
着ぐるみのバイト 2024/06/06の日記
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の作品WEBラジオ「ぼっち・ざ・らじお!」で、パーソナリティの青山吉能さんが、作品の企画で「承認欲求モンスター」の着ぐるみを着た話しをされていた。
曰く、
「大きく動かないとポーズが取れない」
「とにかく暑かった」
とのこと(意訳)。
自分は大学時代の4年間、着ぐるみのアクターのバイトをしていた。
特定のキャラクターの専属アクターをやっていたわけではない。イベント運営を請け負う派遣会社から依頼されたキャラの着ぐるみを着るバイトだった。
地方のマイナーなゆるキャラから、超有名アニメキャラクターまで。色んな着ぐるみを着させてもらった。良い思い出。
学生にとって、着ぐるみのバイトは相当割りが良かった。
労働時間が7時間だとしたら、熱中症対策のため、実際に着ぐるみを着るのはその半分の3時間程度。休憩中も時給は発生するので、その時間で大学の課題が出来た。それなのに、よくあるバイトよりも時給は良い。
着ぐるみを着て、小さい子と戯れるのは楽しかった。
生身でやったらタダの奇行と煙たがられる行動をしても、着ぐるみのガワなら楽しんでもらえる。なんだか自分がスターになった気になれて、気分が良かった。
他人と距離の近いスキンシップを取っても許されるのも役得。
人生で、女性と一番近い距離でふれあったのは、着ぐるみのバイトだ(悲しい)。
着ぐるみバイトの思い出は、他にも色々と。
着ぐるみを着たまま砂丘を歩き、なぜかウミガメの放流に立ち会ったこと。
地方ゆるキャラを着ていた時、同じイベントに出演していたある芸人が登場すると、「あの人に近づくとイメージダウンだから下がって!」って言われたこと。
初めての着ぐるみイベントで、何の説明もなくプロ歌手の歌唱ステージの後ろで踊らされたこと。一緒に出演した他のアクターさんが、「変なおじさん」ダンスを踊り出して、笑いをこらえるのに必死になったこと。
いや、濃い思い出ばっかだな!?
また、着ぐるみアクターの仕事、やってみたいなあ。
ちなみに、今使っているアカウントのアイコン画像は「アニメ ぼっち・ざ・ろっく!展」で展示されていた承認欲求モンスターの写真。
昨日の日記