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3/10(金)にツーマンライブをするaoniとせだいに色々インタビューしてみた!


こんにちは、下北沢近道の齊藤(以下シュ)です。

シュ

2月になりましたね〜!

てことはもうすぐ3月ですね〜!

3月ってことはアレの季節ですね〜!



そうです!
aoniの7周年アニバーサリーイベント
「SEVEN YEARS YOUTH -a new hope-」の季節ですね〜!


 

aoniとせだい、普段から親交の深い2バンドのツーマン企画が近松で開催されるってことで、私齊藤もウッキウッキですわ!

ってことで、今回はそんな記念すべきライブを記念してaoniとせだいの皆さんに色々とインタビューをしていこうと思います!

内容はいたって”マジ”でいきます!

 

 

メンバー紹介



aoni
└東京で活動中の4人組オルタナティブロックバンド。
全員一重まぶた。

山下 直人(Gt./Vo.) 以下ヤマシー
齋藤 浩輔(Ba.) 以下サイトウ
松川 育人(Gt.) 以下イクト
小林 逸世(Dr.) 以下イッセイ


せだい
└東京で活動中の4人組ロックバンド。
変な名前の奴が1人いる。

佐久間 ゲンソウ(Gt./Vo.) 以下サクマ
うん にょん(Gt.) 以下うんにょん
タカヤマ リク(Ba.) 以下リク
ヌマジリ ユウヤ(Dr.) 以下ぬまっち




シュ:
はい、ということで!

今回イベントを主催するaoniと出演者のせだいの皆さんにインタビューをしていきたいと思います!よろしくお願いします!


一同:
よろしくお願いします!!!


シュ:
では早速なんですが、今回のイベントの経緯をaoniの齋藤くんに聞かせてもらおうかな!

サイトウ:
まず、一昨年に行った、我々の5周年アニバーサリーイベントである「FIVE YEARS YOUTH」の時もたくさんの出演者をお呼びして開催をしたのですが、
7周年の今回もたくさん呼んでやりたいっていうのと、我々も長尺でドカンとやりたいっていう思いがあって、「じゃあ2日間に渡ってやっちゃおう!」って欲張った感じですね笑


シュ:
そのたくさん呼んでやりたいっていう日はこのツーマンイベントとはまた別の日でやるんだよね?


ヤマシー:
そうですね。翌週の3/18(土)に下北沢ERAで開催します!
詳細は下記をご覧ください!

3/18(土) 下北沢ERA にて開催


シュ:
ありがとう、そのイベントも要チェックですね…!

そして話をこのイベントの話に戻して、
せだいをツーマンの相手として選んだ理由をズバリ聞かせてください。


サイトウ:
ずっと信頼を置いてる、最高のバンドだからですね。
細かい部分は後々話すかと思います。


シュ:
なるほど。満を持して、という感じですね。



2バンドの出会い


シュ:
てことで、2バンドの歴史を紐解いていこうと思うんですが、
出会いはいつ頃になるんでしょうか?


サクマ:
初めて対バンしたのは2019年の12月に下北沢ERAで行われた「キンミヤオアダイ」という年末イベントですね。

と言っても昼夜ずっとやっているような企画だったので、同じイベントに出ただけっていうような感じですが。


イクト:
そうだったね。

でも実はその前にも俺だけ佐久間くんとぬまっちには会ってて、その年の秋に恵比寿LIQUIDROOMであった「EMOTIONAL RIOT」っていうイベントで一言だけ挨拶した気がする!


サクマ&ぬまっち:
そんなことあったね〜。


ヤマシー:
それでいうと、その前に俺とリクさんもちょっとだけ顔を合わせてて、
フルーっていうバンドのMV撮影の打ち上げの時にご一緒したのが最初だった気がする。
2019年の春頃だったかな。

リク:
その時期ずっとaoniをカッケーって思って聴いてたから、会えてすごく嬉しかったのを覚えてる!

シュ:
なるほど。メンバーそれぞれで出会いの時期は違うんですね。


会うまでの印象は?


シュ:
知り合う前からお互いのバンドのことはなんとなく知っていたみたいですが、どういう印象だったんですか?


