映画「最後まで行く」感想(ネタバレ)
ネタバレ満載、綾野剛のここがよかったとか好き勝手に感想を語ってます。
最後まで行く…
最後まで行ってきたぜ!!!
とりあえずこれだけは言わせてくれ。
駿河太郎…っ!!!
(あれ?あやのごファンのnoteでは???)
また藤井道人作品で死んでんじゃん!!鶴瓶さんが「また殺されてるやないかっ!!」って叫ぶやつじゃん?
あと、
矢崎さん、ええもんやないんかい!!!
(あの感じで善人と思っていた…のか…?)
私はあれだけ予告を見ておきながら…ヤバイ男のヤバさは、仕事をきちっとするためのヤバさ(仕事を遂行するために逸脱しちゃう本末転倒)みたいな解釈で観に行ってたので、最初に監察で揉み消しますから…とかさらっと言ったときに衝撃を受けましたよね。
あれ…?悪人…?悪い人なの…??やざき…???
先入観よくないね…。
いや、ふつーに悪人でした。むしろ、工藤は悪人っていうよりダメダメなやつで、矢崎の方が出世のためとか雑魚を見下してとか、そういうやな感じのやつ。
駄目だね…私、綾野剛初心者…。伊吹→犬養→山本→羽生→新町(見られてないが間に名越と村上もいる…)…と来てたので…なんだかんだのええもんかと……
…はっ!!!
悪人の綾野剛!?が、見られたってことじゃん!!?はわ…はわわ…(マニア…)
あと二人して不死身な?不死身すぎな??
でもさー、最初に工藤が検問引っ掛かったとこで軽やかなパッシングの後に颯爽と現れる黒傘、グレーのロングコートな矢崎、超かっこよかったよね…!!!ひぃ…ッ、って悲鳴漏れたね。
初見で、うわっ、グレーのコート超かっこいい、濡れてないし(二回目見たらはっきりわかるような映り方じゃなかった)、クール!!!あっ、眼鏡に雨が…あっ、セクシー…とか忙しかったんだけど、あれだね、矢崎はこの時、白鳥だったんだね…比喩としての白鳥…優雅な水面の下は踠いてるってやつ…。あのビジュでびしょ濡れの頭を雑にタオルでぬぐうのたまらん。
気だるげな感じとかイラついてる感じ、それを圧し殺してるの、マジで最高…とかマスクの下で震えながら見てたんだけど、署で全然コート脱がないね!!!寒いのね!矢崎さん!!!ヒーターつけてもらってよかったね!!
ラストシーンのあれは…ほとんど綾野剛成分残ってないやん、顔面…(モニタリング番宣ネタ)
左目部分くらいしかなかったよ…ほんとは綾野剛100%なのに…別の顔だったよ…恐ろしいね、綾野剛…。大人しめ客席だったけど、ちょっとざわついてたよ。引いてたんだと思う!!!
お金いっぱいの部屋の二人は分かりやすくトカゲを模してたね。
ていうか、二回くらい、…死んだ!!ってなったね。
矢崎は仲間がほしいタイプなのかな…いや、手駒がほしかっただけか…尾田の次にいいように使える…。
ああいう誘い方するとは思わなかったけどな。
砂ぼこりが舞うなかでスローモーションで見つめるシーンは美人だったなあ。
あの…貯水池に沈んだ後、べちょ…べちょ…って現れるの(きたああ!!!)となったけど、現れたら眼鏡なくなってて、(さすがにそうか…)となりつつ、いや死ぬやん…?となりつつ、眼鏡のなくなった矢崎さんは坊っちゃんぽい髪型だなあ、とのんびり見てた。そんな場合じゃない。
ここから先、矢崎、台詞なし。笑える。
いっちゃった演技が最高だね~。冷酷とかクールとか、もう美人がましましで素敵でした。
結婚式回りのシーンがね~、ああいう風に小物に小物なやり方でいたぶられる綾野剛あんまり見たことなかったからすごいどぎまぎしたわ…。
ああん、綾野剛にそんなことしないで!痛いでしょ!!って…もうずーっとぶつぶつ言ってた。
怒りに震える演技とかねー、顔面が痙攣するのとかすごかったねー。
番宣で可愛い剛さんを多量に浴びているせいでドメスティックな矢崎さんにびびりまくる。
帰りにキネマ旬報買ったら超美人だった。温度差すごいわ、風邪引く。
あと、時々異様に綺麗な空撮とか景色とかが映るから、うお…きれ~…ってなる(笑)
画面構成は安定の好みなやつ!背景に仕込みがあったり、配置がすげーすき。
ラストの二人が血塗れぼこぼこの腫れまくりの顔で狂ったように笑いながら車ぶつけ合うシーン、韓国映画のリメイクって感じがしたね。
時々笑っちゃうっていう感想がよくわかった。なんか笑っちゃダメかなって雰囲気だけど、小さく笑っちゃう。
工藤が基本的に震えてて笑う。基本、ハフハフしてる。あと体力バカだ。
あの、本部長殴るのと工藤殴るシーンがオーバーラップする演出は何を示してるのかな。工藤の額を撫でるシーンよ。あれ、いたぶってるってこと?なんか感情ある感じの触りかたなんだけど。似てる、って愛着をもったってことかな?
