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世界と日本の距離はどうなった?3年ぶりに海外に行く事になったので渡航情報などをまとめ

私は海外旅行が好きだ。
とくに一人旅がゾクゾクする。一人で異国の地に降り立った時に感じるものは、自分自身の輪郭だからだ。日本に生まれ日本に育ち、日本人ばかりに囲まれていると無自覚である部分がある。その無自覚な自分に出会える。
海外旅行は自分に出会える機会なのだ。

さて、そんな私もウィルス騒動において、海外旅行に行けない期間が長かった一人だ。前回の海外旅行は2019年5月のマレーシアである。

今回、ヨーロッパに仕事で行く事になり、実に3年ぶりの海外旅行である。
スイス・イギリスと旅をしてくるので、渡航情報などをまとめてみたいと思う。


そもそも海外旅行に行けるの?

結論から言うと行けます。不要不急な渡航はさけてください。という状況ですが。
2022年4月現在、一部の国を除いて入国制限・行動制限措置は緩和されています。詳しくは外務省の海外安全ホームページをご覧ください。
感染症危険情報レベル3:「渡航は止めてください。」(渡航中止勧告)
に該当する国は以下の通り。

これ以外の国はレベル2:「不要不急の渡航はやめてください。」に該当します。

また、航空券の価格ですが、以前と比べると決して安くはありません。
需要が高いから供給を増やし、供給が増えてくると価格競争が起きる。というのが自然な現象です。今の状況は需要が高いとは言えないので、価格競争にならないのは自然の成り行きでしょう。
また、売り切れ(満席)にはならないだろうと高を括っていると、格安の変更不可な航空券が指定枚数販売終了となるケースがあります。(私も今回危なかった…)発券枚数自体に制限をかけているのでしょう。

日本から外国へ行く場合

各国の水際対策として、様々な措置が取られています。上記の外務省の海外安全ホームページをご確認ください。
例外的にイギリスでは、2022年3月18日から入国制限を全て撤廃しました。

今回私は、フランクフルト経由でスイスに向かいますので、この2ケ国を例にとってみましょう。

ドイツ入国(トランジット)
私の場合はトランジットですので、トランジット欄を見ます。
次に、ワクチン接種証明書の有無欄を見ます。もしワクチン接種証明書(ワクチン接種者はお住まいの市区町村で取得可能)を持っているのであれば、他には何も要らないという事です。
ワクチン接種証明書を持っていない場合、陰性証明書が必要になります。

3/3時点日本人ドイツ入国早見表(大使館HPより)


スイス入国
英語のみですが、トラベルチェックが便利です
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:トラベル・チェック

Travelcheck
Entry to the country is currently possible without pandemic-related measures.
Travel information
・Your entry to the country is subject to the general entry requirements (e.g. travel document and visa). You may be accompanied by your children of minor age. If you are reliant on support, a carer may accompany you. These people are likewise subject to the general entry requirements.
・If you are a third country national and do not require a visa for your entry, the airline may require a certificate from the Swiss diplomatic mission abroad. Please check this with the airline.
・If you are travelling through another country on the way to Switzerland, please find out about the entry requirements in that country.

私の場合は、ワクチン接種を済ませているので、入国に問題はないそうです。


外国から日本に戻ってくる場合

厚生労働省HPより

指定国からの帰国か?それ以外か?でまず分かれます。

厚生労働省HPより

スイス・イギリスは指定国ではないので滞在履歴なしの欄を見ます。
次にワクチン接種の有無欄になります。
私はワクチン接種しているので赤字のあり欄へ。すると、検疫で検査して陰性であれば待機なしで帰宅できます。

加えて、日本入国に必要な書類は以下の通り

厚生労働省HPより

この検査証明書の提示
が一番ハードル高いと思います。

私の場合は、ロンドン(ヒースロー空港)から羽田に戻ってくる予定なので、そのヒースロー空港発の定刻出発時間からさかのぼって72時間(3日)以内に、現地で指定されたフォーマットの陰性証明書を取得する必要があります。
・検査所を見つける(そこそこの英語力が必要)
・証明書はメールで届くので印刷する(そこそこの英語力が必要)
というように、現地でこれを実行しなければなりません。
また、海外ではマスク着用が一般的ではありません。現地の人たちはガードがゆるいので、その中に混じって感染防止策を取れるのか?という疑問もあります。現地での不要不急な観光や、酒場などは避けたほうが無難でしょう。
なにせ、いざ日本に帰ろうと思って検査を受けたら陽性だった!となったら、帰国便に乗れません…泣


まとめ

だいぶ海外との距離は縮まったが、まだまだハードルは高いと言えるでしょう。
また、海外で日本語以外でやりとりを行い、陰性証明を取得しないと帰国便に搭乗できません。検査所の予約、フォーマットと適合しているかチェック、現地でプリントアウトなど、ハードルは高いでしょう。
なにより、海外ではマスク着用義務も撤廃され、日本国内にいるよりも感染リスクは高いと言えるかもしれません。周囲が全員マスクをしていない状況でも、自分だけはマスク着用を続ける。そのような周囲に合わせない振る舞いは日本人が苦手とするところではないでしょうか?
そして、72時間以内の検査で陽性となってしまったら、海外でさらに10日ほど足止めを喰らいます。スケジュールに余裕をもった設計が必須です。

気軽に海外に遊びに行けるには、まだ1年はかかるのではないでしょうか?
あの海外の熱気を気軽に味わえる日々が戻ってくる事を切望します。

では!

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