サイトウ:
それこそ「キンミヤオアダイ」の前月にせだいが『Formula』というシングルをリリースしていて、それをたまたま聴いた時に衝撃が走って。

僕個人の話ですが、「この人たちと一緒にやっていきたい!」って思えるバンドを見つけた時に「コイツらには敵わねえ」って思わされることが多いんですが、せだいを初めて聴いた時に出てきた感情も漏れなくそれでした。

すぐメンバーみんなにスタジオの時に絶対に対バンしたいって話をしました。


イッセイ:
サイトウが同世代くらいのバンドにこんなこと言うのは相当珍しい気がする。
アホみたいに先輩っ子だから。


シュ:
相当なインパクトだったんですね。
逆にせだいのみんなはaoniのことをどう思っていたんだろう?


サクマ:
僕は2018年の11月に出たe.p.『lost war chronicles』に入ってる『FIELD』のMVがたまたまTwitterで流れてきたときに知って、めちゃくちゃカッコイイバンドがいるんだなと思って。

で、それまで自分はSunny Day Real EstateとかMineralとか、まあ洋楽しか聴いてこなかった人間だったから邦楽を全然知らなかったんですよ。

せだいの音楽性を模索している時期に知ったっていうのもあって、冗談抜きでaoniが僕に初めて影響を与えた邦ロックバンドかもしれないです。


aoni一同:
光栄だね笑


リク:
俺も『FIELD』でaoniを知ったんだけど、やっぱり衝撃が走って。
せだいの音楽性もこうあるべき!って強く確信した瞬間だったな。

『Formula』のミックス/マスタリングは自分がやったんだけど、正直『FIELD』の音はめちゃくちゃ意識して作った。※1

その頃からaoniはせだいの目指していくべき姿だって思ってたから、こうやってお互いリスペクトし合える関係になって本当に嬉しい。


aoni一同:
光栄だ泣


サイトウ:
インタビュー始まってまだ10分も経ってないけどもう泣きそうや。


※1 リクくんはaoniがSonic YouthのTeenage Riotをカバーした際にミックス、マスタリングを担当してくれた。

「真似していたのにまさか本家のを手がけるとは」と当時思ったらしい。

▼aoniの「Teenage Riot」のカバーを聴きたい方はコチラから!
https://soundcloud.com/aoniband/teenage-riot



スプリット作ろうとした話


シュ:
お互い知り合う前から好印象でシンパシーを感じていたということですね。
そこから出会って関係を深めていく中でスプリットを出そうっていう話もあったとか…?


サイトウ:
その「キンミヤオアダイ」のときに佐久間くんと初めて2人で話すタイミングあって、そのときに唐突に「てかスプリット作りません?笑」って言ったんですよね。


シュ:
初対面で!?


サクマ:
そうそう笑
俺もよく覚えてるわ。


サイトウ:
で、そこから時間も少し経ったときに、
実際に広いスタジオ借りて、一緒に練習入って、共作で曲も作ったりして、あとは実際にスプリット出すだけだ!ってなったんですけど…。


シュ:
まだ出ていないですね。


サイトウ:
その時期の出るライブ出るライブがせだいと共演だったり、イベントのお誘い中リストに絶対にせだいが入っているような感じで「なんか仲良しこよしバンドだと思われてるんじゃないか…?」みたいに思っちゃって。

今思うと全然良いんですけど、なんか逆張り精神がそのときは働いちゃって、そこからずっと延期中ですね。当時お互いリリースも控えてたっていうのもあったし。


イクト:
でもそれから時間も経ったしそろそろ出したいよね。


サイトウ:
出したいね、あの幻の一曲もあるし。


ぬまっち:
でも我々せだい側はずっとaoniに勝手に憧れてたって感じもあったから、スプリットの話を向こうから持ちかけられた時は本当に嬉しかったのを覚えてる!



出会ってからのお互いの印象


シュ:
まあちょうどコロナ禍っていうバンドとしてあまり動けないような時期があったりしつつもどんどん二バンドが仲を深められたっていうのはなかなかないことだと思うんですが…。

実際出会ってから気づいた部分とかありますか?


