美人について語ってみた。美人は本当に幸せなのか。メンエス嬢の物語で読み解く。
ウォーカープラスで連載中の
「メンエス嬢加恋・職業は恋愛です」第10話
最終回が公開中です。
この連載をはじめる前から考えていた設定は、
加恋は、「男女問わず一目で恋に落ちてしまいそうな
ほど美人」ということです。
「美人に生まれれば幸せか？」
という問題に対して以前から私は
モヤモヤとした思いを抱えていて、
いつかそれをうまくマンガにできないかな…と
考えていたのです。
本音をいうと、若い頃は…（今でもちょっぴり）
「あーあ、美人に生まれたかったなー！」
とよく思ってました。(笑)
美しさって、才能です。
整った華のあるお顔は武器になる。
でも…
「幸せ」とは限らない…。
ような気がします。
だってね、
われわれ凡人は、優れた人、恵まれた人に対し
「嫉妬」してしまう。
女優さんとかモデルさんとか
自分に遠い存在であったとしたら、
「美しい人」は素直に好きになれますし
「推し」ますが、
身近な人であったら？
やっぱ「あなたは美人に生まれて得だよね」
と嫌みな気持ちになってしまうのでは？
美人で性格がいい人はいっぱいいます。
でも、私が小中学生くらいなら
「比べられるのはいやだな」と
なんとなく劣等感を刺激されて
あまり近寄りたくないな、なんて
思っていたでしょう。
あとは、「変な人が寄ってくる」という厄介な
悩みもあると思う。
近寄りがたいぐらいの美人なら、
普通の人は遠慮するんだけど、
自分に自信がありすぎる人（根拠がない自信だったりする、ちょっと変な人）は
ダメもとでアタックしちゃう。
で、近寄りがたい美人は
（近寄りがたいので）あまり口説かれたりしないもんだから
意外とすんなりオッケーってなって付き合っちゃう。
…て、ことが結構あるんじゃないかな。
で、その根拠のない自信がありすぎる男は
「こんな美人を射止めた自分」が好きで誇らしいだけなのであって
別に愛してくれるわけでもない。
挙げ句、調子にのって「俺はすごい」と思い込むことになるし
モラハラ男に変身することも多い…（ような気がする）
と、いうように美人は利用される。（こともある）
私は美人ではないけど、長いこと生きていると
ごくごくまれに、「顔が好き」と言われることも
あります。そういうマニアもいるんです！
「顔が好き」と言われると、
そりゃー、嬉しいです。
自信つきます。
でも、一般的に、すべての人が認める
美人となると、
マニアっていうか、みんな好きだろうし…
世界中のみんなを敵にまわしても
一人だけは味方でいてほしい！
（どっかで聞いたような言葉だな）
…っていうのが女心ってもんじゃないですか？
あとね、美人さんが損するんじゃないかな？てことは
「おっさんに狙われる」ということです。
おっさんは「若い美人」が好きです。
そういうおっさんは金と権力をもっていたりするので
たちが悪い。（個人の意見です）
と、まあいろいと書きましたが、
やっぱり「美しさ」というものは
才能であるとも思うので、
その才能をうまく使ってほしい！
と思います。
たとえばアイドルになって
たくさんの人を喜ばせる…とか？
別にアイドルにならなくてもいいのですが、
「美しさ」が武器になるような現場で
同じように美しさをもった人たちを切磋琢磨
することが幸せの道（の、ひとつ）なんじゃないかな
なんて思います！
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