届けします!」とのことで、
武道館公演の日にはまだ未配信だった新曲「Two of Us」を披露。
萌々子さんの歌声を初めて聴いたんですが、ハリのあるハイトーンが牧さんの歌声と最高にマッチしていました。
牧さんのワードセンスが光る歌詞と跳ねるピアノがポップで可愛くて、何度も聴きたくなる曲です。
その後は紙吹雪が舞う中、ケルト系のテイストと幸福感に溢れる「LIFE IS BEAUTIFUL」で締めくくりました。
拍手に包まれながら、メンバーは肩を組んで終演の挨拶へ。
フィドル担当のサポートメンバー、手島宏夢さんがしばらく海外に行かれるとのことで、
「本当にこのメンバーでやれてよかった」と言葉に詰まりながら涙を流す牧さん。
何度も何度も「満員の武道館は夢だった、2年前よりも素晴らしい光景だ、今日を迎えられて良かった」と話す牧さんだけでなく、
「コロナ罹患でフジロックに出られない悔しさがあったから、みんなと演奏できて、みんなに会えて本当に嬉しい」と語った進太郎さんや、
また武道館に戻ってこられたという歓びをニコニコで話すプリティさん、
会場を見渡しながら「家族だよもう——」と感慨深い表情のセイヤさん…
私たち観客だけでなく、バニラズとチームバニラズの皆さんも特別な思い入れを持って武道館に臨んだことが伝わる素敵な夜でした。
【おわりに】
最後の最後、「次は絶対に武道館2Daysやろう!約束だ!」との意気込みに、会場からは特大の拍手。
きっとまた実現してくれるに違いありません。
進化し続けるgo!go!vanillasがこれからどんな音楽を魅せてくれるのか、心から楽しみです。
そして2023年1月からスタートする「FLOWERS」ツアーは、これからチケット一般発売もあります◎
グッドミュージックと愛とサプライズに満ちた時間を過ごしたい方は、このツアーを機に足を運んでみてはいかがでしょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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