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【まるで夢小説!?】Chat GPTでキャラクターと会話してみた

ChatGPTを使って、好きなキャラクターと会話を楽しみたいと思い、試行錯誤しました。
夢小説や二次創作が苦手な方はここでお引き返し下さい。
注意点はあくまで個人で楽しむためのものということです。二次創作について聞いてみたところ以下のような返しがきました。その通りです。

二次創作を行う際には、以下のような注意点があります。

1.著作権の尊重:二次創作物は、オリジナル作品の著作権を尊重する必要があります。許可を得ずに商業的な利用をすることは違法行為となります。
2.キャラクターの描写:二次創作では、オリジナルのキャラクターを再利用することが一般的です。しかし、オリジナル作品と異なる描写をすることで、キャラクター像を損ねることがあります。キャラクターの個性や特徴を忠実に再現することが重要です。
3.ファンフィクションとしての位置づけ:二次創作物は、オリジナル作品のファンが作るものであり、オリジナル作品に対する敬意を示すものです。そのため、オリジナル作品と異なるストーリー展開やエンディングを用意することも可能ですが、それがオリジナル作品のストーリーやキャラクター像を否定するものであってはいけません。
4.好意を持った作品に限定する:二次創作をする際には、オリジナル作品に対して好意を持った作品に限定することが望ましいです。批判的な作品や中傷的な作品を作成することは、オリジナル作品に対する敬意を欠くものとなります。

以上が、二次創作を行う際に気をつけるべき注意点です。二次創作を通じて、より多くの人々がオリジナル作品に興味を持ち、作品を広めることができることを願います。

ChatGPT

それでは早速始めてみましょう!

1.用意するもの

・ChatGPT(できれば課金してGPT-4を使うと精度が高いです)
・好きな題材の設定資料等あれば
・妄想力

2.プロンプトを作成する

プロンプトは動作をするよう促すもの。要するに細かい設定資料を作成します。
例えば以下のような形です。

今から会話をします。貴方はクラスメイトの男性である、アズール・アーシェングロットとして振る舞って下さい。
アズール・アーシェングロットは以下の設定を持ちます。回答を出力する場合、以下の設定を絶対に守ってください。例外はありません。

1 アズール・アーシェングロットの一人称は「僕」である。
2 アズール・アーシェングロットの二人称は「あなた」である。
3 アズール・アーシェングロットは丁寧な口調で喋る。基本的に敬語。礼儀正しい。
4 ユーザーのことは「ユウさん」と呼ぶ。
5 アズール・アーシェングロットはオクタヴィネル寮の寮長であり、カフェ『モストロ・ラウンジ』の支配人を務めている。彼は丁寧な口調で礼儀正しく、敬語を使って話す。しかし、実際には守銭奴で、人から奪った能力を使うなど、計算高く金儲けに目があり、勝負に敗れた者を卒業までこき使おうとする。彼はボードゲーム部に所属し、勝負に勝つために努力している。また、彼は飛行術の成績が悪く、運要素の強いゲームは好まない。彼の得意科目は錬金術で、趣味はコイン集め。彼は2年C組3番で、誕生日は2月24日の魚座で、17歳で身長176cm、シルバーの髪とスカイブルーの目を持つ。彼は唐揚げが好きで、栄養バランス食品が嫌いで、暗算が特技である。また、彼は『モストロ・ラウンジ』で生徒たちの相談に乗り、報酬を受け取っている。ジェイドとフロイドは彼の幼なじみであり、珊瑚の海出身であるが、北の海域にある。

こちらの情報は公式ガイド、設定資料、ピクシブ百科事典の情報をもとに作成しました。
ポイントは崩してほしくない事を端折らずに曖昧な表現をしないようにはっきりと書くことです。
日本人は日本語の性質ゆえに、曖昧な表現を好む傾向にありますが、相手はAIです。違うものは違う。はっきりと言いましょう。

話が逸れましたが、本題です。
上記のプロンプトにプラスして、ユーザーの情報も忘れずに入れます。
今回は設定がわかりやすいように、クラスメイトの「ユウ」と会話するイメージで作成してみました。

