日本を思う。

消滅可能性都市の発表があった。

イーロン・マスク氏に日本がなくなると言われ、
日本人は絶滅危惧種との囁やきも聞こえる中、
残念だが、大して驚きはない。
地方に住んでいれば、錆びれていく日本は可視できる。

政府は人口減少問題を声高に唱えるも
目の前の子育て政策ばかりで
将来の国家ビジョンは聞こえてこない。
「人口が減少しても、こういう国作り、街作りをすれば、安心して暮らせますよ。」というビジョンを示せない。
これでは、金をばら撒いたところで少子化は止まらないだろう。

インフラが維持できず外国人や貧困者が増え、
治安も悪くなった荒廃した日本を想像して、
子どもがほしいと思う人はいるだろうか?

国民はバカじゃない。
日本はとても情報統制されている。
政府にとって悪いことは知らされない。

国会は内輪揉め話、足の引っ張り合い、
政策は選挙のため、
政治と官僚の世界はいつまでたっても昭和から抜け出せない。

円安を見ても世界での日本の地位は後退している。
さらに貧しくなっていくであろう。

私は日本が好きだ。
現代の日本人に生れてよかったと思っている。
この平穏で安心して暮らせる美しい日本がこの先も続くことを
心から願っている。

人口減少問題を自治体任せにしてはいけない。
人口の取合い合戦は不要だ。
人口減少に合わせた、生活インフラを再考した
実現可能なコンパクトシティー構想を、
国と自治体と経済界が一体となって考えるべきではないか。

最近、TVに映る岸田総理がアンドロイドに見えてくるのは、
私だけだろうか。

アメリカばかり向いてないで、
どうか主権国家の首長として、
国民が将来の日本に希望の持てるビジョンを
明確にしてほしいと思うこの頃である。