アレルギーバスター、ハサミに敗北す 2024/09/06
Googleフォトには、昔撮った写真をレコメンドしてくれる機能があるが、今日紹介された写真は謎だった。
2019年9月6日の写真。
生米…?を炒めている?なんで?
朝この写真を見てから、半日頭を悩ませ続けて思い出した。
米を煎って乾燥剤代わりにしようとしてたんだ。確かスマホが水没して充電ができなくなったので、ネットで見かけた方法を試したんだと思う。
当時のスマホの防水性能で、こんな付け焼き刃な乾燥術を試したところで焼け石に水。炊いた米が生米に戻らない様に、水がついてショートした機械を乾燥させても無意味なんだな。その後すぐにdocomoの補償サービスで代替機に交換してもらった。
昨日の寝起きも鼻ずびずび目真っ赤。酷いアレルギー症状。ここ3週間ほどアレルギーのせいでデバフがかかり続けている。
ここまでハウスダストアレルギーを疑い、部屋を掃除し、マットカバーを念入りに洗い、空気清浄機を導入した。ここまでやってもなおこの酷さ。
ついに一つの可能性に思い至る。
ダニ・ノミアレルギーか、これ?
寝起きすぐ、その可能性に気づいてからは早かった。
6年以上使いこみ、随分汚れていた古いマットレスと布団を切り刻んで捨てることに。マットレスはもう2枚重ねにして使っていたから古いのを捨てても問題ないし、布団はなくても毛布があるので大丈夫。24時間ゴミ捨て可能なアパートに感謝。
マットレスを切り刻む時に悲劇は起きた。
マットレスを切るのには、1年前の引っ越し時、カーペットを捨てるのに使った鋭利なはさみを利用した。己の不注意により、ハサミで左手の薬指を深く切ってしまったのだ。
出社前。左手からドクドクと流れ出す血。
止血する時普通使うガーゼやバンドエイドの在庫はない。やむなくティッシュと輪ゴムで無理矢理しばりあげて止血した。
輪ゴムで無理矢理止血なんて下も下。オフィスに着く頃には指の感覚がなくなりかけていた。オフィスのトイレで、輪ゴムを外す。なおも止まらない血。焦る俺。これは縫わなきゃだめなやつか…?
コンビニで買ったガーゼとバンドエイドを当てて、血を無理矢理押さえ込むことに成功したものの、気が気ではない。会社Slackで運用しているtimesに「思ってたよりケガが酷いかも」と書き込んでしまう。上長はコレを見て「午後は休んで病院に行くように」と提案。こちらとしても、この心持ちでは仕事にならないので、提案を受け入れ、午後すぐに病院へ向かった。
会社近くの整形外科にたどり着く。はじめての病院。指を押さえながら問診票を記入する。20分待つ。看護師に呼ばれる。「指の写真を撮りたいのでガーゼを外してください」と請われる。オレ流でぐるぐる巻きにしたガーゼを外す。ガーゼを外すと、それまで押さえつけられた傷が開き血がドクドクと……流れ出さなかった。もう完全に止血していたのだ。
あれ?話が違うぞ?
その後すぐに医師が診察室に入ってきた。左薬指を一瞥して一言。
「うん。軽傷だね。テープとガーゼを当ててれば5日で治るよ。」
は、恥ずかしい……その程度の怪我で大事のように騒いで、仕事を休んでしまった……
開いた傷口をテープで固定し、ガーゼを巻いてもらう。「ガーゼは外さず、5日後にまた病院に来てくださいね」と言われるも、こんな軽傷でまた病院に行くなんて、恥ずかしくて耐えられない……
怪我から約40時間たった現在、5日は外すなと言われたガーゼは、タイピングの邪魔になるから取り外してしまった。今はドラッグストアで買ったキズパワーパッドで傷口を塞いでいる。
左手の薬指って、こんなにもタイピングで使うんだね。
ちなみに、古い布団とマットレスを処分して迎えた今日の朝は、鼻づまり感のない爽やかな朝だった。今月のためにダニ・ノミ防止グッズを買い込むことを決めた。