曇天
ある朝、家を出ると曇天。私はなんだかホッとした気分になった。厚い雲、青空はないが雲の薄い部分から少しだけ感じられる太陽の光、そして温かい空気。(ジメジメしててイヤだという人もいると思う空気感だけどね。)晴天の強い光と青空と冷たい空気も好きだけど、私が落ち着くのはこの天気らしい。育った場所がこんな天気ばかりだったからだろう。新たな発見である。
ここに来て半年過ぎたが、地元とはだいぶ天気が違う。1番気になっていることは、雨が強すぎること。短時間ではあるが、通勤時間に被るとびしょ濡れになる。朝だと最悪。帰りもイヤ。まあすぐに風呂入れるからましではあるけど。私にとっての雨は、弱くずーっと続くものみたいね。育った場所での当たり前は当たり前であることに気づかず、知らずのうちに染み付いている。それは違う環境に飛び込むから気づけることで、少しだけどまた自分を知れた気がして嬉しい。
読んでくれた皆さんにも
ちいさな幸せがありますように。