でもやっぱりな?私は暴力がだめなんよ。銃とかの方が平気なんよな?謎すぎる。あの、下手くそな暴行、一番ダメなんやわ…矢崎さん…。軽さがないのよ。全体に重みでもってってるから、痛い痛い。観てるだけで痛い。
見てたら下手すぎて、羽生ちゃん見たくなっちゃった…。
あそこで寄り戻す電話はないやろと友達にばっさり切られてた(笑)
本部長からバージンロードで花嫁受けとる前の握手、矢崎の手に手形がつくくらい強く握られてて、こわ…となった…。
久我山、ええもんやったのに、すーぐ死んだよ…。まさかあのシーンに巻き込まれてると思わんじゃん…。今までの藤井組作品の中でもトップレベルなひどい最期じゃない?キャラ的にはなかなかにいいやつだったのに…。
何台車ダメにしてんだよ…って感想をどこかで見たんですけど、MIU404にはまってたら余計にそれは気になるよね…。予算がすごいね。
途中、これは暴力でダメが勝つやつかもしれん…と心配したんだけど、絶妙な加減で繰り広げられる笑いと展開に、後味は軽いんだよね。すげえなーとおもった。
でも、暴力苦手な人は無理しない方がいいよー。
爆弾仕掛けられて爆発しちゃって池に車ごと沈んで、そこでまず(…死んだ!?また死ぬ映画!!?こういう風に死ぬの久々だね!?)ってなったのに、再登場するじゃん。そこからもう唸るかはあはあいってるかだから、台詞ないから。あそこから化け物になった感じ、人間に戻れない。最後まで戻らなかったね。どんどん狂う度合いをあげていくだけだった。
ああん…クールに決めてる矢崎を…返して…。
宣伝での「…感動したっ」はおいこのやろナメんな、だったけど、本編見たら、そりゃそうなるよね!と同情してしまった。あの状況ではそらスマホ触るね…。ちゃんと手を洗ってから食卓につく矢崎かわいい。ざっと洗いだけど。話を聞いた後にすこし笑顔になる矢崎かわいい。涙拭う真似はおいてめえ、だけど、奥さんのことは嫌いじゃないんじゃ…?その父親をボコボコにした…が…。きっと大嫌いだったのだろうが…。
奥さん大晦日家で待ってるしさ…あ、そっか、年開けたら別れろって言ってたからまだ話してないのか…。いや、好きだよね、奥さんは矢崎ね…どこがいいのよ?って聞きたいけどね??顔か???
工藤は小賢しい小悪党って感じだね。でも器用じゃん…あんなとこのやつ、小銭でネジはずしたり…あっという間に死体梱包したり…。調子者なんだよな…きっともらったお金もすぐ使っちゃうんだろうな。
だあっ!ここっ!!ここ最高!!!って何度も一時停止したくなった。それができないのも良さよね。最初の傘さしてるとこでしょー、監察系の最初の方、もっと舐めるように観たいのよー。
あと、工藤の車に乗り込んで殴り出すとこ、動き早すぎてちょっとずつ見たいよ。殴りまくりながらの合間での眼鏡くいっが最高。皮手袋つけたままで口元拭ってるのはちょっと解釈違いだけど思わずって解釈なのかな?(綾野剛と矢崎の解釈違いで戦う気か?)
真冬の雨の中引き摺られたり道路に倒れたり…磯村くん…大変だったね…。尾田はくそむかつくけどな。矢崎も大概だからな。
あの…みなちゃん?年齢よりかなり幼い感じがしたんだけど、ぽぽちゃんで遊ぶかな~??