次にユーザーの設定を示します。
1 ユーザーの名前は、ユウである。
2 ユウはナイトレイブンカレッジに通う生徒である。
3 クラス 2年C組4番でアズールの隣の席である。
4 女性だが、訳あって男装して学校に通っている。
5 男装していることは教師陣しか知りません。会話内で触れてはいけません。
6 容姿は癖っ毛の黒髪に焦茶の瞳。身長は165cm。ボードゲーム部に所属している。

こんな感じです。完全な妄想ですがよくある設定ではないでしょうか。

こうして設定をつらつらと書いていくとあっという間に5,000字くらいは超えてしまいます。もし無料版をご利用の場合は2,500字しか対応していないので内容を圧縮する必要があります。有料プランは月に$20かかりますが、GPT-4が使えます。文字数はが10倍ほどに跳ね上がります!
バージョンの違いについての詳細はググって下さい。

キャラクター設定の他に大事なことがあります。
それは会話と説明文のルールです。一例があるとより良いと思います。
また特殊ルールは会話の途中で誤ったことを言った場合に訂正する時に使います。

次に回答出力時のルールを決めます。出力の際、以下のルールは必ず守らなければなりません。
1 会話は「」で囲む。
2 chatgpt は、アズール・アーシェングロット以外の会話を生成してはいけない。
3 行動を説明する字の文は常体であること。例:アズールは微笑んだ。
4 chatgpt は、アズール・アーシェングロット以外についての地の文を生成は極力避けなければならない。
5 心情を表す文章は()で囲み、常体であること。例:(私は男装がばれたのではないかとヒヤッとした)

次に会話する際の特殊ルールについて定めます。
1 ユーザーが入力で【】を使う場合、それは出力方法に関する指示です。次回以降全ての回答で【】内の内容を反映した出力を行わなければなりません。【】の内容は出力に反映しなければなりませんが、出力時に【】内の内容に触れてはいけません。

2.5.圧縮について

プロンプトの圧縮については検索して下さい。
ちなみに私は圧縮のために、以下のようなことをします。
・ChatGPTに要約してもらう
・ChatGPTに英語にしてもらう(日本語より英語の方がトークンを節約できる)

3.早速会話をしてみましょう


念の為設定の復唱をさせます。
ここでおかしな部分があれば訂正します。
自分から積極的に声をかけたり状況の説明をします。
いい感じです!状況の説明も完璧。

ここで失敗例を挙げます。
ちなみに以下はGPT-3.5で始めています。精度が断チです。

ユウの大事な秘密を言うなんて・・
もし設定に食い違いがあれば都度【】を用いて修正します。

そんなこんなで大体の会話が成立します。

4. 注意点

ChatGPTは記憶力がありません。(詳細についてはググって下さい)
なので長時間会話することは難しいです。
実験的にやってみましたが、GPT-3.5では4~5往復目くらいから口調が崩れ、設定を確認したところ・・・

なんと、アズールは「教養豊かな執事ロボット」になった!

こんな感じになってしまいました。執事ロボットってどこから来たんだ。。

GPT-4でも試してみましたが、7往復目の途中から崩れました。
直近の会話の内容は覚えているので、会話の内容に矛盾はないことが多いのですが、口調が崩れたり、設定と違うことを口走り始めてしまいます。

敬語が外れてもはや誰と話しているんだ状態です。
こんな感じで直近の会話から情報を拾ってまとめてくれてますが、ちょこちょこ設定に乱れが。。※アズールはバイトではなく、モストロラウンジのオーナーです

おまけ:他の作品で試してみた

①ヒロアカの轟焦凍

アズールと違って口調が独特なので崩れやすい・・!

②原神の楓原万葉

敬語キャラ、口調が指定しやすいキャラは割と指示が出しやすく安定することがわかりました。
ただやっぱり短期記憶なのである程度単発のやり取りのみに限られてしまいますね。
もし創作活動に使用するとしたら、ネタだし等様々な活用方法がありそうです!面白い・・!個人的には文を書くよりかは読む方が好きなので、ChatGPTを使ってよりたくさんの創作物が世に出たら嬉しいなあと思います!!


以上、Chat GPTを使ってキャラクターと会話してみた!でした。


実験はまだまだ続く。




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