秋、来たりて心軽く_博論日記(2024/09/23)
秋が来た。
今日は何をおいてもまず、これを書かなければならない。
先週も36℃越えの熱風まとわりつく日が続き、げんなりしていた。日が暮れるのが早くなっただけに、なんでこんなにも暑いのかますます腑に落ちず、職場への行き帰りは深くかぶったキャップのそのつばに隠れるような気持ちで黙々と歩いた。
昨日やっとまとまった雨が降り、その関係か気温がすとんと下がった。今日はよく晴れたが29℃は越えず、とても過ごしやすかった。吸い込む空気が秋の風合いで、足取りも軽くなる。暑さをストレスに感じていたことが、今さらながらわかる。
しかし、被災地の豪雨のニュースには「なんでまたこれほどの苦難が」と悲しみとやるせなさを感じる。わずかでも私にできることを探そう。
今日のnoteは断片をいくつか並べる。
*
講義
今日の講義は、前回の反省を踏まえて「要点を抑えながら明確に話す」ことを心がけた。前回に比べて言葉の選び方はマシだったと思う。
履修登録変更期間が終わって、最終的な履修登録者は29人。2回目の講義を終えてまだ1度も出席していない学生たちもいて、彼らは無理としても、およそ半数の学生の名前と顔が一致した。そのことによって、かなり落ち着いて話すことができたように思う。
今日の反省点は、リフレクションシートを書く時間を確保できなかったこと(Web上で提出する宿題にしてしまった)。講義時間は90分あるのだが、時間配分がうまくいかず、前回は焦ってしまって短すぎとなり、今回は内容を詰め込みすぎて長すぎとなった。次回また試行錯誤してみる。
論文
18〜20日に割り当てられていたイントロ以外に修正しなければならないところがあることが発覚し、それが終わらないのでレターが書けず、すなわち先生方にメールができていない。明日の主査の先生とのミーティングで、イントロ以外に修正しなければならないところについて、どうしたらいいか相談する。
今回、講義の準備に土曜日だけでなく日曜日も必要であることが、よくわかった。また、月曜日は講義を終えたあと、提出物のチェックや次回の講義のラフスケッチを書くのに時間が必要で、頭を論文モードにできない。
スケジュールの調整をもう一度する必要がある。明日、朝早起きしてちょっとでも進めて、夕方の主査の先生とのミーティングに臨みたい。主体性!
カカポ
Lady Gagaの"Poker face"のコーラス部分がなぜか脳内をぐるぐるしている。
ただ、後半部分は何を言っているのかよくわからず、うまく口ずさめない。調べてみると
P-p-p-poker face, f-f-fuck her face (Mum mum mum mah)
P-p-p-poker face, f-f-fuck her face (Mum mum mum mah)
と、fワードを言っていることがわかり、私の好みとして「こりゃ歌えんわ」となった。でも脳内ではこのメロディがぐるぐるしている。
そして発見した。
カカカポポポポ、カポポポー
カカカカポポポ、カカポポー
とすると大変しっくりくる。脳内でカカポがきょとんとした顔で首をひょこひょこ動かし出した。
好もしい。
ウォンバットの四角い糞の作り方
ナショナル・ジオグラフィックのメールマガジンを登録している。ふとメールボックスを覗いたら、「ウォンバットの四角いうんちの謎/週末の寝だめはダメ」というタイトルが目に飛び込んできて、一気に高まった。もちろんウォンバットの方に対してである。
なんですと! もう気になって気になって仕方ないので、ヤン氏たちの論文を読むことにした。タイトルは"Intestines of non-uniform stiffness mold the corners of wombat feces"(硬さの均一でない腸がウォンバットの糞の角を形作る)
大変おもしろい論文だったが、詳細は省く。ここで伝えたいのは、「硬さの均一でない腸」の検証というメインパートではなく、前提部分のFig.1の魅力である。
(a)親子写真を使いウォンバットの愛らしさを暗に強調、(b)まごうことなきキューブ状の糞、(c)肛門のあたりでキューブ状にカットしているわけではなく、腸のなかほどですでにキューブ状であること、(d)3mもある腸、そして"a yellow yogurt-like slurry"から” darkened dry cubes”にtransformされていく様。
好もしい。
ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 千葉県立中央博物館
NHKのザ・バックヤードという番組を見ていたら、千葉県立中央博物館が取り上げられていて、チバニアン期の紹介があった。チバニアン期(77万4千年前~12万9千年前)の地層からは、絶滅した世界最大のトド(オオキトド)や多くのクジラ、3種類のゾウ、ステラーダイカイギュウなどさまざまな化石が見つかっているという。
大変興味深い番組だったが、詳細は省く。ここで伝えたいのは、オオキトドがあまりに大きいということだ。以下は、千葉県立中央博物館のXから。
まるでこのスケール感はSTAR WARSのジャバザハットではないか。怖い。
そして、好もしい。
*
今日は心動いたことを中心に書いてみた。論文を書かなければならないことが自明すぎて、内省している場合ではないという気持ちになっているのかもしれない。
最後にひとつ、思い出した。
相方と勉強会の帰りに書店をぶらついていて見つけた本。
軽いノリノリのイルカ。回文になっている。
好もしい。
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<To Do>
・投稿論文2本(9月中)
・博論本文:
11月(予備審査委員会立ち上げ願い)
12月予備審査
2月口頭試問
3月修了
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