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エクストリーム旅行への道 〜東京都小笠原諸島父島経由、青森県むつ市関根浜港行き〜

注意!

この記事は崩れた文体おふねオタク同士の内輪ノリが含まれます。

また、1行のみですが東日本大震災の支援活動に触れております。震災自体の表現はありません。

無理! と感じたらブラウザバックしてください。


父島に行くきっかけは3年前のTwitter

と、いうわけでオタクの自分語りタイム開始です。
この自分語り、約4千字ございます。

毎分500文字を読むと想定した場合の読了時間は8分ですが、
写真があるので、短くても読了まで10分は必要だと筆者は見積もっております。

お暇な時にお読みください。

それでは始まりますよー!

〜さかのぼること約3年〜

私のタイムラインは、なぜか2021年の年末に、

2016年に解体が完了した船、
スーパーライナーオガサワラの話題で沸いていた……!

スーパーライナーオガサワラについては、ウィキペディアの「小笠原TSL」の項目が詳しいです。

そもそも、後述するサキノハカさんが小笠原TSLのウィキペディアを執筆なさっています。


小笠原を意識した最初のきっかけは、解体済みの船?!

2021年末の私のタイムライン、つまりは私がフォローしている人たちの独り言や会話は、

サキノハカさんがスーパーライナーオガサワラについて取材した、以下の記事に似た空気でした。

といっても、相互フォロワーさん以外には
何を言っているのかわかりませんよね。すみません。

というわけで、私なりにスーパーライナーオガサワラという船についてざっくりまとめますと、

2024年現在、
東京と父島の間で運行されてきている中で
最速の客船は、三代目おがさわら丸だが、
それでも片道だけで24時間かかってしまっている。
それより早い、

計画上は16.5時間で本土と小笠原を結べる、最新技術を活用した船が2003年に作られ始めた。

その船は、2005年に完成したものの、
燃料高騰のため実際に就航することはなく、

2011年、東日本大震災の支援のため石巻へ行った航海が、その船にとって最初で最後の旅。
2016年には解体が完了。
その名は、スーパーライナーオガサワラ。

このように、最新技術を活かした高速船というスーパーライナーオガサワラの夢は、
運行すればするほど赤字になるという現実の壁に突き当たり、
悪夢になってしまったのです。

それでも、スーパーライナーオガサワラは造船会社から愛された船でした。

スーパーライナーオガサワラの建造に携わった、三井造船株式会社が、社史にスーパーライナーオガサワラの特集を設けているのです。

三井造船株式会社の社史の48ページより始まる、
「世界一の高速貨客船」夢のあとさき
というタイトルの特集でございます。

この特集は、以下のように締めくくられております。

時代の波に乗って浮上し、時代の荒波に翻弄されたTSL。今では、失敗事例の研究材料として名前が挙がることも多い。当社のビジネスとしては確かに失敗に終わったが、設計・建造技術では一級品の腕前を示すことができたという自負がある。これに関わってきた面々から見れば、「15年間以上の取組みが失敗の一言で埋もれるのは忍びない」という思いがあるのも事実だ。『三井造船百年史』で、敢えてTSLを取り上げた理由もここにある。

三井造船株式会社 100年史特集 57ページより引用

このように、スーパーライナーオガサワラは悲劇とロマンを兼ね備えており、

船体の解体が2016年に完了し、
既に失われている事に対する哀惜も重なって、
2021年にオタクの心をガッチリ掴んだのです。

ちなみにスーパーライナーオガサワラ、長いので略してオガさんと書きますが、
オガさんの記事を書いたサキノハカさんの推しは、

JAMSTEC 研究船みらい
元原子力船むつ

JAMSTECの研究船、みらいさんです。

サキノハカさんは、みらいさんの記事も書いてらっしゃいます。

このみらいさんが青森で一般公開をすることをうけて、
サキノハカさんがとったまさかの行動が、
私の旅程がエクストリーム化するきっかけとなったのでした!

……と、あおりましたが既にサキノハカさんの青森旅行記、あります。こちらです。

サキノハカさん、みらいさん一般公開への送り迎え、本当にありがとうございました……!

2022年GW、実際に父島上陸した相互さんが爆誕

かなり話が脱線してしまったので、
話を小笠原に戻します。

私が小笠原に行けるかもしれない、と思ったきっかけは、こけしださんの旅行でした。

ええーっ! 小笠原なんて1週間休みが取れなきゃ行けないんでしょ?!
GWとはいえ、よく長期休みを取れたなこけしださん?!

と驚愕するツイッタラーたちの前に現れたのは、三日で小笠原に行ける選択肢!
それこそが!

ナショナルランドさんの! 着発ツアー!!!

1週間必要だった休みは半減! 3日に!

しかし、2022年の私は「しゃらくせぇな!」と思っていました。

なぜなら。

出発地が!!!
遠いんじゃ!!!

非関東圏からどれほど竹芝、ひいては父島がが遠いのかを、
関東圏の人の感覚に例えるなら、

「九州か北海道に新幹線か飛行機で行ってから、1日かけた船旅で行く離島」

程度の遠さです。

そして、出発は朝の11時!

