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ネガティブ本能 2024/07/23

今日は通院のため仕事は休み。
といっても病院は20分程度で終わり。これなら仕事行けたな……。休みにしちゃってるので、先週買った18きっぷでおでかけすることにした。

18きっぷを使うために、改札横の窓口に並んでいたら、道に迷ったおばちゃんが駅員さんを詰めて「C3出口はどこ!」って怒っていた。しかも2人続けて。うち1人は並んでいた自分の前に横入りするし。渋谷駅が難しいのは難しいのは分かるが、そんなかっか怒らなくていいのに。応対していた女性の駅員さんが気の毒だった。
道に迷う乗客を案内するのも駅員の役目とはいえ、並び順を抜かしたり、怒ったりするような人のことなんか放っておけばいいのに思ってしまう自分は冷酷なんだろうか?学生時代のバイトも含め、本格的なサービス業は未経験なので、こうした酷い客を見る度「割り切って追い返してしまえばいいのに」って思ってしまう。

そういえば、東京都が条例化を目指す「カスタマーハラスメント防止条例」を受けて、最近私の職場もカスハラ対策方針を公開していた。世の中の流れとして「クソ客⚫︎すべき慈悲はない」という意識が浸透しつつあるのかな。

悪いニュースばかりが注目され、「日本・世界は悪くなっている一方だ」と思い込んでしまいがちだが、カスハラを許さない意識が醸成されるように、良くなっている面も間違いなくある。粗探しは楽しいので、意識しないと物事をどんどんネガティブな方向に捉えてしまいがちだ(書籍『FACT FULLNESS』で語られている「ネガティブ本能」ってやつ)。たまには意識して良いところ探しをして、より良くすればどうすればいいのか?と、前向きに考えるようにしていかないとだな。

それはそれとして、おばちゃんからのカスハラに晒されていた渋谷駅の駅員さんに最大限のリスペクトを。

そんなことを考えていたら、Yahooニュースに

「木村文乃にカナブン止まる 動じず」

ってタイトルのニュースが上がっていてほっこり。こういうニュースばかりだったらいいのに。


東京都知事選に出馬したことで話題になった安野貴博氏の著作『サーキット・スイッチャー』を読んだ。

現役のプログラマでないと書けない世界観と設定。プログラマにありがちな、テクノロジー至上主義な文章ではなく、技術革新の影で起き得る社会問題も逃げずに描いているところに好感を持った。最後まで読めば、安野氏が都知事選で語っていた「テクノロジーで誰も取り残さない東京」という理想の一端が見える。

AIエンジニア視点での、近未来予測SFとして見ても楽しめるし、エンターテインメント小説として一級品の出来。非常に良い小説でした。

巻末の解説文も非常に良かった。解説文が、noteに全文公開されていたので是非。


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