サクマ:
最初、やましーが作詞・作曲をやっているんだと思ってて。
やっぱりやましーのステージ上での佇まいとかからそう感じてたんだけど。

でも話を聞いたら齋藤が作ってるって話を聞いて、なんかこう言葉が正しいかわからないけど、aoniは誰かのワンマンバンドじゃなくてひとりひとりの役割があるんだなっていうのは接していくうちに分かった部分ではありました。最初はちょっとだけそういう偏見があっただけに。


シュ:
なるほど。
そういうバンドの運営的な部分で発見があったと。


サクマ:
そうですね。

あとは、 CDについてるZINEやジャケットとかのアートワークの部分でも参考になる部分はありましたし、人脈みたいなものが広くて、僕らにはないものだなと感じていました。


シュ:
逆にaoniからせだい側に対して出会ってからの印象の部分で気付いたところはありますか?


イクト:
毎曲毎曲、すごく練られているなって感じるようになったかな。
ライブも何回も観ていくうちに、より一層そう思うようになりました。

その練り上げられた曲たちをライブでお客さんに届けているところが好きです。

ってなにニヤけてんのゲンさん…!笑


サクマ:
ベツニソンナコトナイケド!


イクト:
めちゃくちゃ早口で照れてる…。


サイトウ:
少しくだけた話だと、最初、うんにょんのこと怖かった笑

髪長かったし、刈り上げてたし。


イッセイ:
目つきも今より悪かった気がする。思春期特有の目つき。

一緒にスタジオに入った時の写真。うんにょんは見てのとおり半グレ。


うんにょん:
なんだよそれ笑

でも、2022年の10月の互いのツアーの大阪遠征でaoni×せだいで車中メンバーをシャッフルして帰った時に、
齋藤に急に「にょんさんって高校の時なに部だったんですか?」って聞かれて、そういえばそういう基本的なプロフィールの話とかしてなかったなってめっちゃ思った。

 

リク:
あのシャッフルして車乗るやつ面白かったよね。

こっちの車はゲンさんの奇行の話ずっとしてた笑笑
出番直前にファミチキ食う話とか。

 

イッセイ:
2022年の年末のFEVERでもアンコールだ!ってなって他の3人は割とすぐステージ戻ったのに、サクマくんだけ獣みたいに一心不乱に舞台袖でファミチキ食ってたもんね。


サクマ:
あれはルーティンだから!!!


アンコール中にFEVERの袖でファミチキを食べるサクマくん



今後お互いをどう意識して活動していきたい?

シュ:
まあこれだけ仲良くなったわけですが、それを踏まえてお互いどう関わり合いながら活動していきたいと考えていますか?


ヤマシー:
お互いに2022年にリリースをしてツアーをして、っていう良い勢いを殺さずにやっていきたいなと思っていて。

でも、冒頭の方に齋藤が言ったように決して馴れ合いのようにはなりたくなくて。

aoniもせだいも互いに自立したかっこいいバンド像みたいなものがあって、それがたまたまツーマンをやったときに最高の重なり合い方をする、みたいな。
そういう関係性が理想かなって思います。


うんにょん:
ぼく個人的には、かっこいいライブを観ても、「ウオ!カッケー!最高!」としか思わないんですけど、曲に対しては「悔しいな」っていう感情が出るタイプで。

「春のまなざし」をちょうど考えているときにaoniの「DRAMA」がリリースされて、聴いたときに「うわ!やられた!」って思いましたね。

出来上がった音楽性みたいなものは違うかもしれないけど、「春のまなざし」に込めたいエッセンスみたいなものが「DRAMA」にはあったので。

とんでもねえもの出したなと。


リク:
aoniは自分たちが作ってきたフォーマットをいい意味で毎作崩していってる気がする。

aoniっぽい曲を量産することに満足せずに常に新境地を目指していってるところが尊敬できますね。

我々も見習っていきたいなと思ってます。おれ曲作ってないけど笑



現在のシーンに対してどう思う?その中でどうなっていきたいと思う?


シュ:
そういう相互で生まれた良い影響を周りの人、もっといえばギターロックとかオルタナティブロックとかのシーンで波及させていければ一番いいと思うんだけど、その辺に関してはどう考えていますか?