「始発電車でなんとかなるのでは?」
「そんなあなたに前日発の夜行フェリー」
「夜行バスがあるやろ?」

などとエクストリーム移動勢大変旅慣れた人たちはおっしゃられると思いますが、

我、地方民。
新幹線からJR乗り継ぎ以外の乗り継ぎがわからぬ。

さらに言うと、品川駅の時点で私にとっては迷宮でした。

行き方.jpがなければ、小笠原に行く船旅の出発地点、竹芝桟橋にたどり着けなかったかもしれないのです。

こんな人間が新宿バスターミナルを脱出し、
新宿駅から浜松町なり竹芝なりに、11時までに辿り着けるはずもありません。

うーん無理!
でもフネファンとして、三代目おがさわら丸の写真は欲しい……!
そう悩んでいた2023年の私に、吉報がやって来た。

「おがさわら丸 因島ドックでドック入り」

瀬戸内に出没するおがさわら丸&ははじま丸

2023年当時は、一生自分は小笠原に行かないと思っていたので、

こんなチャンス滅多にないぞ、と
因島に急行し、おがさわら丸を見に行きました。

奥の白い船が三代目おがさわら丸
手前の灰色の船は海上自衛隊補給艦「とわだ」

なんだか微妙だったけど、
これが最初で最後の、小笠原諸島に就航している船を見る機会だと思っていたら、

2024年3月、

〉〉ははじま丸の方から瀬戸内海にやってきた〈〈
のです!

瀬戸内海を豪快に走るははじま丸

呉神田ドッグでの整備を終え、軽快にレストラン船銀河と反航するははじま丸に、

「瀬戸内海と小笠原は近いんだよ!」と言われた気がしました。
やべえ幻聴だな

自己手配旅行で父島着発する相互さんまで爆誕

ははじま丸と反航した後に、
さらに小笠原諸島が身近になる出来事がありました。 

2024年のGWに、
相互さんがお二人も小笠原に行ったのです。

ナショナルランドさんのツアーを利用した梅花わらびさんと……

そして……

非関東勢のフォロワーさんまでGW着発行ってるー?!

このふぉろわーさんは、関東勢ではありません。
彼の旅程は飛行機で東京に行き前泊、その後おがさわら丸で父島着発をしていました。

なんと彼は、自力で着発切符を手配してらっしゃいました。強い

当時の私は、彼はナショナルランドさんの着発ツアーを利用していると思いこんでおりました。

フォロワーさんの開会宣言を見落として!!!!!

と、色々抜けているなりに私が考えた、
私が小笠原に行ける旅程は、

ナショナルランドさんのツアー利用と、前日東京泊です。
……でも遠いしなぁ……と思っていましたが。

小笠原海運さん商売上手すぎませんか?

『御船印 ゴー!ゴー!モデル』

小笠原諸島の島々がスタイリッシュに配置された、
2024年に小笠原海運が創立55周年を迎える事を記念した限定商品の御船印です。
欲しすぎる。
やったろうじゃないか着発ー!

そして私は、着発ツアー、前泊のホテル、そして新幹線を申し込んだのでした。

青森にも行こうじゃないか

実を言うと、青森に行く気はありませんでした。
なぜなら、今年のみらいさん一般公開にシャトルバスがないから。

筆者、一応免許を取れたものの、近所のスーパーに行くのがやっと、というペーぺードライバーです。
初見の道を走れる気がしません。

しかも、おがさわら丸乗船の疲れが読めない。
疲れているとき、ただでさえ慣れていないレンタカーを運転して、事故を起こしたくない

みらいさんにはこの夏、会えないだろうな……
と、思っていました。
しかし。

えっ?! 車に乗せてくれるんですか?! 神!

なんと、お二人の相互フォロワーさんが、

「みらいさん一般公開へ、相互フォロワーであれば送迎する」

と表明されたのです!!!
弊相互さん、神しかいらっしゃらないのです???

というわけで。
私は青森へ向かい、サキノハカさんに乗せてもらうことにしました。

フォロワーさんに直接お土産を渡す、私の好きな日本語です


サキノハカさんに乗せてもらった理由は、
サキノハカさんからだだちゃ豆を頂いており、
だだちゃ豆のお返しをお渡しする予定があったからです。

サキノハカさんより、
だだちゃ豆ほか各種お土産を頂きました

だだちゃ豆とは、
山形県鶴岡市のみで育てられている貴重かつ香り高く、茶豆に似た、茶豆よりもより濃厚な風味がとても美味しい枝豆です。


このような素敵な贈り物を頂いていたので、
私はサキノハカさんにお返しの約束をしていました。
それは、

「カラス麦の焼きたてクッキー」

と小笠原土産を贈ることでした。

このような事情があったので、
サキノハカさんに、お土産を直接お渡しすべく、
サキノハカさんの車に乗せていただきました。
本当にありがとうございました

また、サキノハカさんと一緒に行動すれば、
こけしださんとお会いできるんじゃないか、とも思っていました。

実は、おがさわら丸での過ごし方こけしださんに教えてもらうという形で、
こけしださんにはお世話になっているので、
直接お礼を言いたかったのです。

こうやって、小笠原経由でカラス麦の焼きたてクッキーが、
サキノハカさんとこけしださんの下へと運ばれたのです……!

次回はこちら↓


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