シャニダールの花(ネタバレあり感想)
美人な綾野剛を見るには最高の作品です!
でもこんなに綾野剛が受けな作品初めてかも…。(…あ?)
作品を理解できなかった困惑からきた鬱屈したパワーを妄想にぶつけた結果がこの感想です。恐ろしいね。
いや、…強烈な響子✕大瀧だなあって。
出てるすべての女優よりも、女性的な大瀧よ…。
綾野剛さんのビジュアルが良すぎてずっとクラクラしてしまう作品です。
つるんとした美しいお顔に柔らかそうな焦げ茶の髪、細い腰を強調するようなワイシャツ、スラックスの組み合わせにひらひらとはためく有り様さえ綾野剛が操っていると思わせる白衣姿。
つまらなそうな横顔からして美。肩幅も役によってちがくないか…。佇まいというか、在り方からして違うからかな…。
恐らく一番必要とされる相手を安心させるという素養が決定的に欠けていると思われる大瀧…。
基本的ににこにこしない…。
人の話を聞いているようで意見はまったく聞かない。
でもご飯はくれるんだあ…。響子ちゃんが明るいからな…あてられて明るくなるんだな…。
花オタクな大瀧がぺらぺら喋るのを三人で囲んで聞いてる図がなんともおもろい。
響子に懇願する姿もむせ返るような色香が漂っていて、狂ってしまったと(大瀧は思って)戦きながらなんとか説得しようとする、しかし決して声を荒げない、発声のしかたが大瀧になっていることに静かに動揺しました。
大瀧がそういう人物だということは、こんな形でも表現できる。そういわれた気がしました。
自身の信念にまっすぐで、現実(仕事)との折り合いがつけられない困ったちゃんだと思っていた響子は、実は精神のバランスに危ういところをもつ過去にも陰りのある少女のような人で、理性的にすべてを進めようとする大瀧が彼女のどこに惹かれたのかははっきりとは描写されませんが、無邪気で聡明な少女が脆く崩れ落ちそうな危うさを見せたところに引き寄せられたのかなと思います。
伊藤歩がな…あの少年のような香りを残した美しさが本当に素晴らしくてだな…。
始まりからナイフ片手の張り詰めた雰囲気の綾野さんで不穏。あとナイフが独特すぎるやろ。そんなデザイン性高い握りにくそうなやつ持ってる??
ほんで…高校生か?少年に見えるぜ…。
研究者なんて、もう、素敵すぎるやん、ビジュアルが…。
いっそ無邪気なまでに自身の仕事にまっすぐな響子にことあるごとにため息ついてるような大滝瀧。最初は困った後輩に苛立ちながら指導しているだけのはずなのに、真摯な響子に惹かれ、花が咲かない少女の件を経てじわじわ陰が見え始める響子に静かな視線が集められる時が長くなっていく。
華奢な二人が寄り添う姿はいっそ少女同士の遊戯のよう。どのシーンでも美しく、ままごとっぽい。
映画の描きたかったところは私には届きませんでしたが、大瀧の美しさは必見です。
(もうちょっと頑張って感想書け!)
あと賢治…!?賢治て…賢坊と同じ名前やん!!って論文が出てきた瞬間引っ張られましたね。
カット割りがなんか…特撮を彷彿とさせる。
かと思うとすごく少女趣味な感じ。
大瀧だけこの世のもので、他は全部幻影なのだと言われても、そうかもなって感じ。
季節がめぐって白衣の下に黒ベスト着てる大瀧さん、隣の響子も似た配色で可愛い!
夕陽の中の大瀧さんの虹彩を撮ったのが最高ですよね。鋭い目尻の中にある瞳…芸術…。
女性に抱き締められても納まる体のコンパクトさ…大瀧賢治…。
でもあんないい男いたらそりゃトラブルになるべさ…。惚れる女も出てくるべや…。
大瀧さん、いろいろとあの役職果たすには壊滅的な不適合性をはらんでると思うのよ。
研究者としているんだろうけど、ケア適正ないし、本人その気まったくないけど惚れられるやろそりゃなビジュアルだし。
現場職員としてはまったく…危機に対応できない響子…。
でももう大瀧さんはメロメロだからね。響子ちゃんが起きるまで横にいるとかエモ…。全身黒だし、エッチだね…。
「俺の響子」
大瀧さんが一番言わなそうなセリフなのに…自立とか個とかを大事にしそうなのに…
なんかアバランチの大山さんっぽさを感じるんだけど、なんでだ!?
最後のズギャーーーーンていうギター、マジビビるから止めてほしい…。
最後のセリフ(僕たちは皆、花に戻る)でマジでワケワカンネってなったんだわ。そーだったそーだった。ギターにイラアッてした次の瞬間にそれで、完璧にすぺきゃ顔になったんだよ。
えーと…大瀧さんは花収集家(撤去係?)になってたってことでいい?響子ちゃん養いながらね。
響子ちゃんにまだ寝てたい?とか聞いてる辺りはチョーエモなんだけど…その後にまたちょっとおかしなってったね?
まあ、美しいのでね。いいです。
特典映像で見る、雨垂れを見つめる大瀧さんが最強に美しいので、是非観てほしい。