企業連合…その中心に何を置くべきか?志?理念?共感?企業連合へ加入する際の審査は?税理士が見えている新時代の企業連合について解説します
前回の記事でも企業連合について書きました。
今までのコミュニティと、これからのコミュニティは明確に異なると考えています。その差について少し書きたいなぁ…と思っています。
今までのコミュニティは閉鎖的コミュニティでした。
そのコミュニティに所属しているメンバーの利益を最大化するため。という経済先行のコミュニティであると言えます。
経済先行を第一に掲げると閉鎖的になる。というのが成り立ちであると言えますね。
これからのコミュニティは開放的コミュニティです。
そのコミュニティが人間の能力を解放するため。というオアシス的コミュニティであると言えます。
能力を解放するためには、人と人のつながりが最重要となってくるので開放的であると素敵なのではないでしょうか?
そのような開放的コミュニティのデザインですが
・中心に何があるか?
・周辺(運営者)に何が必要か?
・メンバーの加入審査は?
の3点で私は考えています。
私がイメージしている世界で言うと
・中心には権威があるけど権力はない
・周辺(運営者)は自利を達成している
・メンバーの審査基準は一切ない
そして、この3区分は仮で決めたもので自由にまたいでいくことができる。
このようなイメージを持っています。
詳細解説しましょう。
・中心には権威があるけど権力はない
強いリーダーが権力と権威を持って商売を進めていく時代は終わろうとしています。その組織内で自分を犠牲にして、奴隷のように我慢して働く時代は終わりました。
リーダーはメンバーの能力解放を考えると上手く動き出すのではないでしょうか?
能力解放の一番の阻害要因はコントロール願望です。
コントロール願望を手放す意味で、権力を手放す事をオススメします。
ー参考文献ー
中空構造日本の深層 (中公文庫) 河合 隼雄 https://www.amazon.co.jp/dp/4122033322/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_Hb8FFbQPSQ9WP
・周辺(運営者)は自利を達成している
最近感じる事ですが、自利ってすごい大事だな。と。
利己
自利
利他
という3ステップを意識したほうが良いと思っています。
ホップ・ステップ・ジャンプという手順でしか3段跳びにならないように、いきなり利他の心には行けないと考えています。
利己については解説不要ですね。だましてでも自分がカネをゲットしちゃおう的な思想ですね。
自利についての理解が大事かな。と感じます。
自利とは、きちんと儲けて会社を運営する事・個人で言えば給料を上げたりして自分の足でしっかり立つ事です。
自利を達成すると図らずも利他を達成できます。
きちんと自立できれば、税金を多く納税する事でもありますし、失業保険や生活保護などの社会システムに頼らないという事でもあります。
自利と利他は同じなのですが、まずは自利という切り口から考える必要があるのです。
先に利他から入ると、利益出さずに格安で販売する事が他人の為。という誤解が生じます。
利益出すには販売単価を上げる事が何よりの近道です。販売単価を上げるためには顧客満足度を上げる事です。そのためには、あれこれとお客様のニーズに応えていく事です。
そこまでしてくれるのか!
というお客様からの感謝を数字で表したものが売上であったり利益であったりするので、逃げずに正面から向き合いたいですね。
そして、自利を達成した人がはじめて利他の精神で動けるのだと考えています。
自分の給料すらおぼつかない人が、ボランティア活動ばかりでは生活できませんよね。
なので、周辺(運営者)は自利を達成しているというのが大事かなぁ…と。
・メンバーの審査基準は一切ない
これは解説不要でしょう。
審査基準を設けて排他的な動きは未来につながりません。
自利を達成した人がいるのが心強いですね。
3区分は仮で決めたもので自由にまたいでいく
これが結構重要な要素で、万物は流転する。という自然の摂理に従って考えるほうが良いな。と。竹がしなりながら力をいなすような「レジリエンス」を有する組織に進化できます。
時代に合わせていくのではなく、レジリエンスを持ったコミュニティが有するほうが辛くないですからね。
はい!という訳で、企業連合について考察してみました。
私も企業連合をカタチにしたいな~と、今動いています。
たくさんの人々が心洗える場所だったら嬉しいです!
ではまた!