ぬまっち:
他のジャンルの界隈の人と話していて気がついたことなんだけど、
この界隈の人たちって真面目なんだけど、裏を返せば閉鎖的な部分もあったりして。

言い方悪いかもしれないけど、他のバンドを博物館みたいに観てる感じもちょっとあるなって思う。そういう部分がもっと変わっていって外にひらけたようなシーンになっていくといいなって思います。


ヤマシー:
下の世代への影響源になっていきたいです。

下の世代って言っても、今見える何個か歳が下の人たちっていうだけではなくて、邦ロックの中で脈々と受け継がれてきたモノの「現在地」になりたいなと思っています。

10年20年経っても語られてる、みたいな。


リク:
やましーとちょっと近い感情かもしれないんだけど、
最初にせだいの曲を聴いたときに、自分の大好きな0年代邦ロックを継承できる!って思ったし、そういう音楽の潮流みたいなものを我々の手でリバイバルしていきたいなと思ってます。aoniと一緒に。


ヤマシー:
俺の言いたいことをめっちゃ代弁してくれた。


リク:
いや、俺の言いたいこともやましーが代弁してくれたよ。


ヤマシー:
相互代弁だ。


せだいワンマンの後の写真。うんにょんもこんなに優しい顔ができるように。


今後どんなバンドになっていきたい?目標は?

シュ:
シーンに対する熱い思いも聞けたところで、そろそろまとめに入っていこうと思うんですが、今後それぞれ、どんなバンドになっていきたいか聞いてもいいですか?


サクマ:
自分たちがいたってことを作品の中で残していきたいなと思っています。

そのためにはもっといい曲を作っていきたいし、自分たちがもっとせだいを愛していきたいし、愛されていきたいです。


サイトウ:
それでいうとaoniは逆かもしれない。
俺らはライブが好きで、特にツアーの空気感みたいなものが好きで。

とにかくたくさんライブしてもっと多くの人たちに出会いたい!みたいな感情が大きいです。

ライブのために曲を作ってるっていう節もあるかも。


シュ:
まとめると、aoniはライブを軸に、せだいは曲作りを軸にしていきたいってことなんだね。

これだけウマが合う感じなのに、そこは決定的に違うのは面白いですね。


リク:
考え方の違いが曲にも出てる気がしてて、やっぱりaoniの曲はライブ感あるというか、映える感じがあると思います。レコーディング方法も一発録りだし。


イクト:
たしかに。俺もせだいの曲を聴いててすごく思う。

冒頭にも言ったように、すごく練られてるし、宅録でじっくり考えられたんだなってのがわかる。

aoniはライブでどう表現できるかを結構重視しながら展開考えたりするもん。


サイトウ:
ジャンプせなあかんしな笑 ※2

※2「FIELD」のラスサビでイクトが毎回決める”大空ジャンプ”のこと。
名前の由来は他メンバー誰も知らないが、おそらくアニメのなんかなのだと察知し、特にそれ以上詮索していない。


画質荒くてスマソ



イベントに向けて一言

シュ:
では、最後に3/10(金)のツーマンイベントに向けてあらためて一言ずつ、
ボーカルのお二人からいただいていいですか!


サクマ:
多分伝説になる日です。絶対に来てください。(キリッ)


うんにょん:
なんかウザって〜


ヤマシー:
そうですね、伝説とかじゃなくても、みんなの良い思い出になると嬉しいです。
気軽に遊びに来てください!


イッセイ:
なんだよそれ!最後ケンカみたいになってるじゃん!


シュ:
まあそんなもんでいいんじゃないですか。
手売りチケットにもaoni「VS」せだいって書いてるし。


サイトウ:
そうだったの!?思わぬ伏線回収じゃん。




イベント詳細

2023/03/10(Fri)
下北沢近松
aoni presents 「SEVEN YEARS YOUTH -a new hope-」

aoni
せだい

food:ハマのお母さん食堂
photo gallery:タカギタツヒト

open/start 19:00/19:30
adv ¥2000+1d 

予約フォーム (https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfiMBDS0Eo1JVLK8GFgqEYFs3wCW9qLWeRBvJCM7Uta0JqV-A/viewform…)



2023/03/18(Sat)
下北沢ERA & UP & STUDIO
aoni presents 「SEVEN YEARS YOUTH -lost war chronicles-」

aoni
AAD 
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伊藤のぞみ(ArtTheaterGuild) 
杉森ジャック(THIS IS JAPAN)
仲川慎之介(時速36km)
マツモトユウタ(Mr.Seaside)
山下なおと(aoni,ニャホ)
+1 Artist

food:バナカレー

open/start 11:40/12:00
adv ¥3500+1d

予約フォーム ※同上 (https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfiMBDS0Eo1JVLK8GFgqEYFs3wCW9qLWeRBvJCM7Uta0JqV-A/viewform…)


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