合わない相手との付き合いかた
今からする話は正直いま自分が追っている「Vtuber界隈」だけじゃなく「アイドル、タレント界隈」だとか「ネトゲ界隈」だとか、そういう“界隈”みたいなものは関係なく何でも当てはまる話だと思います。
何事も相手が存在するものだと思え
物事は何だって、自分ひとりで完結してるものは意外と少なかったりします。
今回話題に挙げるリスナーとVtuberもそうだし、リスナーとリスナーのやり取りだってそう。コンビニでジュースを買うときだって店員さんは機械じゃない自分と同じ心を持った人間。
心を持って自分で考える人間には誰にだって自分の信じる信念とか、考え方とか、正義とかがある。でも、それはの思いは人によってそれぞれ違う。だからこそ喧嘩もするし、もっと広い範囲でなら戦争だってそう。
まあただ、基本的に自分たちみたいな個人は法律によってやってはいけない事が定められてるわけなのであくまで“常識的に”行動していると思います。
…回りくどい話になってしまいました。最近リスナーどうしの主張(それぞれの掲げる“常識”に反している、害悪リスナーだ、大人の立場を濫用して若いリスナーを差別しているだとか、別に自分は間違っちゃいないとか…)の対立だとか、運営から提供されるコンテンツに対するリスナーの考え方(女性メインのグループが男性とコラボすることや、ASMRなどの性的コンテンツに対する反感とか)が対立したりだとか。嫌がらせしたり、晒されたり、怒ったり、悲しんだりをたまに見るのだけれど、正直顔を合わせることの無いネット社会での対話は困難を極めると思います。
「お前、バカじゃないの?」
この一言をみてどう感じます?
色々な感じ方があると思います。“自分の事を馬鹿にしている”、“冗談を言っている”、“叱られている”などなど…それです。顔をあわせたり、声を聞いたりしていると“怒っている、呆れている、茶化している”といった言葉以外の意図が伝わってきます。文章だけだとそれがない。でも受け手が何かを感じた時点でその意図は固定化される。めちゃくちゃ難易度の高いことをやってるんですよ。上手く伝わらなくて当然じゃないですか。
コミュニケーションの9割は第一印象で決まる。と言われることもありますが、ネット上でも同じでほぼ100%が第一印象で決まると思います。一度“この人は苦手だ”と感じてしまったら、その人の主張を受け入れたりするのは中々容易ではありません。たとえその人が広く色々な考え方を受け入れたいと言っていたとしても。
合わない人とどう付き合うのか。これはとても難しい課題だと思います。正直自分もできてないと思います。ただ、そういう人に出会ったときに「お前は間違っている!」となるのではなくて「そういう人も居るんだな」と思うだけでも多少は違ってくると思います。
根本的な解決にはなってないかもしれません。もしかしたら注意をされなかったその人は「自分は正しい」と思って更に暴走するのかもしれません。ただ、あなたは全能の神でもなければ聖徳太子でもありません。中立の立場から白黒付けるのは正直ムリです。それを好む人たちとの間で余計なトラブルを巻き起こすだけです。
だからこそ、嫌なものは見ないという事もひとつの手段だと思います。現実から逃げてるというわけではない、余計なトラブルを未然に防いでいるのですから、立派な問題解決の手段だと思います。
別に推しを全肯定しろとは言いませんが、誰の得にもならない争いが少しでも減って楽しく応援できるといいですね。
最後にどうしても考えの合わない相手とも対話しなければ気がすまないという人にひとつアドバイスするとしたら、それは“相手を否定しないこと”です。
上で述べた第一印象の話になるのですが、否定と受け取ると人はその人の話を聞かなくなります。大なり小なりありますがこの傾向はほぼ同じです。顔も声も分からない相手との対話です。どう受け取られるかは自分と相手によって違います。だからこそ自分の表現が相手の考えの否定にならないように最大限の注意が必要になると思います。どれほど正しい話をしていてもその話が相手の耳に入ってないのなら、その言葉はただの文字の羅列に過ぎません。その辺りをちょっぴり意識すれば多少は意義のある話ができるかもしれませんよ。
あなたが知人に推しを布教するとして
あなた「最近〇〇ちゃんを見ているんだ」
知人「へぇ、それよりも今✕✕にハマっててさ」
あなた「最近〇〇ちゃんを見ているんだ」
知人「へぇ、どんな子なの?」
あなた「△△っていうイベントに出たり、〜〜みたいな事をしているよ」
知人「へぇ〜色々やってるんだね…!自分は今✕✕にハマってるんだよ」
もちろん全てがこの通りではないと思います。この通りなら良いとも思ってはいけないです。ただ、同意でも反感でも何かを感じて頂ければうれしいです。
ただの個人の感想文にも関わらず、ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。