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オカネに関する知識について集めた美術館をweb上で創りたいー続編ー

オカネに関する美術館という ideaを公開したところ私の身体感覚の反応が良かったので、もっと踏み込んでみたいと思います。

ideaからもう一歩踏み込むと、initiativeというものになります。これは、ideaが具現化し、花開いていくプロセスを指す言葉です。ideaを具現化しようと一歩を踏み出す時、非常に振れ幅の大きい不安定な心理状況になります。それは言い換えれば、脆弱性・失敗・恥・損失・失望・拒絶など振れ幅のある感覚(vulnerability)です。もっと別の言い方をするならば、初めて他人に好きだと伝えた時のあの感覚にも似ています。

このように、ideaを具現化し花開いていく行為をinitiativeと呼びますが、その中で感じる(vulnerability)の中で、自分の創ろうとする世界の著者になっていくのです。この著者であるという感覚(authership)が大事だと考えます。

initiativeが立ち現れ、一個人がauthershipを感じるようになった時、その一個人(source)は宇宙の流れを感じることができるので、以下の仕事を最も重視すべきだと考えます。

1. initiativeのedgeが何であるか、つまり全体として何が範囲内で何が範囲外であるかを明確にするために宇宙に耳を傾ける。
2. edgeを守ることで、initiativeの完全性を維持する。
3.initiative全体として次のステップを感じ取りそれを決定し行動する。
4.creative fieldをspecific source役と共有する。

用語の解説
creative field=ビジョンを実現するために必要な人やリソースを引き寄せ、取り組みを束ねることで一貫性を生み出す魅力的なフィールドのこと。sourceがinitiativeをとることで成立する。

specific source= sourceがinitiativeを開始するために不安定な世界に身を投じると、sourceのビジョンとそのためのエネルギーは、磁石のように他の人々を引き付けることができます。その中には、自然とビジョンの特定の部分に責任を持つ人が出てくるので、それをspecific sourceと呼んでいます。


1. initiativeのedgeが何であるか、つまり全体として何が範囲内で何が範囲外であるかを明確にするために宇宙に耳を傾ける。
→これはsource一人が定義することです。決して組織全体で決めることではありません。何故なら、数あるideaの中のある1つを具現化しようと、vulnerabilityを感じながらも前に進もうと決意したのはsourceであるからです。支配を伴う階層構造を連想する人も多いかもしれませんが、このsourceが1人であるという事実は、支配構造とは無関係であると断言します。むしろ、支配構造を取り除いた階層構造(creative hierarchy)であると言えます。

2. edgeを守ることで、initiativeの完全性を維持する。
→creative fieldの外縁が何を表しているかを明確にすることだけでなく、外縁が破損しないようにその整合性を維持することです。関係のないものが入り込むことは許されません。もしもsourceが、自分では適合しないとわかっているものを入り込ませてしまったら、ゆっくりと、しかし確実に、creative fieldはまとまりを失ってしまうでしょう。そうなると、sourceのエネルギーが弱まり、つられて、ビジョンに取り組む全員の活力が失われることになります。
エッジを守るために、専制的なリーダーのような強引さや暴力性が必要とされることはほとんどありません。sourceが明確で究極の愛に満ちた場所から行動するとき物事は自然に現れます。強い抵抗は、多くの場合、sourceが十分に聞いていないか、無意識のバイアスや自分では気づいていない精神の別の部分から行動していることを示しています。解決策としては、sourceは無理に押し通すのではなく、もっと耳を傾け、自分自身に働きかけて無意識を可視化することです。

3.initiative全体として次のステップを感じ取りそれを決定し行動する。
→Listening ・Hosting・Sharing・& Deciding.
Listeningは宇宙の声に耳を傾けること、Hostingはspecific sourceやその他の支援者との対話やセンスメイキングを主催すること、Sharingはソースが明確になってきたら、自分のオーサーシップを共有することで、ボトムアップ型のアプローチを維持すること、Decidingは、明確になったらソースは決断するということ。

4.creative fieldをspecific source役と共有する。
→sourceはビジョンを実現することが、自分一人では達成できない目標であることは当然分かっています。sourceはcreative field内にサブイニシアティブを他の人が設立し全責任を負うことを認めなければならないのです。これらのサブイニシアティブがedgeを超えない限り(creative fieldの完全性が脅かされない限り)、sourceは邪魔をせず介入してはいけません。


という、前提条件を話すだけでこんなに長く書いてしまった笑

進化型組織の取り組みとして、オカネの美術館構想は進めていきますが、どのような枠組みで進めるのか?をお話しました。

このsourceの概念で経営を進めていきたいと思っています。

次回こそ、具体的なedgeを定義する話をします笑

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