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保育現場で虐待が起きる要因をなくすために!
人は乳幼児期に過ごす環境が社会を知る始まりといわれています。それは子ども自らの行動を決定づける基準が乳幼児期に作られることを意味し、その後の成長に大きく影響をするためです。
この乳幼児期に保育をする場所では保育者が
子どもの行動理解に努め、
乳幼児期の集団保育によって、
子どもが主体的に社会生活を過ごせること
を目的として子どもに関わっています。
保育者は子どもの行動理解を深められる?
子どものことを理解したつもりでいても実際に仕事として働く中では思うように子どものサポートができず、不安やイライラで子どもに思いもしない対応をしてしまうこともあるかもしれません。
そこで、ちょっとした思考の変換で子どもファーストになるかもしれないヒントを紹介します。
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子どもへはポジティブな態度をとり期待をよせて次に繋がるようにする。
子どもの価値や考えを知ろうとしそれを受け止めて、子どもの主体性を尊重し子どもの自己決定を促す。
子どもの状況に合わせた応答的で柔軟な態度をとる
子どもを客観的にみて公平であり、倫理観と専門スキルに基づいて行動し、好き嫌いで態度を変えるなどの感情的で差別的な行動をとらない。
子どもの感情や態度に振り回されず、専門スキルを用いて自発的に援助や指導を行う。
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以上のスキルに加えて各年齢別の発達知識を豊富にしていくことで子どもへの理解は深まっていきます。
発達知識のひとつとして、乳幼児期には乳幼児に伝わりやすい言葉がけがあります。
言葉がけは伝わることが大事!
それではどんな言葉を選べばよいのか?
乳幼児期に伝わりやすい話し方の例えとして
①気持ちを受け止める
〜がしたかったんだよね!
②子どもの思いを言葉にして伝える
A子ちゃんは〜がしたいの?
③物品の気持ちを伝える
〜(物品)さんは〜が〜だって!
④選ばせる
〜と〜はどっちが良い!
⑤尊重する
〜をお願いね!
⑥理由を伝える
〜だから〜しようね!
⑦見通しを伝える
〜してら〜しようか?
上記を心掛けるだけで子どもとの関係がグッと良くなります。
保育者として避けるべき態度
しかし、集団保育をしていると全体の雰囲気やながれを重視してしまい、個別の配慮が欠けるときがでてくるのです。
保育者が思っている行動と違う行動を子どもがしてしまうことや、保育者が進めていきたい方向から子どもが逸脱しているとき、
保育者が取りがちな行動があります。
それは
①脅し
〜しないとあげないよ
②強要
早くしなさい!早く食べなさい!
③罰の示唆
部屋から出てなさい!あそこへ閉じ込めるよ!
④比較
〜くんはできるのにね
さらにエスカレートしていくと・・・!?
⑤人格否定
チビだね!汚い!臭い!
⑥謝罪の強要
ごめんなさいを言いなさい!
など子どもを追い詰める行動になる可能性を秘めています。
保育者も人である以上感情的に振る舞ってしまう時があるのは仕方ないことですが、
専門職として保育をする者は子どもを追い詰める行動は
絶対にダメです!
だから、定期的に考えてほしいことがあります。
専門職としての保育
保育知識のアップデートはもちろん自分自身の状態確認、さらには自分自身のアップデートを目指さなければいけません。
では、自分をアップデートする方法とは?
①子どもの感情に巻き込まれない
⇒私はプロである。◯◯のときは◯◯してみよう。専門知識を引き出す。
②ストレートな怒りをぶつけない
「なんでそんなことするの!」
⇒「何が嫌だったの?」「何をしたかったの?」
③言い方をポジティブに変える
「〜だめ!」
⇒「〜しようか?」「〜はやめて〜してみようか?」
④理想主義をやめる
保育はこうあるべきだ!は置いといて、ひとりひとり違うことを知る。
⑤子どもに高すぎる期待を持たない
「まだ小さいのだから当たり前」「良い時も悪い時もある」
保育者として子どもと関わる以上、子どもファーストを心掛けて、自分をアップデートして欲しいと思います。
さらに!
一緒にわらう
一緒に歌う
一緒に踊る
子どもと一緒に楽しむ時間を増やすことで専門職の意義を忘れず、原点回帰をして欲しいです。
保育者の環境改善は必要!
また、保育者の環境を園全体で考えることも必要です。
〚物的環境〛
保育者が使用したい教材や材料、道具などをすぐ使える(園で購入している)環境
時間的環境〛
保育者が無理をせず保育に向き合える勤務時間のゆとりがある環境
などを見直しできれば最善です。