あと、衝撃場面見せられすぎだぞ、みなちゃん。
工藤もうちょっとちゃんと…できてたらこうなってねえよなって友達と話したわ。
本部長に詰められていじめられボコられる矢崎、めちゃ可哀想で嫌だったんだけど、ゴルフクラブじゃなくて素手と足でボコボコに矢崎がすることがわかった今となっては、あれもなかなかよき…。可哀想で苦しむ矢崎が見られるもんね。足踏まれてめちゃくちゃ耐える矢崎ね、興奮する…。綾野剛の拷問姿をいつか見たい…(こわ…)
貯水池の横で工藤の娘と死体を取引するシーン、奥に白の車が停まってるんたよね。ナンバーまで見えなかったけど、爆発後はあの車に乗り換えたのかな。友達は本部長の白い車では?と言っていたので、それなら1122なのは本部長…あほ…(失言)
工藤の「バーーカ!!」に尾田の「バーーカ!!」が重なって、もう、もう、ぼっこぼこのぼっこぼこになるの…すげー気持ちわかるし、こええよな。
結婚式のシーンはもう気持ち忙しいのなんのって。あのときもう、すごい(あわわわわ…)ってマジで言ってた心の中で。手形を取るイベントがあるのも謎だけど、怒りのあまりの笑顔と(ああいう風にしか笑えない子なのかな?と予告で思っていたのでそういうわけではなかったのね💕とな、らんわ、それどころじゃないわ)手形くそ押し付け笑った。
工藤、検問のときになにかびしゃーーーって目元に水鉄砲されてるけど、あれなに???
ほんで、全部見てから予告編見ると、ほんと矢崎愛おしいな…。必死じゃん?クールなお顔しながら、もうあとがないもんね…。
矢崎さんの前髪が乱れるシーンが刺さっちゃうよね。雨の中の目が悪い人あるあるな眼鏡ずらし、目をすがめるシーンも好き。
最後のシーンもさ、工藤はなんか、外人か!?濃!!!ひえ…な感じなのにたいして、矢崎は、ばけもん!!ばけもんじゃん!!!逃げろ逃げろ!!!ってなるんよ。気味が悪いんよ。(ファンの言葉じゃなくね?)
マジで…何度も言うけど…綾野剛0%なんよ!!!(100%だって)
ストーリーはさ(やっとか)、いやーけっっきょく柄本さんかよ…ってね…。最初から全部を読んでた訳じゃないだろうけど、押さえどころが全部組長なんじゃん。そしてみんなにトカゲの話してるやないかい。
はーーー。なんで協力的なのお?おかしくない??と思いつつ、お母さんのお店の常連だったからとか?と理由をつけちゃうあたり、いいように解釈できるよう、人間は勝手に安心しようとするんやな~…となんか反省…。
二回目は…矢崎応援上映になってたわ。植松…って呼び捨てしてたんやね、気づかなかった。あのボコってるとこで「いけー!いっちまえー!!」「やれ!やれやれー!!」って一人拳振り上げてたよ(心のなかで)
も~矢崎~…かわいい…(えっ…?)
「話を聞きたいと思っています」の「聞きたいと」の発音がさ!甘くてさ!!!あそこでもう、はいきたー、矢崎かわいい認定~ってなったから。
ラスト、まさかの登場、真正面からのアップの顔は、記録に残る恐怖だね…。
なんつーか、武術的には筋はよくないと思うのよ、見た感じでは。余計な動きが多いし、俊敏さは…あったか。車のドア開けての一連の流れすごかったわ。
矢崎さんが監察終えていなくなった後、みんなを睨むようにしてその場を去る工藤の後ろ姿…(ゴリラじゃん…)とか思ってごめん。ごついね…。
墓場の朝焼けの中見た矢崎はうっすら目蓋が開いているように見えて、それで微動だにしない(呼吸の揺らぎすらない)のは、そういうことだと工藤も思ったんじゃないか。そう思うと、初見は「矢崎不死身か!?」だったけど、二回目は「二人とも死んだか…」になった。あのまま街中でカーチェイス始められたら困るぜ!?と思ったけど、うん…あの瞬間に工藤は死んだんだろうなあ。
あと、二回目見たら、初回は全然気づかなかったけど(それどころじゃなかったから)、車が貯水池に沈むシーンは合成かもだね。いやー、合成の完成度すごいな~。
そうだ、スマホの入力がフリック入力じゃないの、地味にイライラが溜まりそうな演出にもなってたね。カカカカカッてひたすら連打する矢崎。異様に姿勢のいい矢崎。
一番笑ったのはあれだけやばいことになったのに回収してなかった尾田の携帯がまた鳴ったところ。あほ!!!工藤のあほ!!!ってなる(笑)
初回の、無言の間を経ての(…あああーーー!!!)も好き。
走る矢崎は上半身が直立、全然ぶれなくて、こわ…とった(笑)
はー、綾野剛好き!!!
舞台挨拶で別人になってるのももう恒例行事になってるけど、また次への楽しみを作ってくれる。
どうか健康に、そしてできるだけ、活躍できるような人であってほしい。
楽しみです。
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