転送速度要確認!速いSDカードに替えたら撮影が捗るかも
ミラーレス一眼カメラのSDカードは容量よりも速さ
ミラーレス一眼カメラは本体だけでは使えません。レンズが必要なのは当然ですが他にも必要なモノがあります。SDカードもそのうちの1つです。
撮影した写真のファイルを記録しておくのがSDカードです。
これからミラーレス一眼デジタルカメラをはじめようと検討している方、始めたばかりの方が壁を乗り越えるためのヒントを書いています。カメラ購入の前後約6ヶ月程度の方を対象にしています。
カメラを買ったときにSDカードは箱の中に入っていません。別途追加購入する必要があります。カメラをお店で買う場合はお店の人がオススメのSDカードをセットしてくれるかもしれません。
そのSDカードがどんな種類なのか、どんな特徴なのか、自分のカメラとの相性など知っておいた方がよいかもしれません。
知っていれば後から追加購入するときにも間違うことがありません。
SDカードの違い
いろんなメーカーのSDカードがあります。同じメーカーなのに名前が違ったり価格も違ったりするSDカードがあります。
いったい何が違うのでしょうか?
自分で選んだことがなければわからないのは当然です。
違いを確認する項目は4つ
1:カメラとの相性(規格)
2:容量
3:転送速度(最高速度)
4:スピードクラス(最低速度)
SDカードを選ぶ時にはこの4つの項目を確認しておきましょう。
規格
まず自分が使うカメラが対応している規格は決まっていますのでそれに合わせることが必要です。規格の種類は、SDカード、SDHCカード、SDXCカードの3種類です。(SDUCの規格も最近発表されました)カメラの仕様書を確認してみましょう。
容量
基本は32GBで充分です。ファイル形式をJPEGに設定しているなら16GBや8GBでも問題ないかもしれません。
富士フイルムXシリーズのミラーレスの場合は、自分の色を作り出すためにファイル形式をRAWに設定するのがオススメです。
RAW形式の画像は容量が大きくなるので 32GB もしくはそれ以上の容量のSDカードが良いでしょう。
JPEG と RAW の違いや使い分けについては別の記事を書きます。
転送速度
タイトルにある通りSDカードは容量よりも速さが重要です。
速さ?
と思いますよね。SDカードの速さって何なのでしょう。
SDカードの速さとは?
写真を撮ると写真のデータがSDカードに書き込みされます。その書き込みの速さがまず1つ。そしてSDカードからスマホやパソコンなど他の器機に転送する時の速さもあります。
1:カメラ → SDカード
2:SDカード → 外部端末(スマホとかパソコンなど)
これが遅いといろんな場面で不便になります。
カメラ → SDカード
例えば、風で揺れる桜の枝など動いている被写体を連続撮影する場合。ミラーレス一眼デジタルカメラには連写機能が備わっています。
転送速度の遅いSDカードの場合、連写の途中で極端に撮影スピードが遅くなります。止まっているように感じることさえあります。
SDカード → 外部端末
撮影した写真データをスマートフォンやパソコンに取り込むことがあります。その取り込むスピードにも影響があります。いつまでたっても転送が終わらないと不便ですよね。
読み込み速度と書き込み速度
転送速度は[90MB/秒]のようにカードに表示されているはずです。表示されていない場合は購入時のパッケージに記載があるかもしれません。確認してから購入することをおすすめします。
速いものなら[300MB/秒]というのもあるようですが、10,000円を超えるようなものなので現実的ではないかもしれません。仕事などで必要な場合以外は選択肢からは外れることになるでしょう。
オススメの速さ
では、どれくらいの速さのSDカードを選べば良いのでしょうか。
転送速度は、読み込み速度と書き込み速度があります。一般的に読み込み速度は[90MB/秒]以上、書き込み速度は[70MB/秒]以上であれば問題ないでしょう。
スピードクラス
こちらも転送速度の基準なのです。先ほどの転送速度は最高速度でしたが、このスピードクラスは最低速度の基準です。遅くともこの速さで転送できるというスピードです。
何に影響するかというと動画撮影です。フルHDサイズの動画を撮るのであればSDスピードクラス10、かつUHSスピードクラス1以上のものを選びましょう。4K動画を撮影するならUHSスピードクラスは3を選びましょう。
今日も元気に楽しく♪
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。皆様から受けたサポートは、今後の創作活動に使わせて頂きます。