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茨城県にある生きがいに強い税理士です。節税や競争には興味がありません。

私の事務所は電話が鳴らないようにしてあります。電話で伝えられる情報量は限りなく少ないのと、相手の状況関係なく割り込んでしまうので迷惑だと考えているからです。

電話よりメールやメッセージ等で直接やり取りしています。

そんな中で鳴る電話のほとんどは営業の電話です。
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このような電話ばかり苦笑


特に最近多いのは「節税」「勝ち抜く」このようなキーワードです。

このワードに絶望的な違和感を感じています。

誰と何を争っているの?


「節税」について考えてみます。
まず「節税」の本質を捉えている人は限りなくゼロに近いと感じています。この営業の電話で言う「節税」は、法人税が50万円安くなった代わりに金融商品を100万円購入しましょう!という類のものだからです。
差し引き50万円は支出が増えます。これって節税なんでしょうか?

我が国でほんとうの意味で「節税」できるのは、法人税の税額控除という特例を適用した場合のみです。そしてこれは、小手先でできるものではなく、ビジネスモデルのデザインから着手しなければならない課題です。
※ビジネスモデルに手を付けなくても適用できる税額控除もありますが、場当たり的な効果に限定されてしまうので注意。

でも仮に、税額控除以外にも節税ができたとして(できないけど)それでも節税しますか?というのが私の想いです。

なぜなら、企業も国家も同じじゃないですか?

自分の身体の一部だけ最適化すれば良いのでしょうか?
足が速くなりたいから機械の足にでも手術しますか?
大企業に例えるなら、自分の部署だけ予算潤沢で他の部署はカツカツ、結果会社全体が赤字で瀕死……みたいな。

節税って、誰と何を争っているんでしょうか?


「勝ち抜く」も絶望的に違和感を感じます。

御社は誰と何を争っているのですか?
マーケット(市場)を戦争のメタファーに例えているビジネス本はたくさんあります。戦争のメタファーは闘争本能に火をつけているように見せかけます。

経営者は孤独だ
会社を守るために勝ち抜こう
シェアを奪おう!

このような煽り文句で何かを刺激してきます。

経営者は孤独な訳ないし
会社は守らなくてもそこにあるし
シェアは奪わなくても創ることができるのです

物事の本質ではない煽り文句で視界を奪っている(我々から見たら奪われている)事に気付いてほしい。

煽り文句で刺激しているのは、我々のシャドーの部分です。
シャドーの部分から湧き上がってくるエネルギーは、クリエイティブな力を生みません。創造力こそ生きがいにつながるものなので、どんどん生きがいから離れた人生になってしまいます。

市場で争っているようで、実は自分の内面から著しく攻撃されているんですよね……。

※しかしシャドーの力は強力で、いわゆる24時間戦えますか?状態を作ってくれます。強烈に[生-せい-]を実感できます。これの虜になって廃人になってしまう人が多いです。取り憑かれるほどに多用しないでほしい(コントロールできるものでもないのですが……)


市場争いを勝ち抜くって、誰と何を争っているんでしょうか?


当事務所は茨城県鹿嶋市にあります。

既存のクライアントからのご紹介でのみ、お仕事を引き受けさせていただいております。

生きがいに強い社会派税理士です。

節税や競争には全く興味がありません。

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