月を読む_new1

〈作詞note〉「恋わずらい」aoyama

「恋わずらい」(1997)
作詞:青野りえ 作曲:石川秀明

2月の風はからまわり こころに吹き抜けてく
春には早い日曜の 朝の匂いに似てる

ちぎれた雲が赤く染まって 胸の隙をつつけば
霧のかかった気持ちほどけて わたし取り戻せるのに

2月の風にあおられて こころは高鳴るけど
一番好きな笑顔だけ 思い出せなくなるの

鏡の中に迷い込んだら きっとこんな感じね
あなたへ続く甘い出口は とても見つからないの

鳴らない電話待って イライラ
あの人の背中に ハラハラ
星に手を伸ばして グラグラ
叶わない気持ちは サヨナラ

2月の風は頼りなく はにかんで見せるけど
見たこともない臆病な わたしで溢れそうよ

ちぎれた雲が赤く染まって 胸の隙をつつけば
霧のかかった気持ちほどけて わたし取り戻せるのに

鳴らない電話待って イライラ
あの人の背中に ハラハラ
星に手を伸ばして グラグラ
叶わない気持ちは サヨナラ

鳴らない電話待って イライラ
何気ない言葉で グラグラ
さり気ない仕草で メロメロ
叶わない気持ちに サヨナラ サヨナラ

リリースは『月を読む』に収録された2007年ですが、もともと青野が学生時代に組んでいたバンドwest bound kathyで作られた楽曲で、ライブ初演は1997年3月でした。
当時はスマホなんてもちろん無くて、好きな人との連絡手段はまだ電話が主流。時代を感じます。

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