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『アルゴリズムの檻』のプロンプト公開。AIでの小説執筆の2つのポイント

割引あり

AIを使って小説を書くにはコツがいる

前回の記事をご覧いただいてない方は、まずこちらをご覧ください。

こちらに書いてあるように、私はAIにほぼ全てを任せて小説を執筆し、星新一賞の最終選考(倍率135倍)に残りました。
現状、1万文字程度の小説であれば、AIを使って人間と遜色ないものを書くことができるということです。
現在は当時(昨年9月末)よりAIが進化してるので、数万文字でも可能だと思いますし、今後は長編小説も書けるようになると思います。

今回の記事では、AIを使って小説執筆を頼む際に、
・どのように指示を出せばよいのか。
。AI執筆において、最も大切なスキルは何か。
をお伝えいたします。

ここさえできれば、AIの小説執筆の7割は完成したと言っていいでしょう。
もちろん、AIが出してきた小説をそのまま使うわけではなく、それを修正していく作業は必要です。
しかし、まずはその修正する元となる小説が面白くなければ意味がありませんし、元が面白ければあとはそれを仕上げていくだけです。
仕上げ作業はそれはそれで大変なのですが、作業の重要度でいえば、最初の出力をいかに良くするかの方が大事なのです。

もちろん、指示の出し方に正解などありません。
あくまで、私が最終選考に残った作品をつくった際のプロンプトを公開し、それをもとに解説します。
記事として断定調で書くこともありますが、私の考えだと思ってください。

今回の記事を参考に、自分なりにアレンジして、あなただけの指示の出し方を見つけてもらえれば嬉しいです。
(ちなみに、本記事の文字数が多いのは、AIで出力した文章も載せてるためです。あらかじめご了承ください)


実際に使用したプロンプトを公開

さて、では、さっそくAIにどのような指示を出したのかを解説していきます。

私が最終的に使ったプロンプトは以下の通りです。
これをClaudeに入力しました。

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